Systemwalker IT Change Managerの稼動監視をカスタマイズできます。以下にカスタマイズの手順を示します。
稼動監視を抑制する
稼動監視設定ファイルのChkAliveオプションを"OFFにします。
設定例:
[ChkAlive] |
稼動監視設定ファイルの詳細は、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"稼動監視設定ファイル"を参照してください。
稼動違反を検出した場合に、Systemwalker IT Change Managerの再起動を抑制する
稼動監視設定ファイルのRivivalオプションを"OFF"にします。
設定例:
[ChkAlive] |
稼動監視設定ファイルの詳細は、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"稼動監視設定ファイル"を参照してください。
監視間隔を変更する【Windows】
Systemwalker IT Change Managerのセットアップでは、稼動監視の間隔が毎時0分に設定されています。稼動監視設定ファイルを編集することで、監視間隔を変更することができます。
変更方法
稼動監視設定ファイルの以下の値を設定します。
設定可能な値
キー | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
Schedule | 分 | 0~59 |
時 | 0~23 |
空白で分と時を分けます。
*は毎時に起動します。
間隔指定を行う場合には、以下のように設定します。
例:毎時10分おきに稼動監視を行う場合
Schedule=0,10,20,30,40,50 * |
稼動監視サービスを再起動します。
スタートメニューから[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]を起動し、"Systemwalker ITPM Service Watcher"を再起動してください。
監視間隔を変更する【Solaris/Linux】
Systemwalker IT Change Managerのセットアップでは、稼動監視の間隔が毎時0分に設定されています。
cronの設定を変更することで、監視間隔を変更することができます。
変更方法
プロセス管理サーバ上で、スーパーユーザーになります。
crontab -e コマンドを実行します。
crontab -e |
crontab編集モードになります。
crontabの内容を編集します。
編集方法は、"crontab編集"を参照してください。
wと入力して、編集内容を保存します。
qと入力して、crontab編集モードを終了します。
crontab編集
cron コマンドの実行を記述する行は、以下のフォーマットで記述します。
分 時 日 月 曜日 コマンド |
分・時・日・月・曜日の条件を組み合わせて、コマンドを実行する条件を記述します。
設定可能な値
項目 | 設定値 | 設定例 |
---|---|---|
分 | 0~59 | 直接指定:10 |
リスト指定:0,10,20,30,40,50 | ||
範囲指定:20-50 | ||
時 | 0~23 | 分と同じです。 |
日 | 1~31 | 分と同じです。 |
月 | 1~12 or jan~dec | 分と同じです。 |
曜日 | 0~7 [0,7は日曜日] or sun~sat | 直接指定:sun |
範囲指定:1-5 |
初期値として以下の設定で登録されており、これを編集することで監視間隔を変更できます。
* * * * * /opt/FJSVswpm/tools/bin/swpm_chkalive |
*:最小単位(分の項ならば毎分)が指定されたとみなします。
例えば、平日の7時から22時まで10分間隔で実行する場合、以下のように設定します。
0,10,20,30,40,50 7-22 * * 1-5 /opt/FJSVswpm/tools/bin/swpm_chkalive |
リトライを設定する
スケジューラの起動時に行われる、初回一括起動のリトライ回数および待ち時間を指定します。
変更方法
稼動監視設定ファイルの以下の値を設定します。
設定可能な値
キー | 設定値 | 省略時 |
---|---|---|
RetryCount | スケジューラの起動時に行われる、初回一括起動のリトライ回数を、0~99の範囲で指定します。省略可能です。省略した場合は3が採用されます。 | 3 |
RetryInterval | 初回一括起動リトライ時の待ち時間を、秒単位の0~99の範囲で指定します。省略可能です。省略した場合は5が採用されます。 | 5 |
例:
RetryCount=3 |