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Systemwalker IT Change Manager V14g 管理者ガイド
Systemwalker

4.8.1 Systemwalker IT Change Managerの稼動監視をカスタマイズする

Systemwalker IT Change Managerの稼動監視をカスタマイズできます。以下にカスタマイズの手順を示します。

稼動監視を抑制する

稼動監視設定ファイルのChkAliveオプションを"OFFにします。

設定例:

[ChkAlive]
ChkAlive=OFF

稼動監視設定ファイルの詳細は、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"稼動監視設定ファイル"を参照してください。


稼動違反を検出した場合に、Systemwalker IT Change Managerの再起動を抑制する

稼動監視設定ファイルのRivivalオプションを"OFF"にします。

設定例:

[ChkAlive]
ChkAlive=ON
Rivival=OFF

稼動監視設定ファイルの詳細は、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"稼動監視設定ファイル"を参照してください。


監視間隔を変更する【Windows】

Systemwalker IT Change Managerのセットアップでは、稼動監視の間隔が毎時0分に設定されています。稼動監視設定ファイルを編集することで、監視間隔を変更することができます。

変更方法

  1. 稼動監視設定ファイルの以下の値を設定します。

    設定可能な値

    キー

    項目

    設定値

    Schedule

    0~59

    0~23

    空白で分と時を分けます。
    *は毎時に起動します。
    間隔指定を行う場合には、以下のように設定します。

    例:毎時10分おきに稼動監視を行う場合

    Schedule=0,10,20,30,40,50 *

  2. 稼動監視サービスを再起動します。

    スタートメニューから[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]を起動し、"Systemwalker ITPM Service Watcher"を再起動してください。


監視間隔を変更する【Solaris/Linux】

Systemwalker IT Change Managerのセットアップでは、稼動監視の間隔が毎時0分に設定されています。
cronの設定を変更することで、監視間隔を変更することができます。

変更方法

  1. プロセス管理サーバ上で、スーパーユーザーになります。

  2. crontab -e コマンドを実行します。

    crontab -e

    crontab編集モードになります。

  3. crontabの内容を編集します。
    編集方法は、"crontab編集"を参照してください。

  4. wと入力して、編集内容を保存します。

  5. qと入力して、crontab編集モードを終了します。

crontab編集

cron コマンドの実行を記述する行は、以下のフォーマットで記述します。

分 時 日 月 曜日 コマンド

分・時・日・月・曜日の条件を組み合わせて、コマンドを実行する条件を記述します。

設定可能な値

項目

設定値

設定

0~59

直接指定:10
毎時10分に処理を実行します。

リスト指定:0,10,20,30,40,50
10分ごとに処理を実行します。

範囲指定:20-50
毎時20分から50分の間で、1分ごとに処理を実行します。

0~23

分と同じです。

1~31

分と同じです。

1~12 or jan~dec

分と同じです。

曜日

0~7 [0,7は日曜日] or sun~sat

直接指定:sun
毎週日曜日に処理を実行します。

範囲指定:1-5
月曜日から金曜日の間のみ処理を実行します。

初期値として以下の設定で登録されており、これを編集することで監視間隔を変更できます。

* * * * * /opt/FJSVswpm/tools/bin/swpm_chkalive

*:最小単位(分の項ならば毎分)が指定されたとみなします。

例えば、平日の7時から22時まで10分間隔で実行する場合、以下のように設定します。

0,10,20,30,40,50 7-22 * * 1-5 /opt/FJSVswpm/tools/bin/swpm_chkalive


リトライを設定する

スケジューラの起動時に行われる、初回一括起動のリトライ回数および待ち時間を指定します。

変更方法

稼動監視設定ファイルの以下の値を設定します。

設定可能な値

キー

設定値

省略時

RetryCount

スケジューラの起動時に行われる、初回一括起動のリトライ回数を、0~99の範囲で指定します。省略可能です。省略した場合は3が採用されます。

3

RetryInterval

初回一括起動リトライ時の待ち時間を、秒単位の0~99の範囲で指定します。省略可能です。省略した場合は5が採用されます。

5

例:

RetryCount=3
RetryInterval=5