リリース担当は、開発されたアプリケーションの展開計画や、展開作業を行います。リリース担当へ依頼された作業は、Webコンソールのアクションリストに表示されます。
アクションリストの「現在位置」の表示に応じて、作業を実施します。
「現在位置」の表示 | 作業内容 |
---|---|
展開計画 | 展開作業計画を立案します。 |
展開結果確認 | 展開作業結果を確認します。 |
リリース担当は、変更要求(RFC)に基づいて、アプリケーションの展開計画を立案します。
操作
未処理案件一覧から、展開計画を立案する伝票(現在位置が[展開計画])の伝票名をクリックし、内容を確認します。
内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックし、展開計画を立案します。
[展開]⇒[展開先]⇒[設定]ボタンをクリックし、展開先を設定します。
展開先一覧を追加する場合は、[追加]ボタンをクリックして画面に従って展開先を設定します。削除する場合は、削除するアプリケーション名をチェックボックスで選択し、[削除]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 | |
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展開先の指定 | アプリケーション名 | アプリケーション名を表示します。 |
展開先サーバ | 展開先サーバ名を表示します。 | |
展開先動作環境 | 展開先の動作環境を表示します。 | |
展開先ディレクトリ | 展開先のディレクトリを表示します。 |
注意
アプリケーション種別により、表示される展開先一覧は異なります。
[J2EEアプリケーションの場合]
Interstage がインストールされているサーバ一覧を表示します。
[.NETアプリケーションの場合]
.NET Frameworkがインストールされているサーバ一覧を表示します。
[レガシーアプリケーション]の場合
CMDBに登録されているサーバ一覧(CI:LogicalServerの一覧)を表示します。
(展開先を追加する場合)
アプリケーションの選択画面から、展開先を追加するアプリケーションを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 | |
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アプリケーションの選択 | アプリケーション名 | アプリケーション名が表示されます。 |
種別 | 以下のアプリケーション種別が表示されます。
| |
修正識別子 | アプリケーションの修正識別子を表示します。 | |
コメント | アプリケーションのコメントを表示します。 |
アプリケーションを展開するサーバを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 | ||
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サーバの選択 | サーバ表示条件設定 | 種類 | 以下の種別から選択します。
|
OS種別 | 以下のOS種別から選択します。
| ||
サーバ名 | サーバ名が表示されます。 | ||
OS種別 | OS種別が表示されます。 | ||
アプリケーション導入状況 | アプリケーションの導入状況が表示されます。 |
展開先の動作環境を設定する方法を設定し、[次へ]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
動作環境の選択 | 設定方法 | 以下の設定方法から選択します。
|
詳細 | OS単位に以下の設定方法から選択します。
|
アプリケーションの動作環境を一括設定します。(一括設定時)
前手順3で動作環境の設定方法に一括設定を選択した場合、以下の画面でアプリケーションの動作環境を設定します。設定する動作環境を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
アプリケーション種別に応じた情報を入力します。以下はレガシーアプリケーションの場合。
項目 | 説明 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|
動作環境の選択 | 動作環境(ワークユニット名) | アプリケーションのワークユニット名を選択します。 | アプリケーション種別がJ2EE(Interstage)の場合 | |
動作環境(.NET Framework) | .NET Frameworkバージョン | アプリケーションの.NET Frameworkを選択します。 | アプリケーション種別が.NETの場合 | |
展開先ディレクトリ | アプリケーションの展開先を入力します。 | アプリケーション種別が.NETの場合 | ||
動作環境(展開先ディレクトリ) | アプリケーションの展開先を入力します。 | アプリケーション種別がレガシーの場合 |
注意
改版の場合は、展開先は自動的に設定されるため、上記設定画面は表示されません。
アプリケーションの動作環境を一括設定します。(個別設定時)
前手順3で動作環境の設定方法に個別設定を選択した場合、以下の画面でアプリケーションの動作環境を設定します。設定する動作環境を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
個別設定を選択した場合は、OS単位やサーバ単位に展開先を指定することができます。設定項目は一括設定時と同様です。
展開先を確認します。
表示された情報を確認し、問題がなければ[追加]ボタンをクリックします。変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックし、修正します。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
展開先一覧の確認 | アプリケーション名 | アプリケーション名が表示されます。 |
展開先サーバ | 展開先サーバ名が表示されます。 | |
展開先の動作環境 | 展開先の動作環境が表示されます。 | |
展開先ディレクトリ | 展開先ディレクトリが表示されます。 |
以下の項目を入力します。
配付方法
展開日
展開時刻
展開方法
ディスカバリ方法
留意点
参照
各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。
入力情報に問題が無ければ、[承認依頼]ボタンをクリックします。
リリース担当は、変更要求(RFC)に基づいてアプリケーションを展開します。展開作業には以下の2種類があります。それぞれの展開作業の展開結果確認方法について説明します。
オンラインによる展開
オフラインによる展開
展開計画で配付指示にオンラインを選択した場合、計画時に設定した配付予定日時および展開予定日時に従って、自動的に業務サーバへアプリケーションが展開されます。
操作
未処理案件一覧から、展開作業を行う伝票(現在位置が[展開結果確認])の伝票名をクリックし、内容を確認します。
オンラインによる展開作業完了後、[展開]⇒[展開結果確認]⇒[結果を確認]ボタンをクリックし、展開結果を確認します。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
展開先の結果確認 | ステータスアイコン | 以下のステータスアイコンが表示されます。
|
アプリケーション | アプリケーション名が表示されます。 | |
サーバ | 展開先サーバ名が表示されます。 | |
動作環境 | アプリケーション種別に合わせた以下の動作環境が表示されます。
| |
展開先ディレクトリ | 展開先ディレクトリが表示されます。 | |
状態 | 展開先単位のアプリケーションの状態の種別を表示します。以下の状態が表示されます。
|
状態のリンクをクリックすることで、展開結果の詳細を確認することができます。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
結果詳細 | 状態 | 展開先単位のアプリケーションの状態の種別を表示します。以下の状態が表示されます。
|
エラー詳細 | 意常時のエラー内容が表示されます。 | |
FingerPrint値の比較結果 | 配備ファイルと配備後のFingerPrint値の比較結果が表示されます。 |
注意
展開結果が配付異常となった場合は、以下の原因が考えられます。
ネットワークの状態の問題
展開対象であるエージェント環境の起動状態およびネットワーク接続状態を確認してください。
ファイアウォールの設定
ファイアウォールが有効になっている場合は通信ポートを開けてください。
ファイル転送基盤サービスが停止している
展開対象であるエージェント環境のファイル転送基盤サービスを起動してください。
配備後スクリプトまたは配備後スクリプトの実行でエラーが発生
各スクリプト処理を見直し、修正してください。
J2EEアプリケーション展開時に、対象ワークユニットが起動している。
対象ワークユニットを停止してから展開してください。
エージェント環境にITCMエージェントをインストールした後にInterstage Application Serverを導入した場合
エージェント環境の以下のサービスを再起動してください。
Systemwalker File Transfer Library Control
Systemwalker ITCM Receive Control
展開作業完了後、[展開]⇒[展開作業]⇒[確認作業]⇒[結果を確認]の[表示]リンクをクリックし展開結果の比較結果を表示します。
本画面では、配備対象のアプリケーションの構成ファイルと実際の配備結果を収集したアプリケーションの構成ファイルを比較し、配備が正しく行われたことを確認できます。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
比較結果 | ステータスアイコン | 以下のステータスアイコンが表示されます。
(空白):配備時に追加されたファイル(注1) |
ファイル名 | 配備ファイルのファイル名が表示されます。 | |
ハッシュ値 | 配備ファイルのFingerPrint値が表示されます。 | |
更新日時 | 配備ファイルの更新日時が表示されます。 | |
ファイルパス | 配備ファイルの展開先ファイルパスが表示されます。 | |
サイズ | 配備ファイルのサイズが表示されます。 | |
属性 | 配備ファイルの属性が表示されます。 配備されたサーバがUNIX系OS(Solaris,Linux)の場合に表示されます。 |
注1)配備の種類によっては、配備処理時にファイルが作成される場合があります。
追加されたファイルについては、内容の確認を手動で行う必要があります。
展開作業完了後、展開結果を報告します。以下の項目を入力します。
確認コメント
参照
各項目の詳細については、"電子フォーム"を参照してください。
入力情報に問題が無ければ、[作業完了]ボタンをクリックします。
展開計画で配付指示にオフラインを選択した場合、計画時に設定した配付予定日時および展開予定日時に従って、手動でアプリケーションを展開する必要があります。
操作
未処理案件一覧から、展開作業を行う伝票(現在位置が[展開結果確認])の伝票名をクリックし、内容を確認します。
内容を確認したら、未処理案件一覧から該当の伝票の[処理する]ボタンをクリックし、[展開対象のダウンロード]ボタンをクリックします。
[展開対象のダウンロード]ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
展開先一覧 | アプリケーション | アプリケーション名が表示されます。 |
サーバ | 展開先サーバ名が表示されます。 | |
動作環境 | アプリケーション種別に合わせた以下の動作環境が表示されます。
| |
展開先ディレクトリ | 展開先ディレクトリが表示されます。 | |
配付予定日時 | 配付予定日時が表示されます。 | |
展開予定日時 | 展開予定日時が表示されます。 | |
一括ダウンロード | アプリケーションをダウンロードします。 |
[一括ダウンロード]ボタンをクリックしてアプリケーションをダウンロードします。
展開作業を行います。
展開作業は、エージェントがインストールされた業務サーバ上で行います。以下の順番で各コマンドを実行します。それぞれのコマンドの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"を参照してください。
mdradminコマンド(エージェント管理コマンド)を実行し、自動収集処理を抑止します。
-cオプションにinactivateを指定してください。
swpm_deployコマンド(配備コマンド)を実行し、アプリケーションを配備します。
swpm_dodiscoveryコマンド(配備完了コマンド)を実行し、配備作業を完了させます。
mdradminコマンド(エージェント管理コマンド)を実行し、自動収集処理を抑止解除します。
-cオプションにactivateを指定してください。
展開作業完了後、展開結果を確認します。
展開作業の確認方法以降の作業については、オンラインによる展開と同様です。“オンラインによる展開”を参照してください。