名前
acsnap query - SnapOPC+のコピー状況表示
形式
acsnap query -g COPY-GROUP [-p PAIR] [-r] [-xml] [Snap Data Volumeの更新量を測定する場合] acsnap query -estimate -v VOLUME-NAME [-xml]
機能説明
本コマンドは、指定されたコピーグループまたはコピーペアの、SnapOPC+のコピー状況を表示します。
また、コピー元ボリュームに対して発生している更新ブロック数を参照することもできます。
オプション
コピーグループ名を指定します。
コピーペアを指定します。
逆向きのコピーの状況を表示します。
Snap Data Volumeの更新量の測定を参照する時に指定します。
Snap Data Volumeの更新量の測定を参照する場合に、コピー元の論理ボリュームを指定します。
論理ボリュームは、以下の形式で指定します。
(1) ETERNUS ディスクアレイ名
(2) 論理ボリューム番号
また、エクステント開始位置とエクステントサイズも指定することができます。
(1) ETERNUS ディスクアレイ名
(2) 論理ボリューム番号
(3) エクステント開始位置(ブロック単位)
(4) エクステントサイズ(ブロック数)
"0x"で始まる文字列は16進数を表しています。
実行結果をXML形式で表示します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
C:\>acsnap query -g Group01 Copy Group Name : Group01 Copy Group Type : SnapOPCP Disk Array Name : DX80 (00ETERNUSDXL##ET08E21A####LN4310901078##) Source <=> Target SID Snap Status Gen Date Copied Block --------- --- --------- ---- ------------------------- ------------- ------------ DX80/0x1 ==> DX80/0x5 0x23 "Copy On Write(Active)" 3 10minute 1048576 DX80/0x1 ==> DX80/0x4 0x22 "Copy On Write(Inactive)" 2 3hour 1048576 DX80/0x1 ==> DX80/0x3 0x21 "Copy On Write(Inactive)" 1 1day 1048576
表示内容は、以下のとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Source | コピー元の論理ボリュームを表示します。 |
<=> | コピーの方向を表します。 次の情報が表示されます。
|
Target | コピー先の論理ボリュームを表示します。 |
SID | コピー元のセションIDを表示します。 |
Snap Status | SnapOPC+の実行状態を以下のように表示します。
|
OPC Status | OPCの実行状態を以下のように表示します。
|
Copy Phase | 現在のフェーズを表示します。
|
Date | SnapOPC+のコピーを行った経過時間を表示します。
* 1分未満の場合は、"0minute"と表示されます。. |
Gen | スナップ世代番号を表示します。 スナップ世代番号は、1が最も古く、数が増えるごとに最新の世代になります。 |
Copied Block | コピー済みブロック数を表示します。 コピー済みブロック数が不明な場合、“???”を表示します。 |
[Snap Data Volumeの更新量測定を参照する]
C:\>acsnap query -estimate -v DX80/0x1 Update ------ 10M
表示内容は、以下のとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Update | Snap Data Volumeの更新量です。表示単位はMBです。 |
注意事項
コピー方向やSIDなどが、"???"と表示されることがあります。コピー元とコピー先の論理ボリュームサイズが一致していない、またはアクセスパスが誤っている可能性があります。
コピー元とコピー先の論理ボリュームサイズを確認し、サイズが異なる場合は、同じ論理ボリュームサイズのペアを登録してください。
また、「acarray detail (ETERNUS ディスクアレイの詳細情報表示コマンド)」でアクセスパスを確認し、アクセスパスが誤っている場合は、「6.4.1.1 アクセスパスの設定」を参照して正しいアクセスパスを設定してください。
コピーグループのタイプがOPC、QuickOPC、ECまたはRECの場合、コマンドは失敗します。
本コマンドは、リモート ETERNUS ディスクアレイとして登録した ETERNUS ディスクアレイには使用できません。
コピー元の論理ボリューム番号やスナップ世代番号は表示時にソートされます (セションを持たないコピーペアはソート列の最下位に表示されます)。