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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド

1.3.7 rcxadm folder

名前

【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm folder - リソースフォルダーの操作

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm folder - リソースフォルダーの操作


形式

rcxadm folder create -file file.xml  [-nowait]
rcxadm folder create -name name [-type type] [-label label] [-comment comment] [-nowait]
rcxadm folder list [-name name] [-type type] [-detail]
rcxadm folder show -name name [-type type]
rcxadm folder modify -name name [-type type] {[-new_name name] [-label label] [-comment comment]} [-nowait]
rcxadm folder move -name name [-type type] [-to folder] [-nowait]
rcxadm folder delete -name name [-type type] [-nowait]
rcxadm folder start -name name [-nowait]
rcxadm folder stop -name name
rcxadm folder restart -name name [-nowait]

機能説明

rcxadm folderは、リソースフォルダー管理を行うためのコマンドです。本製品で管理するリソースが多くなり、業務単位にリソースをまとめて管理したい場合などに、リソースフォルダー管理を用いてリソースのグループ化を行います。リソースフォルダーは階層化できるため、リソースを詳細に分類できます。

リソースフォルダー管理機能により、リソースがグループ化できます。グループ化されたリソースは、まとめての操作が可能となり、操作性が向上します。
また、ユーザー・ロール管理と併用することで、リソースフォルダー単位でのセキュリティを確保できます。

リソースフォルダーは登録対象とするリソースにより、以下の2つに分類されます。

サブコマンド

create

新規にリソースフォルダーを作成します。-fileオプションを用いることで指定したリソースフォルダーと、リソースフォルダー配下のリソースをまとめて作成します。XMLファイルで指定したリソースフォルダーが既存の場合、指定されたリソースだけをまとめて作成します。

list

リソースフォルダーまたはリソースフォルダーに含まれるリソース、およびサブフォルダーの一覧を表示します。
オプションに-nameを指定した場合は、指定されたリソースフォルダーに含まれるリソース、およびサブフォルダーの一覧を表示します。オプションに-nameを指定しない場合は、トップ階層のリソースフォルダーの一覧を表示します。

以下の情報が表示されます。

表1.40 リソースフォルダーの情報

項目名

内容

TYPE

リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースの種別

NAME

リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースの名前

FOLDER_TYPE (*1)

フォルダーのタイプ
テナントの場合だけ、TENANTと表示されます。

LABEL

リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースのラベル

*1: オプションに-detailを指定した場合に表示されます。

show

リソースフォルダーの詳細情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

表1.41 リソースフォルダーの詳細情報

項目名

内容

NAME

リソースフォルダー名

LABEL

リソースフォルダーのラベル

COMMENT

リソースフォルダーのコメント

modify

指定したリソースフォルダーのリソースフォルダー名、ラベル、コメントおよび優先順位を変更します。

move

リソースフォルダーを指定したリソースフォルダーへ移動します。移動先のリソースフォルダーが指定されなかった場合は、ホームフォルダーへ移動します。

delete

リソースフォルダーを削除します。

start

リソースフォルダー内のL-Serverを起動します。

stop

リソースフォルダー内のL-Serverを停止します。

restart

リソースフォルダー内のL-Serverを再起動します。


オプション

-file file.xml

file.xmlには、作成するリソースフォルダー、およびリソースフォルダー配下のリソースを指定したXMLファイルを指定します。XMLファイルの定義については、「2.5 リソースフォルダー」を参照してください。

-detail

参照したいリソースフォルダーの詳細情報を表示します。

-nowait

サブコマンドで指定したリソースフォルダーの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

また、リソースが割り当てられていないL-Serverに対して、リソースの割当てを待たずに、次の操作を実行します。

-name name

nameには、リソースフォルダー名を指定します。階層化されたリソースフォルダーの場合は、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。

TopFolder直下のSecondFolderを指定する場合

/TopFolder/SecondFolder

-type type

typeには、指定したリソースフォルダーのリソースフォルダー種別を指定します。リソースフォルダー種別には、"server"または"lserver"を指定します。省略時は、"lserver"が指定されます。

-label label

labelには、リソースフォルダーのラベルを指定します。

-comment comment

commentには、リソースフォルダーのコメントを指定します。

-new_name name

nameには、操作対象リソースフォルダーの新しいリソースフォルダー名を指定します。

-to folder

folderには、移動先リソースフォルダーを指定します。階層化されたリソースフォルダーの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。省略した場合はホームフォルダーへ移動します。

なお、複数のアクセス範囲を指定したユーザーで実行する場合、省略できません。リソースフォルダーを指定してください。


使用例