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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド

G.1.6 [OS]タブ設定

L-Server作成時にOSに設定パラメーターを入力します。[基本情報]タブでイメージを指定した場合だけ有効です。

初回起動時に設定処理が動作します。イメージ名を指定しない場合は、すべて入力する必要はありません。

表G.4 設定項目一覧

指定項目

Windows

Linux

項目の説明

入力の必要性

省略時の値

入力の必要性

省略時の値

ホスト名・コンピュータ名

L-Server名

L-Server名

ホスト名またはコンピュータ名を入力します。
Windowsは1~15文字、Linuxは1~63文字で、先頭半角英数字と半角英数字、ハイフン("-")を入力します。数字だけの指定はできません。
なお、L-Server名にアンダースコア("_")およびピリオド(".")を使用している場合、ホスト名またはコンピュータ名に使用できない文字のため、ハイフン("-")に置き換えられます。
基本情報が未指定の場合も、上記と同様に、L-Server名を変換して設定されます。

ドメイン名

WORKGROUP (*1)

localdomain (*1)

Windowsの場合、ワークグループ名を入力します。ドメインに参加する設定は行えません。
Linuxの場合、ドメイン名を入力します。
先頭文字は半角英字で、1~255文字の半角英数字、ハイフン("-")、ピリオド(".")で入力します。

DNS検索パス

×

-

-

DNSの検索に利用する1~32767文字のドメイン名のリストを入力します。ドメイン名と同じ文字を指定できます。
複数指定する場合、区切り文字に空白を指定します。

フルネーム

WORKNAME (*1)

×

-

1~50文字のWindowsのフルネームを入力します。
初期値は、OSプロパティ定義ファイルに定義された値が入力されます。

組織名

WORKORGANIZATION (*1)

×

-

Windowsのシステムのプロパティに表示される組織名を1~50文字で入力します。

製品キー

省略時は、以下の動作になります。 (*1)

  • Windows Server 2003では、初回の起動時に製品キーの入力画面が表示されます。

  • Windows Server 2008では、製品キーが未登録の状態になります。

×

-

製品キーを入力します。

ライセンスモード

サーバ単位 (*1)

×

-

シート単位(接続クライアント数)/サーバ単位(同時使用サーバ数)を指定します。

最大接続数

5 (*1)

×

-

サーバ単位(同時使用サーバ数:server)の時に指定します。
5~9999まで指定できます。

管理者パスワード

- (*1)

×

-

L-Server作成時に指定したイメージの、ローカル管理者アカウントのパスワードを設定します。
1~128文字の半角英数記号で入力します。 (*2)

ハードウェア時計設定

×

-

ローカル

"UTC"または"ローカル(LOCAL)"を指定します。

タイムゾーン

マネージャーのOSと同じタイムゾーン

マネージャーのOSと同じタイムゾーン

OSのタイムゾーンを指定します。

○: 入力必須
△: 省略可能
×: 指定不要

*1: OSプロパティ定義ファイルに値が指定されている場合、OSプロパティ定義ファイルの値が設定されます。
*2: L-Server作成時に指定したイメージの、ローカル管理者アカウントのパスワードと異なるパスワードを指定した場合、VM管理製品の仕様に従います。
管理者パスワードの設定については、「vSphere 基本システム管理」の仮想マシンのカスタマイズに関する記述を参照してください。

vSphere 基本システム管理

URL: http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vs_pubs.html (2011年7月時点)

参考

OSプロパティ定義ファイル

事前にOSプロパティ定義ファイルに初期値を指定することで、L-Server作成時の[OS]タブの情報などの初期値が生成されます。OSプロパティ定義ファイルの文字コードはUTF-8にしてください。

定義ファイルの格納先

【Windows】
インストールフォルダ\Manager\etc\customize_data

【Linux】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイル名

定義ファイル名は、ユーザーグループごととシステム共通で利用可能な定義を分けて使用できます。ユーザーグループごとの定義ファイルとシステム共通の定義ファイルのキーが重複した場合は、ユーザーグループごとの定義ファイルに記載されている値が優先されます。

  • ユーザーグループごと

    os_setting_ユーザグループ名.rcxprop

  • システム共通

    os_setting.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。

キー =

定義ファイルの指定項目

定義ファイルで以下の項目を指定します。

表G.5 指定項目一覧

指定項目

キー

備考

ドメイン名

workgroup_name

(*1)

Windows用

domain_name

(*1)

Linux用

DNS検索パス

dns_search_path

(*1)

-

フルネーム

full_name

(*1)

-

組織名

org_name

(*1)

-

製品キー

product_key

(*1)

-

ライセンスモード

license_mode

"seat"(接続クライアント数)または"server"(サーバ単位:同時使用サーバ数)を指定します。

-

最大接続数

license_users

(*1)

-

管理者パスワード

admin_password

(*1)

-

ハードウェア時計設定

hwclock

"UTC"または"LOCAL"を指定します。

-

DNSサーバ
(Windowsの場合)

nicN_dns_addressn

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成されたIPアドレスを指定します。

Nには、NIC番号を指定します。
nには、プライマリー"1"またはセカンダリ"2"を指定します。

DNSサーバ
(Linuxの場合)

dns_addressX

半角数字(0~255)とピリオド(".")で構成されたIPアドレスを指定します。

Xには、プライマリー"1"、セカンダリ"2"またはターシャリ"3"を指定します。

*1: 値については、「表G.4 設定項目一覧」を参照してください。

定義ファイル例

定義ファイルの例を以下に示します。

# Windows
workgroup_name = WORKGROUP
full_name = WORKNAME
org_name = WORKORGANIZATION
product_key = AAAA-BBBB-CCCC-DDDD
license_mode = server
license_users = 5
admin_password = xxxxxxxx
nic1_dns_address1 = 192.168.0.60
nic1_dns_address2 = 192.168.0.61
nic2_dns_address1 =
nic2_dns_address2 =

# Linux
domain_name = localdomain
dns_search_path = test.domain.com
hwclock = LOCAL
dns_address1 = 192.168.0.60
dns_address2 = 192.168.0.61
dns_address3 =