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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド

G.1.2 セットアップのための事前準備

VMwareの仮想マシンを本製品のL-Serverとして作成および管理するには、セットアップのための事前準備が必要です。

VMware環境の事前準備については、VMwareのマニュアルを参照してください。


セットアップのための事前準備(サーバ)

3.1 サーバ環境の事前準備」の作業に加えて、以下の作業が必要です。

詳細はVMwareのマニュアルを参照してください。

参考

クラスタを越えた移動(マイグレーション)を行う場合、VMwareではリソースプールを越えた移動(マイグレーション)になります。本製品では、VMwareのリソースプールは管理していないため、移動(マイグレーション)は同一のクラスタ(同一のリソースプール)内となります。なお、VMwareのリソースプールについては、ヴイエムウェア社の「vSphere リソース管理ガイド」を参照してください。

以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。

URL: http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vs_pubs.html (2011年7月時点)


セットアップのための事前準備(ストレージ)

以下の確認をしてください。

セットアップのための事前準備(ネットワーク)

以下の確認をしてください。

IBPを利用する場合

仮想L-Serverの場合、VIOMに関係なく業務LANと管理LANで使用するIBPのアップリンクセットを1つずつ作成したあと、VMホストに接続してください。

アップリンクセットの名前とネットワークリソースの名前を同じにする必要はありません。

ポイント

  • VMwareの仮想スイッチについては、本製品が自動設定するため、設定は必要ありません。

  • L-Serverのサーバ間の移動(マイグレーション)を利用する場合、各VMホストで、VMotion用にVMkernelポートグループを構成してください。

  • VMkernelポートグループの構成については、ヴイエムウェア社の「vSphere 基本システム管理」の記述を参照してください。

    以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。

    vSphere 基本システム管理

    URL: http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vs_pubs.html (2011年7月時点)


散仮想スイッチ(VMware vDS)を利用する場合

本製品では、事前に手動で設定した分散仮想スイッチ(VMware vDS)のポートグループに、VM ゲストのNICとポートグループを接続できます。

VMware vDSを利用する場合、事前に以下の設定が必要です。

  1. 分散仮想スイッチのポートグループの作成

    VMwareのマニュアルを参照して、手動で作成してください。

  2. 分散仮想スイッチのポートグループとVLAN IDの対応を定義

    以下の分散仮想ネットワーク定義ファイルを作成して、ポートグループとVLAN IDを関連付けます。

    分散仮想ネットワーク定義ファイルの格納先

    【Windows】
    インストールフォルダー\Manager\etc\customize_data

    【Linux】
    /etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

    分散仮想ネットワーク定義ファイル名

    vnetwork_vmware.rcxprop

    分散仮想ネットワーク定義ファイルの書式

    分散仮想ネットワーク定義ファイルは、1行ごとに以下の書式で記述してください。

    "分散仮想スイッチのポートグループ名"=VLAN ID[,VLAN ID...]

    VLAN IDには、1~4094の整数が指定できます。連続した数値を指定する場合、"1-4094"のようにハイフン("-")を使用してください。

    "Network A"=10
    "Network B"=21,22,23
    "Network C"=100-200,300-400,500

    • イコール("=")やカンマ(",")の前後の空白は、無視されます。

    • 分散仮想スイッチのポートグループ名は、大文字小文字の違いを含めて正しく記述してください。

    • 文字コードは、UTF-8にしてください。

    • 同じ分散仮想スイッチのポートグループ名の行が複数あった場合、すべての行の指定が有効になります。

    • 異なる分散仮想スイッチのポートグループ名の行に同じVLAN IDが含まれていた場合、先に記述された行のVLAN IDだけが有効になります。

  3. 分散仮想スイッチ使用設定ファイルの配置

    分散仮想スイッチ使用設定ファイルを配置します。以下のフォルダーを作成し、空のファイルを配置してください。

    分散仮想スイッチ使用設定ファイルの格納場所

    【Windows】
    インストールフォルダー\Manager\etc\vm

    【Linux】
    /etc/opt/FJSVrcvmr/vm

    分散仮想スイッチ使用設定ファイル名

    vds_vc