L-Serverを作成する際に割り当てる資源をまとめて管理するための機能です。
リソースプールは、オーケストレーションツリー上に存在するリソースフォルダーの一種であり、通常のフォルダー機能と比べると以下の特長があります。
L-Serverの作成や増設の際にリソースの選択対象になります。
リソースプール作成時にリソースプール種別を指定することで、同じ種類のリソースだけ格納されます。
リソースプール内のリソースプールの総容量と空き容量を計算して表示されます。また、指定したL-ServerテンプレートのL-Server数に換算した表示もされます。
初期状態では、リソースプール種別ごとに1つのリソースプールが自動作成されます。
初期状態で自動作成されるリソースプールのうち、VMプールには、異なるサーバ仮想化ソフトウェア製品のVMホストを格納できます。サーバ仮想化ソフトウェア製品が混在したVMプールで、以下を指定すると、本製品が適切なVMプール内のVMホストを選択してL-Serverを作成します。
L-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成する場合、VM種別を指定します。
個々の仕様を指定してL-Serverを作成する場合、[サーバ]タブでVM種別を指定します。
リソースプールはユーザー・ロール管理と併用することで、利用可能なユーザーを制限できます。
複数のリソースプールに対して優先順位を設定することで、L-Server作成時に必要なリソースを自動選択する際の順番を設定できます。
リソースプール種別と格納するリソースについては、「1.2.1 リソースプール」の「表1.2 リソースプール種別」を参照してください。
複数のクラスタグループが同一のVMプールに登録されている環境で、L-Serverの移動(マイグレーション)を行った場合、同一のクラスタに所属しているVMホスト間だけ移動できます。