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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド

6.7.2 バックアップ・リストア

ここでは、L-Serverのバックアップ・リストアについて説明します。

物理L-Serverの場合に利用できます。

L-Serverのバックアップ・リストアは、L-Serverのシステムイメージをバックアップし、リストアする機能です。

同じL-Serverに対してバックアップを複数回採取すると、バックアップは、そのファイル名に対して自動的に1から始まる世代番号を付加して管理されます。一定の世代数(標準は3世代分)を超えて採取した場合、古い世代のものが自動的に削除されます。

注意

バックアップ・リストアを行う場合、以下の条件を満たす必要があります。

  • バックアップの場合

    • L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)

    • L-Serverが起動状態

    • L-Serverがエージェント登録された状態

  • リストアの場合

    • L-Serverの状態がリソース割当て済み(allocated)

以下の手順で、システムイメージのバックアップ・リストアを行います。


バックアップ

  1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[バックアップリストア]-[バックアップ]を選択します。
    [システムイメージのバックアップ]ダイアログが表示されます。

  2. [システムイメージのバックアップ]ダイアログで必要に応じて設定します。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    システムイメージがバックアップされます。

コマンドでは、rcxadm image backupを実行します。

詳細は、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。


リストア

  1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[バックアップリストア]-[リストア]を選択します。
    [システムイメージのリストア]ダイアログが表示されます。

  2. [システムイメージのリストア]ダイアログで必要に応じて設定します。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    システムイメージがリストアされます。

コマンドでは、rcxadm image restoreコマンドを実行します。

詳細は、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。


削除

ここでは、不要になった世代の、システムイメージのバックアップの削除について説明します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[バックアップリストア]-[削除]を選択します。

    [システムイメージの削除]ダイアログが表示されます。

  2. 削除するバックアップの世代を選択し、<OK>ボタンをクリックします。

    バックアップされたシステムイメージの削除が行われます。

コマンドでは、rcxadm image deleteを実行します。

詳細は、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「4.1 rcxadm image」を参照してください。