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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(ダッシュボード編)
Systemwalker

3.2.4 Interstage Business Process Manager Analyticsの導入

Interstage Business Process Manager Analyticsのインストールおよびセットアップ手順について説明します。


3.2.4.1 Interstage Business Process Manager Analyticsのインストール

Interstage Business Process Manager Analyticsのインストール手順について、以下に説明します。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

  • Interstage Business Process Manager Analytics V11.1 導入ガイド「4.1 インストール」


【Windows

注意

[インストールの選択]画面では[サーバ]を選択してください。

  1. インストーラを起動します。

    以下のCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブにセットします。

    - Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.5.0 サーバ Disc No.3/4

    ポイント

    インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。

    1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

    2. [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。

      CD-ROMドライブ:\swSetup.exe

    表示された画面で[セットアップ]→[Interstage Business Process Manager Analytics]を選択します。

  2. [インストール]をクリックします。

  3. 「サーバ」を選択し、[次へ]をクリックします。

  4. インストールを確認します。
    [インストールの確認]画面で入力内容の確認を行います。インストール先など変更を行う場合は[変更する]を選択して[次へ]をクリックし、設定の変更を行ってください。内容に問題がなければ[変更しない]を選択し、[次へ]をクリックしてください。インストールが開始されます。

  5. [完了]をクリックします。


【Solaris版】

  1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

    “Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.5.0 サーバ Disc No.6/7”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

    # mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)
    # /usr/sbin/mount  -F hsfs  -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0(*2)

    (*1)/cdrom/cdrom0が無い場合のみ必要です。

    (*2)nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。


  2. インストールに必要なInterstageのサービスを起動します。以下のコマンドを実行してください。

    Interstage JMXサービスを起動します。

    # /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart

    GUIサービスを起動します。

    # /opt/FJSVisgui/bin/ismngconsolestart

    Interstageサービスを起動します。

    # /opt/FSUNtd/bin/isstart

  3. インストーラを起動します。

    インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/cdrom/cdrom0の場合)

    # cd /cdrom/cdrom0/bpma
    # ./install.sh

  4. 標準設定のままインストールを行います。何も入力せず[Enter]キーを押します。

    This package's installation information is as follows:
            Installation Type:             server (fixed value) 
            Install directory:             /opt (fixed value) 
            Workspace directory:           /var/opt (fixed value) 
            Application Server Type:       Interstage (fixed value) 
            Java Home directory:           /opt/FJSVawjbk/jdk5 (fixed value) 
            Server FQDN or IP address:     cmdb-rx5-217
            Port Number:                   80
    Would you like to change the install information? n [y,n,?,q]
    

【Linux版】

  1. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

    “Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.5.0 サーバ Disc No.7/8”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

    # mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)

    (*1)CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。


  2. インストールに必要なInterstageのサービスを起動します。以下のコマンドを実行してください。

    Interstage JMXサービスを起動します。

    # /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart

    GUIサービスを起動します。

    # /opt/FJSVisgui/bin/ismngconsolestart

    Interstageサービスを起動します。

    # /opt/FJSVtd/bin/isstart

  3. インストーラを起動します。

    インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/mnt/cdromの場合)

    # cd /mnt/cdrom/bpma
    # ./install.sh

    注意

    自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。

    -bash: ./install.sh: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません

    その場合は、アンマウントしてから、1の手順で再度マウントしてください。


  4. 標準設定のままインストールを行います。何も入力せず[Enter]キーを押します。

    This package's installation information is as follows:
            Installation Type:             server (fixed value) 
            Install directory:             /opt (fixed value) 
            Workspace directory:           /var/opt (fixed value) 
            Application Server Type:       Interstage (fixed value) 
            Java Home directory:           /opt/FJSVawjbk/jdk5 (fixed value) 
            Server FQDN or IP address:     cmdb-rx5-217
            Port Number:                   80
    Would you like to change the install information? n [y,n,?,q]
    

3.2.4.2 Interstage Business Process Manager Analyticsへのjarファイルの登録

Interstage Business Process Manager Analyticsへのjarファイルの登録を行います。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

  • Interstage Business Process Manager Analytics V11.1 使用手引書 (管理コンソール)「5.6 JARファイル管理」


Systemwalker Service Quality Coordinatorダッシュボードを構築する上で必要となる.jarファイルを登録します。

  1. Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。

    【Windows版】

    「Windowsスタートメニュー」→「Interstage Business Process Manager Analytics」→「運用管理コンソール」をクリックし、ログインします(初期パスワード: bpm)。

    【UNIX版】

    Analytics Studio環境のWebブラウザから以下のURLにアクセスして、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを起動してください。

    http://<ダッシュボードサーバのIPアドレス>/ibpmm/BPMAdminTool.do

    ポイント

    本手順の実行はWindows環境であれば特にAnalytics Studio環境でなくても構いません。


  2. Manager環境の以下のファイルを、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを表示している環境の任意のディレクトリにコピーします。
    格納したファイルは自己解凍形式です。ダブルクリックして解凍します。

    [ManagerがWindows版の場合]

    <Managerのインストールディレクトリ>\dashboard\dashboard.exe

    [ManagerがSolaris版/Linux版の場合]

    /opt/FJSVssqc/dashboard/dashboard.exe

  3. [システム設定]-[JARファイル管理]から、必要な.jarファイルを登録します。
    [参照]をクリックし、.jarファイルを指定して[追加]をクリックします。

    手順2で解凍したファイルから以下のjarファイルを登録します。

    • <解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\lib\pdb-sensor.jar

    • <解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\cmdb-common.jar

    • <解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\axiom-dom-1.2.5.jar

    • <解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\commons-logging-1.1.jar

    • <解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\wsdl4j-1.6.2.jar


3.2.4.3 Interstage Business Process Manager Analyticsへの定義ファイルの登録

Interstage Business Process Manager Analyticsへの定義ファイルの登録を行います。


  1. Interstage Business Process Manager Analyticsのセンサー用のテンプレートファイルを配置します。

    3.2.4.2 Interstage Business Process Manager Analyticsへのjarファイルの登録」の手順2で、Manager環境からコピーして解凍したファイルの中にあるPDBディレクトリを、ディレクトリごとダッシュボードサーバ環境にコピーします。

    なお、PDBディレクトリには以下のファイルが格納されています。

    • agenttype.xml

    • template.xml

    • template_resource.properties

    • template_resource_ja.properties

    【Windows版】

    • コピー元(Manager環境からファイルをコピーした環境)
      <解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\types\PDB

    • コピー先(ダッシュボードサーバ環境)
      C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\IBPMMServer\apps\ibpmm.war\conf\types

    【UNIX版】

    • コピー元(Manager環境からファイルをコピーした環境)
      <解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\types\PDB

    • コピー先(ダッシュボードサーバ環境)
      /var/opt/FJSVj2ee/deployment/ijserver/IBPMMServer/apps/ibpmm.war/conf/types


  2. Interstage Business Process Manager Analyticsのセンサー用のログ定義ファイルを配置します。

    C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\IBPMMServer\apps\ibpmm.war\conf\logの下に、「3.2.4.2 Interstage Business Process Manager Analyticsへのjarファイルの登録」の手順2で、Manager環境からコピーして解凍したファイルの中にあるBPMAS_PDB_Log4jConfiguration.xmlを、ダッシュボードサーバ環境にコピーします。

    【Windows版】

    • コピー元(Manager環境からファイルをコピーした環境)
      <解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\log\BPMAS_PDB_Log4jConfiguration.xml

    • コピー先(ダッシュボードサーバ環境)
      C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\IBPMMServer\apps\ibpmm.war\conf\log

    【UNIX版】

    • コピー元(Manager環境からファイルをコピーした環境)
      <解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\log\BPMAS_PDB_Log4jConfiguration.xml

    • コピー先(ダッシュボードサーバ環境)
      /var/opt/FJSVj2ee/deployment/ijserver/IBPMMServer/apps/ibpmm.war/conf/log


  3. Interstageのワークユニットを停止して、再起動します。再起動後に、設定が有効となります。

    参考

    詳細は以下のマニュアルを参照してください。

    • Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)「2.2 ワークユニットの起動・停止」

    以下のURLを指定し、Interstage管理コンソールを表示します。

    • SSL暗号化通信を使用する場合(Interstage Application Serverをデフォルトの設定でインストールした場合)

      https://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/
    • SSL暗号化通信を使用しない場合

      http://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/

    ポイント

    • ホスト名
      ダッシュボードサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

    • ポート番号
      Interstage管理コンソール用のInterstage HTTP Serverのポート番号を指定します。ポート番号はInterstage Application Serverのインストール時に設定します。デフォルトは12000です。

    ホスト名、ポート番号の指定については、SSL暗号化通信を使用しない場合と同様です。

    Interstage Application Serverインストール時のアカウントでログインします。


  4. [システム]-[ワークユニット]-[IBPMMServer]を選択すると以下の画面が表示されますので、[停止]をクリックします([停止]ボタンと[強制停止]ボタンの選択画面が表示されることがありますが、[停止]を選択して[実行]をクリックします)。
    以下の画面に戻ったら[起動]をクリックします。


3.2.4.4 Interstage Business Process Manager Analyticsのデータベース設定

Interstage Business Process Manager Analyticsのデータベースを設定します。

参考

詳細は以下のマニュアルを参照してください。

  • Interstage Business Process Manager Analytics V11.1 導入ガイド「第8章 実行環境のセットアップ手順」


  1. Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。

    【Windows版】

    「Windowsスタートメニュー」→「Interstage Business Process Manager Analytics」→「運用管理コンソール」をクリックし、ログインします(初期パスワード: bpm)。

    【UNIX版】

    Analytics Studio環境のWebブラウザから以下のURLにアクセスして、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを起動してください。

    http://<ダッシュボードサーバのIPアドレス>/ibpmm/BPMAdminTool.do


  2. [システム設定]-[データベース管理]-[イベント格納データベース設定]から、JDBC用のドライバファイルを登録します。

    ダッシュボードサーバ環境にある以下のfjsymjdbc2.jarファイルを登録します。

    ポイント

    必要に応じてローカル環境にファイルを転送し、転送先のパスを指定するようにしてください。

    【Windows版】

    • <Symfoware Clientのインストールディレクトリ>\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc2.jar

    【UNIX版】

    • /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc2.jar


  3. Interstageのワークユニットを停止して、再起動します。再起動後に、設定が有効となります。

    参考

    詳細は以下のマニュアルを参照してください。

    • Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)「2.2 ワークユニットの起動・停止」

    1. 以下のURLを指定し、Interstage管理コンソールを表示します。

      • SSL暗号化通信を使用する場合(Interstage Application Serverをデフォルトの設定でインストールした場合)

        https://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/
      • SSL暗号化通信を使用しない場合

        http://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/

      ポイント

      • ホスト名
        ダッシュボードサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

      • ポート番号
        Interstage管理コンソール用のInterstage HTTP Serverのポート番号を指定します。ポート番号はInterstage Application Serverのインストール時に設定します。デフォルトは12000です。

      ホスト名、ポート番号の指定については、SSL暗号化通信を使用しない場合と同様です。

    2. Interstage Application Serverインストール時のWindowsアカウントでログインします。


  4. [システム]-[ワークユニット]-[IBPMMServer]を選択すると以下の画面が表示されますので、[停止]をクリックします([停止]ボタンと[強制停止]ボタンの選択画面が表示されることがありますが、[停止]を選択して[実行]をクリックします)。
    以下の画面に戻ったら[起動]をクリックします。


  5. Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールで、イベント格納データベースの設定を行います。

    [JDBCドライバ]の欄で[Symfoware com.fujitsu.symfoware.jdbc.SYMDriver]を選択すると、確認画面が表示されますので、[OK]をクリックします。


  6. 以下の項目をそれぞれ入力し、[変更]をクリックします。

    設定値

    内容

    [JDBC接続URL]

    「JDBC接続URL」の欄に表示されたURL内の各パラメーター([host], [port], [dbName], [schemaName])を実際の運用環境のものに置き換えます。また、ctuneparamの値の設定変更を行います。

    [host]

    ダッシュボードサーバ名またはIPアドレスに置き換えます。

    [port]

    3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順3-dで設定した「リモートアクセスで使用するポート番号」の値に置き換えます。

    [dbName]

    3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義した“EVENT”に置き換えます。データベース名“EVENT”を変更している場合は変更後の名称に置き換えてください。

    [schemaName]

    3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義した“EVENTSCHEMA”に置き換えます。データベーススキーマ名“EVENTSCHEMA”を変更している場合は変更後の名称に置き換えてください。

    ctuneparam

    以下のように変更します。

    [変更前]

    ctuneparam='CLI_MAX_SQL=(256)'

    [変更後]

    ctuneparam='CLI_MAX_SQL=(256);CLI_DEFAULT_TABLE_SIZE=(32,1024,51200,512);CLI_DEFAULT_INDEX_SIZE=(8,8,1024,1024,10240,512)'

    [DBスペース名]

    3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義した“EVENTSPACE”を設定します。データベーススペース名“EVENTSPACE”を変更している場合は変更後の名称を設定してください。

    [ユーザ名]

    3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義したユーザー名(.datファイルの例で“EVENTUSER”に設定した実際の値)を設定します。

    [パスワード]

    3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義したユーザーのパスワード(.datファイルの例で“password”に設定した実際の値)を設定します。


  7. [DBテーブル管理]タブに移動し、[イベント格納データベース]の右側にある[テーブル作成]をクリックします。


  8. [イベント格納データベース]の状態欄が"作成済み"となったのを確認します。


  9. [BPM Analytics Server]をクリックし、右に表示された画面上で[起動]をクリックします。[状態]欄が"停止"から"起動"に変わったのを確認し、右上の[ログアウト]をクリックします。