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Interstage Application Server/Interstage Web Server 移行ガイド

7.7.4 INTERSTAGE Application Server V3.xからの移行

  ここでは、INTERSTAGE Application Server V3.x(INTERSTAGE V3.x)のデータベース連携サービスから改善された機能について説明し、移行方法を説明します。ただし、以下の製品に関しては、J2EE機能を持たないINTERSTAGE V3.xからの移行作業は不要です。

■改善された機能

  INTERSTAGE V3.x以降、いくつかの機能改善が行われました。それにより、以下に示す手順に沿って移行を行う必要があります。移行を行わなかった場合には、データベース連携サービスを利用するアプリケーションが動作しなくなります。
  以下は、改善された機能です。

  以降で、これらの移行方法を順に説明します。


■移行方法

  以下の移行が必要です。

  以下に示す順序で、該当するものだけ対処するようにしてください。ここで示す移行方法は、データベース連携サービスを使用する場合にだけ必要です。データベース連携サービスを利用しない場合、または新規に利用する場合には対処する必要はありません。
  ここで説明するすべてのコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”で説明されています。


リソース定義ファイルの移行

  一度登録されたリソース定義ファイルは、リソース定義名で扱うようになりました。これにより、旧環境で使用していたリソース定義ファイルを修正し、otssetrscコマンドで再登録が必要になります。

[移行箇所]
  otssetrscコマンドで登録済のすべてのリソース定義ファイル。

[移行手順]

  1. リソース定義ファイルの修正
      リソース定義ファイルに、NAME句を追加し名前をつけてください。名前は、マシン内でユニークな名前をつけるようにしてください。

  2. リソース管理プログラムの登録
      otssetrscコマンドで登録してください。

    [注意事項]

    • リソース定義ファイルの詳細については、“アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)”の“リソース定義ファイルの作成”を参照してください。

    • otssetrscコマンドで新たに登録する予定のリソース定義ファイルについても同様に移行を行うようにしてください。


ワークユニット定義の移行

  データベース連携サービスを使用するワークユニットのワークユニット定義を一部修正する必要があります。

[移行箇所]
  ワークユニット定義の[Resource Manager]セクションに書かれているFile:部分。

[移行手順]
  File:リソース定義ファイルパスの部分をName:リソース定義名に変更してください。リソース名は、該当リソース定義ファイル移行時のNAMEに指定した名前を指定してください。リソース定義ファイルの詳細は、“アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)”の“リソース定義ファイルの作成”を参照してください。


状態遷移プロシジャの移行

  リソース定義ファイルの移行により、リソース定義ファイルがリソース定義名で扱えるようになりました。そのため、クラスタ環境を利用している場合には状態遷移プロシジャで使用されているコマンドを正しい名前に変更する必要があります。

[移行箇所]

[注意事項]


自動化プログラムの移行

  データベース連携サービスのコマンドを利用して自動化プログラムなどを作成している場合には、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照し、コマンドの記述内容を修正してください。