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Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書

4.4.2 運用操作の説明

  以下の各運用操作について説明します。

4.4.2.1 Interstageの起動

  Interstageを起動することで、イベントチャネル連携サービスで使用するCORBAサービス、ネーミングサービス、およびノーティフィケーションサービスを起動します。Interstageの起動は、Interstageの起動コマンドのisstartコマンドで行います。Interstageの起動方法の詳細は、“運用ガイド”を参照してください。

4.4.2.2 イベントチャネルの起動

  イベントチャネル連携サービスで使用するイベントチャネルを起動します。イベントチャネルの起動は、ノーティフィケーションサービスのesstartchnlコマンドで行います。イベントチャネルの起動コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

4.4.2.3 受信アプリケーションの起動

  イベントチャネルをMultiCastモデルで作成している場合、送信キューのすべてのメッセージを受信するために、受信アプリケーションは、イベントチャネル連携サービスよりも前に起動し、受信キューに接続してください。

  その他の場合、受信アプリケーションの任意の契機で起動してください。

4.4.2.4 MQDの起動


  MQDはWindows®のサービスとして動作します。このため、MQDの起動は以下のいずれかの方法で行います。

  MQDを起動する場合、[サービス]画面のスタートアップパラメタに以下のいずれかの値を指定することにより、MQDの起動形態を選択することができます。
  -a: イベントチャネル連携サービスを起動する。未反映のサービス定義の反映は行われない。
  -n: 未反映のサービス定義を反映してからイベントチャネル連携サービスを起動する。
  -p: イベントチャネル連携サービスを起動しない。

  [サービス]画面のスタートアップパラメタに何も指定しない場合、およびWindows®システムの起動時に自動的にMQDを起動する場合の起動形態は、MQDのシステム環境の作成時に指定した起動形態となります。


  MQDの起動は、mqdstrコマンドを使用して行います。MQDを起動することにより、イベントチャネル連携サービスも起動されます。

  以下にmqdstrコマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 を起動します。

mqdstr


  イベントチャネル連携サービスを使用するために必要な環境変数は、MQDを起動する前に設定済みにし、MQDの起動時には有効になるようにしてください。環境変数の詳細については“2.2.1 環境変数およびシステムの設定”を参照してください。

4.4.2.5 イベントチャネル連携サービスの起動

  通常、イベントチャネル連携サービスの起動は、MQDの起動と連動して行うため不要です。ただし、以下の場合にはイベントチャネル連携サービスが起動されません。

  この場合には、Interstageの起動後にイベントチャネル連携サービスを起動する必要があります。イベントチャネル連携サービスの起動は、mqdstrsvcコマンドを使用して行います。

  以下にmqdstrsvcコマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスを起動します。

mqdstrsvc NSGW

4.4.2.6 送信アプリケーションの起動

  送信アプリケーションを起動し、メッセージの送信を開始してください。

4.4.2.7 サービス定義/状態の表示

  サービス定義/状態の表示は、mqdnsgwprtコマンドを使用して行います。このコマンドは、サービス定義の内容を確認する場合や運用中のイベントチャネル連携サービスの状態を見る場合に使用します。

  以下にmqdnsgwprtコマンド(現サービス定義の表示)の入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスの現サービス定義を表示します。

mqdnsgwprt -c

  以下にmqdnsgwprtコマンド(イベントチャネル連携サービスのすべての通信状態表示)の入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスのすべての通信状態を表示します。

mqdnsgwprt -a

4.4.2.8 送信アプリケーションの停止

  送信アプリケーションを停止し、メッセージの送信を終了してください。

4.4.2.9 イベントチャネル連携サービスの停止

  通常、イベントチャネル連携サービスの停止は、MQDの停止時に行うため不要です。MQD運用中にイベントチャネル連携サービスだけを停止したい場合には、mqdstpsvcコマンドを使用して行います。

  以下にmqdstpsvcコマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 のイベントチャネル連携サービスを停止します。

mqdstpsvc NSGW

4.4.2.10 MQDの停止

  MQDの停止を行う前に、MQDを使用するすべてのアプリケーションおよびMQDのコマンドを終了させておく必要があります。以下にMQDの停止方法を示します。


  MQDの停止は、Windows®の[サービス]画面で行います。


  MQDの停止は、mqdstpコマンドを使用して行います。

  以下にmqdstpコマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQD001 を停止します。

mqdstp

4.4.2.11 受信アプリケーションの停止

  受信アプリケーションを停止してメッセージの受信を終了してください。

4.4.2.12 イベントチャネルの停止

  イベントチャネルの停止は、ノーティフィケーションサービスのesstopchnlコマンドで行います。イベントチャネルの停止コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

4.4.2.13 Interstageの停止

  ノーティフィケーションサービスとCORBAサービスの停止は、Interstageの停止コマンドのisstopコマンドで行います。Interstageの停止方法の詳細は、“運用ガイド”を参照してください。


  Interstageを停止する前に必ずイベントチャネル連携サービスを停止してください。イベントチャネル連携サービスを停止する前にInterstageを停止した場合、次回のInterstageの起動が失敗する場合があります。Interstageを先に停止してしまった場合、以下の対処を行ってください。


  以下のプロセスが残っている場合、タスクマネージャを使用して終了させてください。


  以下のプロセスが残っている場合、killコマンドを使用して終了させてください。