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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

4.4.1 コネクションプーリング

コネクションプーリングとは、データベースにコネクション(接続)する場合に、要求されるたびにコネクションを作成するのではなく、コネクションをプール(保持)して再利用するという機能です。
このため、コネクションプーリングを使用することにより、同一ユーザからのアプリケーションからデータベースへコネクションする回数が軽減し、データベースへのコネクションを確立するアプリケーションの負荷も軽減されます。

ここでは、コネクションプーリングの以下について説明します。

Interstageで使用できるコネクションプーリングの方式

Interstage Application Serverでコネクションプーリングを使用する場合、以下の2種類の方式から選択できます。

Interstageがコネクションをプールする

コネクションプールはIJServer上の各Javaプロセス上に生成され、IJServerが管理します。

コネクションプールの管理はInterstageが行うため、コネクションプールのチューニング、および、JDBCコネクションの自動再接続機能などの機能が使用可能となります。また、コネクションの使用状況をモニタリングできます。



JDBCがコネクションをプールする

コネクションプールはJDBCドライバ上に生成され、JDBCドライバが管理します。

コネクションプールの管理はJDBCドライバが行うため、コネクションプールのチューニングはJDBCドライバの設定に依存します。このため、Interstageが提供しているJDBCコネクションの自動再接続機能、コネクションの使用状況のモニタリング機能は使用できません。



コネクションプールの生成単位

Interstageで生成されるコネクションプールは、各IJServerのプロセス多重度で、それぞれ生成されます。
また、Interstageでのコネクションプールの2種類の方式で違いはありません。IJServerのプロセス多重度ごとにそれぞれ生成されます。



コネクションプールとデータソース

コネクションプールは各データソースで管理され、プーリングされています。
アプリケーションがConnectionオブジェクトを使用していない間、コネクションプールにプールされている状態になります。プーリングされているコネクションは、以下のタイミングで破棄されます。

また、同一のトランザクション内では、Connectionオブジェクトがキャッシュされて再利用されます。詳細は“トランザクションの制御方法”を参照してください。

データベースとコネクションプーリングの対応については、“チューニングガイド”の“IJServerのチューニング”を参照してください。