IJServerワークユニットを作成する場合は、以下の操作を行います。
IJServerワークユニットの新規作成
アプリケーションの配備
実行クラスの新規作成
■ IJServerの新規作成
IJServerワークユニットの新規作成は、以下の手順で実施します。
管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。
Interstage管理コンソールの
[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [ワークユニット]の新規作成タブ
で、新規作成操作を行います。画面上に表示されている“ワークユニットタイプ”で、“IJServer”を選択し、“IJServerタイプ”、“配置先”に、作成するIJServerワークユニットのタイプとWebサーバコネクタ、Servletコンテナ、EJBコンテナの各構成要素を配置するサーバグループまたは単体運用の管理対象サーバを選択します。
なお、ワークユニットの作成時に、サーバグループ内の一部の管理対象サーバでエラーが発生し、ワークユニットの作成に失敗した場合は、異常原因を取り除いた後、管理サーバのInterstage管理コンソールの
[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [IJServer名]の環境設定タブ
で、定義を修正しないで[更新]ボタンを押してください。本操作により、ワークユニットの作成に失敗した管理対象サーバにワークユニットが作成されます。
多階層IJServerの配置先は、すべて同じバージョンを指定してください。
ワークユニット自動起動を行う場合、各管理対象サーバに起動ユーザ名で指定したユーザを事前に登録しておく必要があります。
■ アプリケーションの配備
IJServerワークユニットへのアプリケーションの配備は、以下の手順で行います。
配備操作では、配備時に指定したモジュール以外のファイルは転送されません。
配備対象のモジュールに含まれない、配備アプリケーションが参照するライブラリなどのファイルを使用する場合、ワークユニットが動作するサーバにそのファイルを格納しておく必要があります。これらの転送資源は、任意の転送手段(たとえば、Systemwalker Software DeliveryやFTPツールなど)で管理対象サーバ上に配置します。
ワークユニットをサーバグループに配置している場合は、配置先サーバグループに所属するすべての管理対象サーバ上の同一パスに配置してください。 (注)
管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。
Interstage管理コンソールの[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [IJServer名]の配備タブで、配備するファイルを選択し、[配備]ボタンを押下します。
注) サーバに配備操作とは別に格納する必要があるファイルには、以下のファイルなどがあります。
IJServerに複数のモジュールを配備した場合、複数のモジュール間で共通に利用するクラスのモジュール
複数のIJServer間で共通に利用するクラスのモジュール(JDBCドライバのモジュールなど)
実行クラスのモジュール
IJServerでCrimson、Fujitsu XMLプロセッサ以外のXMLパーサを使用する場合、使用するXMLパーサのjarファイル
JNIから呼び出されるライブラリモジュール
EJBのクライアント配布物
EJBのクライアント配布物は、他のIJServer上(IJServerのタイプが“WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用”または“EJBアプリケーションのみ運用”)に配備されたEJBアプリケーションを呼び出す場合に、EJBアプリケーションの呼び出し元となるIJServerを配置した管理対象サーバまたはサーバグループへ転送後、ワークユニットのクラスパスに設定する必要があります。
なお、アプリケーションの配備時に、管理対象サーバでエラーが発生し、アプリケーションの配備に失敗した場合は、異常原因を取り除いたあと、管理サーバのInterstage管理コンソールの
[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [IJServer名]のアプリケーション状態/配備解除タブ
で、エラーとなったモジュールを選択し、[配備のリトライ]ボタンを押してください。本操作によって、配備されなかった管理対象サーバにアプリケーションが配備されます。または、アプリケーションに問題があって配備に失敗している場合などは、エラーとなったモジュールの配備をいったん解除してから、再度配備してください。
すべての管理対象サーバで配備が失敗した場合も、管理サーバの Interstage管理コンソールの
[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [IJServer名]のアプリケーション状態/配備解除タブ
には、エラーとなったモジュールが表示されます。
配備物以外でIJServerが使用するクラスを設定する場合、たとえば実行クラスのモジュールやJDBCドライバのモジュールなどは、配備操作とは別に管理対象サーバに転送しておく必要があります。
設定方法は、管理対象サーバの任意のディレクトリへ転送してクラスパスを設定する方法と、IJServerごとに決められたディレクトリへ転送して利用する方法があります。詳細については、“J2EEユーザーズガイド”の“IJServerのファイル構成”および“IJServerで使用するクラスの設定について”を参照してください。
これらの転送資源は、SoftDeliveryなど安全な方法で転送することを推奨します。
配備方法には、以下の4種類があります。
ファイルをアップロードして配備する
管理サーバ上に格納されているファイルを配備する
管理対象サーバ上に格納されているファイルを配備する (注)
管理対象サーバ上の任意の位置で実行するWebアプリケーションを配備する (注)
注) サーバグループ内のすべての管理対象サーバの同じディレクトリに配備ファイルが存在する必要があります。
■ 実行クラスの新規作成
実行クラスの新規作成は、以下の手順で実施します。
管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。
Interstage管理コンソールの
[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [IJServer名] > [実行クラス]の新規作成タブ
で、登録操作を行います。