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Symfoware Active DB GuardV10.1.0 設計・セットアップガイド

3.1.2 Active DB Guardのロードシェア運用

Active DB Guardでは、Symfoware Serverのロードシェア運用に対応しています。

Symfoware Serverのロードシェア運用では、1つの表のDSIを複数ノードに分散配置し、複数ノードからデータベース処理を行うことで、単一ノードに比べて高性能な処理能力を発揮します。

それぞれのSymfoware Serverは、RDBネットと呼ぶネットワークで結合されます。処理能力が不足した場合には、追加したノードに新たなSymfoware Serverを構築して、RDBネットに結合することにより、システムを再構築することなく処理能力を向上させることができます。

以下に、ロードシェア運用の概要を示します。

図3.2 ロードシェアの概要

Active DB Guardは、ロードシェアシステム全体を複写元システム、複写先システムとして構成します。
複写元システム、複写先システムは同じ構成であり、ノードに偏在したロググループごとにRLPを構築することで、RERUNログのコピーを行います。

RLPはロググループと同様にノードをまたいで作成することはできません。

図3.3 ロードシェア運用のシステム構成

注意

  • Active DB Guardのロードシェア運用を行うためには、Symfoware Server Enterprise Extended Editionが必要です。

  • SolarisActive DB Guardは、Symfoware Server 9.2.0以降のロードシェア運用には対応していません。

  • LinuxActive DB Guadrは、Symfoware Server V10.1.0以降のロードシェア運用には対応していません。

参照

両システムの構成の一致については、“3.1.6.2 ロードシェア運用の資源配置”を参照してください。