WebDBtoolsは、Webブラウザからデータベースを操作するツールです。WebブラウザのGUI操作で、簡単にデータベースの操作を行うことができます。
WebDBtoolsは、WebScript(HTMLを拡張したスクリプトに従い、データベースを操作してHTMLを出力する機能)と、WebScriptのスクリプトで作成された標準GUI(画面アプリケーション)で構成されています。
WebDBtoolsの概要について、以下に示します。
図5.43 WebDBtools
WebDBtoolsについて、以下の機能を説明します。
WebDBtoolsの標準GUIにより、データベース管理者はWebブラウザを利用して、データベースに対する以下の操作を行うことができます。
定義表示(データベースオブジェクトの定義情報の参照)
定義操作(データベースオブジェクトの定義または削除)
データ操作(データの検索、検索データの更新および削除、データの挿入)
図5.44 データベースの定義とデータの操作
WebDBtoolsによるデータベース定義の画面を、以下に示します。
図5.45 WebDBtoolsによるデータベース定義画面
WebDBtoolsのデータベース連携機能により、Webとデータベースの連携業務を構築することができます。データベース連携業務は、WebScriptのスクリプト機能を利用して構築します。
WebScriptは、データベースを操作してHTMLを出力するスクリプト機能をサポートしています。スクリプトはHTMLの記述を拡張した拡張タグで処理を記述します。
HTMLの拡張タグにSQL文を指定するだけでSQL文を実行することができます。HTMLを理解している開発者であれば、データベースを操作してHTMLを出力する処理を簡単に作成することができます。これにより、Webとデータベースの連携業務の容易な構築が可能です。
WebScriptについての詳細は、“WebDBtoolsユーザーズガイド”を参照してください。
データベース連携について、以下に示します。
図5.46 データベース連携業務の構築