RERUNログを反映する際に使用する以下の資源について、見積り方法を説明します。
副系ノードのSymfoware/RDBのテンポラリログファイルの容量は、反映常駐スレッドの多重度数とトランザクション結合数を考慮する必要があります。
以下に、副系ノードのテンポラリログファイルの見積り方法について説明します。
同時に実行するトランザクション数の最大値(最大の多重度)
RLP動作環境ファイルのREF_EXEC_NUMパラメタに指定する値以上を指定してください。
コマンドキャンセル(SQL文単位のキャンセル)を含むコミットトランザクションの割合
1を指定してください。
BIログ域サイズ
処理時間が長いトランザクションが存在しない場合と同じ見積りを行ってください。
トランザクションの更新ログ量の最大値
トランザクションの更新ログ量の最大値(バイト数)にRLP動作環境ファイルのRLP_COMB_NUMパラメタを乗算してください。
注意
RLP動作環境ファイルのREF_EXEC_NUMパラメタまたはRLP_COMB_NUMパラメタを変更した場合は、副系ノードのテンポラリログファイルの再見積りを行ってください。
上記の方法でテンポラリログファイルの容量見積りを行った結果を、正系ノードと副系ノードのテンポラリログファイルに反映してください。
参照
Symfoware/RDBのテンポラリログファイルの見積り式については、“セットアップガイド”を参照してください。
反映常駐スレッドの多重度数の見積りを行います。
反映常駐スレッドの多重度数のチューニングを行うことで、RERUNログ反映時の性能を向上させることができます。
反映常駐スレッドの多重度数は、RLP動作環境ファイルのREF_EXEC_NUMパラメタで指定します。
注意
反映常駐スレッドの多重度数は、見積りを行うようにしてください。
参照
反映常駐スレッドの多重度数の見積り方法の詳細は、“12.2 RERUNログ反映性能のチューニング”を参照してください。
RLP動作環境ファイルのREF_EXEC_NUMパラメタの詳細については、“5.2.8.4 RLP動作環境ファイルの編集”を参照してください。
トランザクション結合数の見積りを行います。
トランザクション結合数のチューニングを行うことで、RERUNログ反映時の性能を向上させることができます。
トランザクション結合数は、RLP動作環境ファイルのRLP_COMB_NUMパラメタで指定します。
参照
トランザクション結合数の見積り方法の詳細は、“12.2 RERUNログ反映性能のチューニング”を参照してください。
RLP動作環境ファイルのRLP_COMB_NUMパラメタの詳細については、“5.2.8.4 RLP動作環境ファイルの編集”を参照してください。