Systemwalker Service Catalog Managerの構成およびロールについて説明します。
Systemwalker Service Catalog Managerの構成
Systemwalker Service Catalog Managerは、企業内のインフラをサービス化して利用部門へ提供できるインフラサービス機能と企業内のアプリケーションをサービス化して利用部門へ提供できるアプリケーションサービス機能の2つで構成されています。
以下の図中の利用部門管理者などの説明については、後述する“■インフラサービス機能のロール”および“■アプリケーションサービス機能のロール”を参照してください。
Systemwalker Service Catalog Managerのロール
Systemwalker Service Catalog Managerを利用するユーザーには1つ以上のロールが割り当てられています。インフラサービス機能とアプリケーションサービス機能ではロールが異なります。インフラサービス機能とアプリケーションサービス機能のロールについて説明します。
インフラサービス機能のロールは以下のとおりです。
インフラサービス機能の提供部門のロールは、提供部門管理者の1つです。
インフラサービス機能を利用して、利用部門へのサービス仕様の提供、利用状況の監視、利用部門からの申請の審査およびサービス仕様の課金情報の管理を行うことができます。
インフラサービス機能の利用部門のロールは、以下の2種類です。
クラウドポータルを利用する組織内の管理権限を持つ利用者です。組織内で複数名登録することができます。利用部門管理者は、サービスの利用申請、組織内のサービスのシステム管理を行うことができます。また、導入時に利用部門で利用者管理を行う設定にした場合、組織内の一般利用者の管理を行うことができます。
組織内でサービスを利用する人です。組織内で複数名登録することができます。
一般利用者は、サービスの利用申請、本人が申請したサービスのシステム管理を行うことができます。
アプリケーションサービス機能を利用するユーザーは、いずれかの組織に属しています。通常、組織とは企業を指しますが、企業内の部署や一個人の場合もあります。アプリケーションサービス機能の組織には一意のアカウントとIDが与えられ、テクノロジープロバイダー、サプライヤー、カスタマー、一般利用者の一つ以上のロールが割り当てられています。
アプリケーションサービス機能のロールは以下のとおりです。
アプリケーションサービス機能の提供部門のロールは、以下の2種類です。
テクノロジープロバイダーとは、アプリケーションサービス機能を使用してアプリケーションをサービス化し、サプライヤーへ提供する企業、部署、または個人を指します。
サプライヤーとは、アプリケーションサービス機能を使用してテクノロジープロバイダーが提供しているサービスをカスタマーに提供する企業、部署、または個人を指します。
テクノロジープロバイダーと同じ組織がサプライヤーを兼任することもできます。
アプリケーションサービス機能の利用部門のロールは、以下の2種類です。
カスタマーとは、アプリケーションサービス機能を使用してサプライヤーが提供しているサービス仕様を利用する企業、部署、または個人を示します。
一般利用者とは、サービス仕様を利用する個人です。カスタマーがサービスに一般利用者を割り当てると、一般利用者は割り当てられたサービスを利用できるようになります。