配信管理サーバの操作ログの改ざんチェックを行うコマンドです。本コマンドを実行することで、指定した操作ログが改ざんされていた場合に以下のことが分かります。
行単位での改ざん/削除があるか
改ざん/削除されている行
改ざんを検知した時点でメッセージを標準出力に出力します。改ざんチェックは、操作ログの最後まで行います。
コマンドを実行するには、管理者権限が必要です。
Windows Server 2008でコマンドを実行する場合は、コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択して起動し、管理者権限に昇格させたコマンドプロンプトで実行してください。
形式
コマンドの形式を示します。
F5CWCKLG -F ログファイル名
説明
オプションについて説明します。
改ざんチェックを行う操作ログのファイル名を、256バイト以内の物理パスで指定します。必須項目です。空白または記号文字を含むパスを指定する場合は、半角のダブルクォーテーション「""」で囲みます。「""」は長さに含みません。
操作ログの格納場所については、“10.9.1 操作ログの格納場所”を参照してください。 |
復帰値
コマンド実行の復帰値を以下に示します。
0 :改ざんチェック処理が正常終了し、改ざんが検出されなかった
1 :改ざんチェック処理が正常終了し、改ざんが検出された
2以上:改ざんチェック処理が異常終了
使用例
操作ログファイル「C:\ListWORKS\Distribute\oprlog\lwdstlog_10.9.200.1_01.csv」が改ざんされていないか確認します。
F5CWCKLG -FC:\ListWORKS\Distribute\oprlog\lwdstlog_10.9.200.1_01.csv
注意
改ざんチェックを行う際は、配信管理サービスおよび配信出力サービスを停止する必要があります。または、対象の操作ログを退避して、退避した操作ログに対して本コマンドを実行してください。