配信フォルダを編集(定義、変更、削除、一覧表示)します。
形式
コマンドの形式を示します。
[ ]は、省略できることを示します。
lwedtfol -a 配信フォルダID -name 配信フォルダ名 [-primarydest 配信出力先ID] [-outputmode 出力動作モード] [-priority 優先度] [-comment コメント] [-customizeitem1 備考1] [-customizeitem2 備考2] [-customizeitem3 備考3] [-customizeitem4 備考4] [-customizeitem5 備考5] [-keepdays 保存日数]
lwedtfol -u 配信フォルダID [-name 配信フォルダ名] [-primarydest 配信出力先ID] [-outputmode 出力動作モード] [-priority 優先度] [-comment コメント] [-customizeitem1 備考1] [-customizeitem2 備考2] [-customizeitem3 備考3] [-customizeitem4 備考4] [-customizeitem5 備考5] [-keepdays 保存日数]
lwedtfol -r 配信フォルダID
lwedtfol -i [配信フォルダID] [-name 配信フォルダ名] [-primarydest 配信出力先ID] [-outputmode 出力動作モード] [-priority 優先度] [-comment コメント] [-customizeitem1 備考1] [-customizeitem2 備考2] [-customizeitem3 備考3] [-customizeitem4 備考4] [-customizeitem5 備考5] [-dspmode 表示モード]
注意
オプションとパラメタの文字列は大文字と小文字を区別して指定してください。
以下の場合、コマンドはエラーで復帰します。
指定できない組み合わせでオプションを指定した場合
指定できる文字列長を超えた値を指定した場合
指定できる数値以外の値を指定した場合
-aオプション、-uオプションまたは-rオプションは、帳票の登録や印刷などの運用が行われていないことを確認してから実行してください。
説明
オプションについて説明します。
配信フォルダの定義時に必ず指定します。
定義する配信フォルダのIDを80バイト以内の文字列で指定します。
以下の場合、コマンドはエラーで復帰します。
-uオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合
空文字「""」を指定した場合
定義する配信フォルダがすでに存在する場合
配信フォルダの変更時に必ず指定します。
内容を変更する配信フォルダのIDを80バイト以内の文字列で指定します。
以下の場合、コマンドはエラーで復帰します。
-aオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合
変更する配信フォルダが存在しなかった場合
配信フォルダの削除時に必ず指定します。
削除する配信フォルダのIDを80バイト以内の文字列で指定します。
以下の場合、コマンドはエラーで復帰します。
-aオプション、-uオプション、または-iオプションと同時に指定した場合
削除する配信フォルダが存在しなかった場合
削除する配信フォルダ内に帳票が存在している場合
注意
本コマンドによって削除された配信フォルダは、表示したり、操作したりできなくなりますが、配信フォルダの情報は残ったままとなっています。
これらのフォルダ情報は、lwcleanformコマンドの実行によって一緒に削除されます。
lwcleanformコマンドの詳細については、“14.3.7 lwcleanformコマンド”を参照してください。 |
配信フォルダの一覧表示時に、必ず指定します。一覧表示する配信フォルダのIDを80バイト以内の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字のクエスチョンマーク「?」およびアスタリスク「*」を指定できます。クエスチョンマーク「?」は任意の1文字、アスタリスク「*」は任意の長さの任意の文字として指定できます。
クエスチョンマーク「?」とアスタリスク「*」を使用した場合、オプションで指定する値にアンダーバー「_」があると、SQLのワイルドカード文字として処理されるため、目的の検索結果を得られないことがあります。
一覧表示するときに、複数のオプションを指定した場合は、それぞれのオプションで指定した条件がAND条件として処理されます。
配信フォルダIDを省略すると、すべての配信フォルダが表示対象となります。
以下の場合、コマンドはエラーで復帰します。
-aオプション、-uオプション、または-rオプションと同時に指定した場合
配信フォルダの名前を80バイト以内の文字列で指定します。
配信フォルダを定義する場合(-aオプションを指定する場合)、必ず指定する必要があります。同じ名前の配信フォルダが存在する場合や、空文字「""」を指定した場合は、コマンドがエラーで復帰します。
配信フォルダを変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。また、同じ名前の配信フォルダが存在する場合や、空文字「""」を指定した場合は、コマンドがエラーで復帰します。
配信フォルダを一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、ワイルドカード文字のクエスチョンマーク「?」およびアスタリスク「*」を指定できます。クエスチョンマーク「?」は任意の1文字、アスタリスク「*」は任意の長さの任意の文字として指定できます。
クエスチョンマーク「?」とアスタリスク「*」を使用した場合、オプションで指定する値にパーセント「%」やアンダーバー「_」があると、SQLのワイルドカード文字として処理されるため、目的の検索結果を得られないことがあります。
一覧表示するときに、複数のオプションを指定した場合は、それぞれのオプションで指定した条件がAND条件として処理されます。省略すると、すべての配信フォルダ名が表示対象となります。
配信フォルダに設定する配信出力先のIDを、80バイト以内の文字列で指定します。
配信フォルダを定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、配信出力先IDには何も設定されません。配信出力先IDを設定しない場合に、-outputmodeオプションで設定される、出力動作モードが「1(即時印刷)」の場合は、コマンドがエラーで復帰します。また、指定した配信出力先が存在しない場合は、エラーで復帰します。
配信フォルダを変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。また、設定値を消去したい場合は「""」と指定してください。配信出力先IDを設定しない場合に、-outputmodeオプションで設定される、出力動作モードが「1(即時印刷)」の場合は、コマンドがエラーで復帰します。また、指定した配信出力先が存在しない場合は、エラーで復帰します。
配信フォルダを一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、ワイルドカード文字のクエスチョンマーク「?」およびアスタリスク「*」を指定できます。クエスチョンマーク「?」は任意の1文字、アスタリスク「*」は任意の長さの任意の文字として指定できます。
クエスチョンマーク「?」とアスタリスク「*」を使用した場合、オプションで指定する値にアンダーバー「_」があると、SQLのワイルドカード文字として処理されるため、目的の検索結果を得られないことがあります。
一覧表示するときに、複数のオプションを指定した場合は、それぞれのオプションで指定した条件がAND条件として処理されます。省略すると、すべての配信出力先IDが表示対象となります。
出力動作モードを以下から指定します。
配信フォルダを定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、省略すると、「0(ため置き印刷)」が指定されます。出力動作モードが「1(即時印刷)」の場合に、-primarydestオプションで設定される、配信出力先IDが設定されていない場合は、コマンドがエラーで復帰します。
配信フォルダを変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。出力動作モードが「1(即時印刷)」の場合に、-primarydestオプションで設定される、配信出力先IDが設定されていない場合は、コマンドがエラーで復帰します。
配信フォルダを一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、省略すると、すべての出力動作モードが表示対象となります。
印刷指示時の印刷ジョブの優先度を1(優先度:低)~10(優先度:高)の範囲の整数で指定します。
配信フォルダを定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、「1(優先度:低)」が指定されます。
配信フォルダを変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。
配信フォルダを一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、省略すると、すべての優先度が表示対象となります。
配信フォルダのコメントを、64バイト以内の文字列で指定します。
配信フォルダを定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、コメントには何も設定されません。
配信フォルダを変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。また、設定値を消去したい場合は「""」と指定してください。
配信フォルダを一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、ワイルドカード文字のクエスチョンマーク「?」およびアスタリスク「*」を指定できます。クエスチョンマーク「?」は任意の1文字、アスタリスク「*」は任意の長さの任意の文字として指定できます。
クエスチョンマーク「?」とアスタリスク「*」を使用した場合、オプションで指定する値にパーセント「%」やアンダーバー「_」があると、SQLのワイルドカード文字として処理されるため、目的の検索結果を得られないことがあります。
一覧表示するときに、複数のオプションを指定した場合は、それぞれのオプションで指定した条件がAND条件として処理されます。省略すると、すべてのコメントが表示対象となります。
配信フォルダの備考1を、1024バイト以内の文字列で指定します。
配信フォルダを定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、備考1には何も設定されません。
配信フォルダを変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。また、設定値を消去したい場合は「""」と指定してください。
配信フォルダを一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、ワイルドカード文字のクエスチョンマーク「?」およびアスタリスク「*」を指定できます。クエスチョンマーク「?」は任意の1文字、アスタリスク「*」は任意の長さの任意の文字として指定できます。
クエスチョンマーク「?」とアスタリスク「*」を使用した場合、オプションで指定する値にパーセント「%」やアンダーバー「_」があると、SQLのワイルドカード文字として処理されるため、目的の検索結果を得られないことがあります。
一覧表示するときに、複数のオプションを指定した場合は、それぞれのオプションで指定した条件がAND条件として処理されます。省略すると、すべての備考1が表示対象となります。
配信フォルダの備考2を、256バイト以内の文字列で指定します。
配信フォルダを定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、備考2には何も設定されません。
配信フォルダを変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。また、設定値を消去したい場合は「""」と指定してください。
配信フォルダを一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、ワイルドカード文字のクエスチョンマーク「?」およびアスタリスク「*」を指定できます。クエスチョンマーク「?」は任意の1文字、アスタリスク「*」は任意の長さの任意の文字として指定できます。
クエスチョンマーク「?」とアスタリスク「*」を使用した場合、オプションで指定する値にパーセント「%」やアンダーバー「_」があると、SQLのワイルドカード文字として処理されるため、目的の検索結果を得られないことがあります。
一覧表示するときに、複数のオプションを指定した場合は、それぞれのオプションで指定した条件がAND条件として処理されます。省略すると、すべての備考2が表示対象となります。
配信フォルダの備考3を、256バイト以内の文字列で指定します。
配信フォルダを定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、備考3には何も設定されません。
配信フォルダを変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。また、設定値を消去したい場合は「""」と指定してください。
配信フォルダを一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、ワイルドカード文字のクエスチョンマーク「?」およびアスタリスク「*」を指定できます。クエスチョンマーク「?」は任意の1文字、アスタリスク「*」は任意の長さの任意の文字として指定できます。
クエスチョンマーク「?」とアスタリスク「*」を使用した場合、オプションで指定する値にパーセント「%」やアンダーバー「_」があると、SQLのワイルドカード文字として処理されるため、目的の検索結果を得られないことがあります。
一覧表示するときに、複数のオプションを指定した場合は、それぞれのオプションで指定した条件がAND条件として処理されます。省略すると、すべての備考3が表示対象となります。
配信フォルダの備考4を、64バイト以内の文字列で指定します。
配信フォルダを定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、備考4には何も設定されません。
配信フォルダを変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。また、設定値を消去したい場合は「""」と指定してください。
配信フォルダを一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、ワイルドカード文字のクエスチョンマーク「?」およびアスタリスク「*」を指定できます。クエスチョンマーク「?」は任意の1文字、アスタリスク「*」は任意の長さの任意の文字として指定できます。
クエスチョンマーク「?」とアスタリスク「*」を使用した場合、オプションで指定する値にパーセント「%」やアンダーバー「_」があると、SQLのワイルドカード文字として処理されるため、目的の検索結果を得られないことがあります。
一覧表示するときに、複数のオプションを指定した場合は、それぞれのオプションで指定した条件がAND条件として処理されます。省略すると、すべての備考4が表示対象となります。
配信フォルダの備考5を、64バイト以内の文字列で指定します。
配信フォルダを定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、備考5には何も設定されません。
配信フォルダを変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。また、設定値を消去したい場合は「""」と指定してください。
配信フォルダを一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、ワイルドカード文字のクエスチョンマーク「?」およびアスタリスク「*」を指定できます。クエスチョンマーク「?」は任意の1文字、アスタリスク「*」は任意の長さの任意の文字として指定できます。
クエスチョンマーク「?」とアスタリスク「*」を使用した場合、オプションで指定する値にパーセント「%」やアンダーバー「_」があると、SQLのワイルドカード文字として処理されるため、目的の検索結果を得られないことがあります。
一覧表示するときに、複数のオプションを指定した場合は、それぞれのオプションで指定した条件がAND条件として処理されます。省略すると、すべての備考5が表示対象となります。
配信フォルダの帳票の保存日数を以下から指定します。
0 :無期限
1~9999の整数 :指定した日数
配信フォルダを定義する場合(-aオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、「0(無期限)」が指定されます。
配信フォルダを変更する場合(-uオプションを指定する場合)に、本オプションを省略すると、すでに設定されている値が保持されます。
lwdelexpireコマンドを実行することで、配信フォルダの保存期限を経過した帳票を削除できます。
コマンドの詳細は、“14.3.6 lwdelexpireコマンド”を参照してください。 |
復帰値
復帰値については、“14.1.7 環境設定用のコマンドの復帰値”を参照してください。 |
使用例
配信フォルダを、配信フォルダIDが「folder1」、配信フォルダ名が「フォルダ1」、出力動作モードが「1」(即時印刷)、配信出力先IDが「printer1」、保存日数が「100」日として、定義します。
lwedtfol -a folder1 -name フォルダ1 -primarydest printer1 -outputmode 1 -keepdays 100
配信フォルダIDが「folder1」の配信フォルダのコメントを「業務B用」に変更します。
lwedtfol -u folder1 -comment 業務B用
配信フォルダIDが「folder1」の配信フォルダを削除します。
lwedtfol -r folder1
配信フォルダIDが「folder1」の配信フォルダを項目名付きで一覧表示します。
lwedtfol -i folder1 -dspmode 1
配信フォルダIDが「folder1」の配信フォルダの一覧表示例を、以下に示します。値が設定されていない場合でもカンマ「,」は、必ず表示されます。
Distibute_Folder_Id,Distribute_Folder_Name,Primary_Dest_ID,Output_Mode,Priority,Comment,Customizeitem_1,Customizeitem_2,Customizeitem_3,Customizeitem_4,Customizeitem_5,Keep_Days folder1,フォルダ1,printer1,0,1,業務B用,,,,,,100
一覧表示では、以下の順序で表示されます。
配信フォルダID,配信フォルダ名,配信出力先ID,出力動作モード,優先度,コメント,備考1,備考2,備考3,備考4,備考5,保存日数
注意
一覧表示する場合、特殊文字を含む文字列は、以下のように表示されます。
カンマ「,」含む場合
文字列全体をダブルクォーテーション「""」で囲みます。