プリンタの管理環境は、以下のコマンドで設定します。
setenvdefコマンド
setenvprtコマンド
以下に、各コマンドで設定する内容について説明します。
帳票印刷時の印刷エラーのメッセージを通知する環境やログの採取方法など、管理対象プリンタの全体の設定を行います。
setenvdefコマンドで、設定する項目を以下に示します。設定した内容を表示する場合も、本コマンドを実行します。
プリンタの管理環境における全体の設定コマンドについては、“14.2.6 setenvdefコマンド”を参照してください。 |
スプールフォルダに関する設定
配信出力サーバの管理対象のプリンタから印刷するときに、帳票がスプールされるフォルダを設定します。
スプールフォルダの初期値は「(Windowsのシステムドライブ)\windows\system32\spool\PRINTERS」です。
変更する場合は、以下の手順で作業してください。
setenvdefコマンドで、「スプールフォルダ」を変更します。
Windows Server 2003 の場合、コントロールパネルの【管理ツール】-【サービス】で「PRT Server Service」および「Print Spooler」を停止します。Windows Server 2008 の場合、コントロールパネルの【システムとメンテナンス】から【管理ツール】-【サービス】で「PRT Server Service」および「Print Spooler」を停止します。
新しくスプールフォルダに設定するフォルダが存在しない場合、フォルダを作成します。フォルダは固定ディスクに作成してください。NTFS形式の場合、Usersグループのユーザに「変更」アクセス権を設定してください。
エクスプローラのフォルダ オプション画面の【表示】タブで「すべてのファイルとフォルダを表示する」が選択されていることを確認して、現在のスプールフォルダに存在するすべてのファイルを、新しくスプールフォルダに設定するフォルダに複写します。
コンピュータを再起動します。
プリンタ監視の操作ログに関する設定
プリンタ監視の操作ログには、配信出力サーバの管理対象のプリンタを監視しているときに発生するエラー/警告/情報が出力され、トラブル発生時に使用します。プリンタ監視の操作ログの採取するイベントの種類、出力ファイル名、出力ファイルサイズなどを設定します。
プリンタ監視の操作ログの採取方法については、“10.10 トラブル時の情報採取”を参照してください。 |
プリンタ監視のトレースログに関する設定
プリンタ監視のトレースログには、配信出力サーバの管理対象のプリンタを監視しているときのプログラムの処理結果(プログラムトレース)、通信に関する処理結果(ネットワークトレース)が出力され、トラブル発生時に使用します。プリンタ監視のトレースログの採取条件、出力ファイルサイズなどを設定します。
プリンタ監視のトレースログの採取方法については、“10.10 トラブル時の情報採取”を参照してください。 |
返答メッセージ、または応答メッセージに関する設定
配信出力サーバの管理対象のプリンタでエラーが発生したときや印刷経過を知らせるときに、指定したメッセージ通知クライアントに返答メッセージおよび応答メッセージを通知できます。返答/応答メッセージを通知するメッセージ通知クライアントのコンピュータの指定およびポップアップ表示をする/しないを設定します。
帳票印刷時の印刷エラーのメッセージを通知する環境など、管理対象プリンタの環境をプリンタごとに設定します。
setenvprtコマンドで、設定する項目を以下に示します。設定した内容を表示する場合も、本コマンドを実行します。
返答メッセージ、または応答メッセージに関する設定
配信出力サーバの管理対象のプリンタでエラーが発生したときや印刷経過を知らせるときに、指定したメッセージ通知クライアントに返答メッセージおよび応答メッセージを通知できます。返答/応答メッセージを通知するメッセージ通知クライアントのコンピュータの指定およびポップアップ表示をする/しないを設定します。