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Systemwalker Operation Manager  トラブルシューティングガイド
Systemwalker

5.1.7 権限不足でジョブが正常動作しない【Windows版】

対象バージョンレベル

対処

確認ポイント

登録されているジョブは、Systemwalkerインストール時に指定したサービス起動アカウント(省略値は、“systemwalker”ローカルアカウント)の権限で動作可能ですか

原因

Windows版のSystemwalker Operation Managerの場合、通常、ジョブは、“Systemwalker MpMjes”サービスの権限で動作します。サービスの起動アカウントでは権限不足でジョブが正常動作できない可能性があります。

対処方法

以下のいずれかの対処により、ジョブを起動するために十分な権限を与えてください。

注1)

サービスの起動アカウントを変更する場合は、高度なユーザ権限の設定漏れをしないように注意してください。以下の画面で設定できます。

  • Windows NT(R):  ユーザーマネージャ

  • Windows(R) 2000/Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE/Windows Server 2008:  ローカルセキュリティポリシーまたは、ドメインセキュリティポリシー

必要な権限は以下のとおりです。

  • サービスとしてログオン

  • オペレーティングシステムの一部として機能

  • クォータの増加

  • プロセスレベルトークンの置き換え

この他、ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属し、無期限パスワードが設定されている必要があります。

注2)

ジョブを所有者の権限で実行するための手順は、“5.2.11 ジョブがコード 201~256 で異常終了する”の対処方法を参照してください。

参考

ジョブを実行する、“Systemwalker MpMjes”の起動アカウントは、ジョブが実行できる権限を持つユーザであるか見直してください。一部のアプリケーションでは、アプリケーションのインストール作業を実施したユーザ、または、一度でもデスクトップにログインしたことがあるユーザしか、ジョブを起動できない(動作環境が整っていない)場合があります。