エラーメッセージ1【UNIX版】
MpJmSrv: ERROR: bind() Address already in use |
対象バージョンレベル
Solaris版:5.0以降
対処
原因
NetWorker等が、Systemwalker Operation Manager基盤が利用するポート番号(デフォルト:9367/tcp)を先に使用した場合に発生します。
対処方法
以下のいずれかの方法で対処してください。
NetWorker等が、Operation Manager共通基盤が使用するポート番号(デフォルト:9367/tcp)を使用しないようにしてください。
NetWorkerの場合の対処方法は“NetWorkerの場合の対処方法”を参照してください。
Systemwalker Operation Manager 共通基盤が使用するポート番号を、以下の手順で変更してください。
/etc/servicesファイルを開き、サービス名「JMSRV」と関連付けられたポート番号(デフォルト:9367/tcp)を変更します。
Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法は、“Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法”を参照してください。
Systemwalker Operation Managerを再起動します。
エラーメッセージ2
MpJmCal: ERROR: 0007: init_socket SSock <bind>() Address already in use (125) |
対象バージョンレベル
Solaris版:5.0以降
対処
原因
NetWorker等が、カレンダデーモンが利用するポート番号(デフォルト:9368/tcp)を先に使用した場合に発生します。
対処方法
以下のいずれかの方法で対処してください。
NetWorker等が、カレンダデーモンが使用するポート番号(デフォルト:9368/tcp)を使用しないようにしてください。
NetWorkerの場合の対処方法は“NetWorkerの場合の対処方法”を参照してください。
カレンダデーモンが使用するポート番号を、以下の手順で変更してください。
/etc/servicesファイルを開き、サービス名「JMCAL」と関連付けられたポート番号(デフォルト:9368/tcp)を変更します。
Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法は、“Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法”を参照してください。
Systemwalker Operation Managerを再起動します。
エラーメッセージ3
MpJobsch: ERROR: 0412: bind() Address already in use |
MpJobsch: ERROR: bind() Address already in use |
対象バージョンレベル
Solaris版:5.0以降
対処
原因
NetWorker等が、ジョブスケジューラが使用するポート番号(デフォルト:9297/tcp)を先に使用した場合に発生します。
対処方法
ジョブスケジューラ運用中に、ジョブスケジューラで使用するポートを他のアプリケーションが使用しないようにしてください。ポート番号の確認と変更については、以下のマニュアルを参照してください。
10.0以降の場合
“導入手引書”の“ポート番号一覧”および“ポート番号の変更方法”
5.0/5.1/5.2の場合
“導入手引書”の“ポート番号を変更する”
参考
servicesファイルにサービス名[jobsch_win]が存在しない場合、デフォルトのポート番号が使用されます。
以下のいずれかの方法で対処してください。
NetWorker等が、ジョブスケジューラが使用するポート番号(デフォルト:9297/tcp)を使用しないようにしてください。
NetWorkerの場合の対処方法は“NetWorkerの場合の対処方法”を参照してください。
ジョブスケジューラが使用するポート番号を、以下の手順で変更してください。
/etc/servicesファイルを開き、サービス名「jobsch_win」と関連付けられたポート番号(デフォルト:9297/tcp)を変更します。
Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法は、“Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法”を参照してください。
Systemwalker Operation Managerを再起動します。
エラーメッセージ4
AP:MpAosfB: ERROR: 3007: ソケットの初期化に失敗しました。ポート:pppp(注) 理由:Address already in use |
注)ppppには、JMACT1、JMACT2、JMEVT1が出力されます。
対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
対処
原因
NetWorker等が、自動運用支援が利用するポート番号(デフォルト:9369/tcp、9370/tcp、9371/tcp)を先に使用した場合に発生します。
対処方法
以下のいずれかの方法で対処してください。
NetWorker等が、自動運用支援が使用するポート番号(デフォルト:9369/tcp、9370/tcp、9371/tcp)を使用しないようにしてください。
NetWorkerの場合の対処方法は“NetWorkerの場合の対処方法”を参照してください。
自動運用支援が使用するポート番号を、以下の手順で変更してください。
/etc/servicesファイルを開き、以下のサービス名と関連付けられたポート番号を変更します。
サービス名 | ポート番号 |
---|---|
JMACT1 | 9369/tcp |
JMACT2 | 9370/tcp |
JMEVT1 | 9371/tcp |
Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法は、“Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法”を参照してください。
Systemwalker Operation Managerを再起動します。
エラーメッセージ5
MpMjes: ERROR: 10110: mjsnetsv : Failed in the bind of port number <number>/tcp. |
対象バージョンレベル
Solaris版:11.0以降
対処
原因
NetWorker等が、ジョブ実行制御が利用するポート番号(デフォルト:9327/tcp)を先に使用した場合に発生します。
対処方法
以下のいずれかの方法で対処してください。
NetWorker等が、ジョブ実行制御が使用するポート番号(デフォルト:9327/tcp)を使用しないようにしてください。
NetWorkerの場合の対処方法は“NetWorkerの場合の対処方法”を参照してください。
ジョブ実行制御が使用するポート番号を、以下の手順で変更してください。
/etc/servicesファイルを開き、サービス名「mjsnet」が登録されているか確認します。
サービス名「mjsnet」が登録されている場合
サービス名「mjsnet」が関連付けられたポート番号(デフォルト:9327/tcp)を変更します。
Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法は、“Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法”を参照してください。
サービス名「mjsnet」が登録されていない場合
サービス名「mjsnet」をポート番号(デフォルト:9327/tcp)以外で登録します。
Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法は、“Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法”を参照してください。
Systemwalker Operation Managerを再起動します。
エラーメッセージ6
MpMjes: ERROR: 10111: jmnetsv : Failed in the bind of port number <number>/tcp. |
対象バージョンレベル
Solaris版:11.0以降
対処
原因
NetWorker等が、ジョブ実行制御が利用するポート番号(デフォルト:9352/tcp)を先に使用した場合に発生します。
対処方法
以下のいずれかの方法で対処してください。
NetWorker等が、ジョブ実行制御が使用するポート番号(デフォルト:9352/tcp)を使用しないようにしてください。
NetWorkerの場合の対処方法は“NetWorkerの場合の対処方法”を参照してください。
ジョブ実行制御が使用するポート番号を、以下の手順で変更してください。
/etc/servicesファイルを開き、サービス名「jmnet」が登録されているか確認します。
サービス名「jmnet」が登録されている場合
サービス名「jmnet」が関連付けられたポート番号(デフォルト:9352/tcp)を変更します。
Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法は、“Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法”を参照してください。
サービス名「jmnet」が登録されていない場合
サービス名「jmnet」をポート番号(デフォルト:9352/tcp)以外で登録します。
Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法は、“Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法”を参照してください。
Systemwalker Operation Managerを再起動します。
NetWorkerの場合の対処方法
画面で変更する場合
NetWorker管理者画面(nwadmin)を起動します。
[オプション(Options)]-[ポートの構成(Configure ports)...]を選択します。
→ポート設定(Configure ports)画面が表示されます。
ポート設定(Configure ports)画面の「システム(System)」に変更するサーバ名、または、IPアドレスを入力します。
[了解(Ok)]をクリックします。
→ポート(Set ports)画面が表示されます。
「サービスポート(Service ports)」の値を「7937-9230」に変更します。(デフォルトは「7937-9936」)
[了解(Ok)]をクリックし、ポート(Set ports)画面を閉じます。
[取り消し(Cancel)]をクリックし、ポート設定(Configure ports)画面を閉じます。
[ファイル(File)]-[終了(Exit)]を選択し、NetWorker管理者画面(nwadmin)を閉じます。
コマンドで変更する場合
“nsrports”を入力し、現在のサービス ポート(Service ports)を確認します。
# nsrports |
以下のコマンドを実行し、サービス ポートを変更します。
# nsrports -S 7937-9230 |
“nsrports”を入力し、サービス ポート(Service ports)が変更されたことを確認します。
# nsrports |
Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法
NetWorkerと共存する場合は、変更後のポート番号がNetWorkerの使用するポート番号の範囲(7937~9936, 10001~30000)と重ならないように変更してください。なお、NetWorkerが利用するポート番号は、今後のエンハンスで変更される可能性があります。NetWorkerが使用するポート番号は、NetWorkerのドキュメントを確認してください。
NetWorkerと共存する場合は、なるべく実際に重複したポート番号だけでなく、NetWorkerの使用するポート番号の範囲(7937~9936, 10001~30000)と重なるすべてのSystemwalker Operation Managerのポート番号を変更してください。なお、NetWorkerが利用するポート番号は、今後のエンハンスで変更される可能性があります。NetWorkerが使用するポート番号は、NetWorkerのドキュメントを確認してください。
参考
Systemwalker Operation Managerのポート番号について
Systemwalker Operation Managerの各機能が使用するポート番号の初期値は、“導入手引書”の“ポート番号一覧”を参照してください。