ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Operation Manager  トラブルシューティングガイド
Systemwalker

2.1.5 NetWorker等との共存環境でSystemwalker Operation Managerのエラーメッセージが表示される

エラーメッセージ1【UNIX版】

MpJmSrv: ERROR: bind() Address already in use

対象バージョンレベル

対処

原因

NetWorker等が、Systemwalker Operation Manager基盤が利用するポート番号(デフォルト:9367/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のいずれかの方法で対処してください。

エラーメッセージ2

MpJmCal: ERROR: 0007: init_socket SSock <bind>() Address already in use (125)

対象バージョンレベル

対処

原因

NetWorker等が、カレンダデーモンが利用するポート番号(デフォルト:9368/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のいずれかの方法で対処してください。

  1. /etc/servicesファイルを開き、サービス名「JMCAL」と関連付けられたポート番号(デフォルト:9368/tcp)を変更します。

    Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法は、“Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法”を参照してください。

  2. Systemwalker Operation Managerを再起動します。

エラーメッセージ3

MpJobsch: ERROR: 0412: bind() Address already in use

MpJobsch: ERROR: bind() Address already in use

対象バージョンレベル

対処

原因

NetWorker等が、ジョブスケジューラが使用するポート番号(デフォルト:9297/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

ジョブスケジューラ運用中に、ジョブスケジューラで使用するポートを他のアプリケーションが使用しないようにしてください。ポート番号の確認と変更については、以下のマニュアルを参照してください。

参考

servicesファイルにサービス名[jobsch_win]が存在しない場合、デフォルトのポート番号が使用されます。

以下のいずれかの方法で対処してください。

  • NetWorker等が、ジョブスケジューラが使用するポート番号(デフォルト:9297/tcp)を使用しないようにしてください。

    NetWorkerの場合の対処方法は“NetWorkerの場合の対処方法”を参照してください。

  • ジョブスケジューラが使用するポート番号を、以下の手順で変更してください。

    1. /etc/servicesファイルを開き、サービス名「jobsch_win」と関連付けられたポート番号(デフォルト:9297/tcp)を変更します。

      Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法は、“Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法”を参照してください。

    2. Systemwalker Operation Managerを再起動します。

エラーメッセージ4

AP:MpAosfB: ERROR: 3007: ソケットの初期化に失敗しました。ポート:pppp(注) 理由:Address already in use

注)ppppには、JMACT1、JMACT2、JMEVT1が出力されます。

対象バージョンレベル

対処

原因

NetWorker等が、自動運用支援が利用するポート番号(デフォルト:9369/tcp、9370/tcp、9371/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のいずれかの方法で対処してください。

エラーメッセージ5

MpMjes: ERROR: 10110: mjsnetsv : Failed in the bind of port number <number>/tcp.

対象バージョンレベル

対処

原因

NetWorker等が、ジョブ実行制御が利用するポート番号(デフォルト:9327/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のいずれかの方法で対処してください。

エラーメッセージ6

MpMjes: ERROR: 10111: jmnetsv : Failed in the bind of port number <number>/tcp.

対象バージョンレベル

対処

原因

NetWorker等が、ジョブ実行制御が利用するポート番号(デフォルト:9352/tcp)を先に使用した場合に発生します。

対処方法

以下のいずれかの方法で対処してください。

NetWorkerの場合の対処方法

画面変更する場合

NetWorker管理者画面(nwadmin)を起動します。

  1. [オプション(Options)]-[ポートの構成(Configure ports)...]を選択します。

    →ポート設定(Configure ports)画面が表示されます。

  2. ポート設定(Configure ports)画面の「システム(System)」に変更するサーバ名、または、IPアドレスを入力します。

  3. [了解(Ok)]をクリックします。

    →ポート(Set ports)画面が表示されます。

  4. 「サービスポート(Service ports)」の値を「7937-9230」に変更します。(デフォルトは「7937-9936」)

  5. [了解(Ok)]をクリックし、ポート(Set ports)画面を閉じます。

  6. [取り消し(Cancel)]をクリックし、ポート設定(Configure ports)画面を閉じます。

  7. [ファイル(File)]-[終了(Exit)]を選択し、NetWorker管理者画面(nwadmin)を閉じます。

コマンド変更する場合

  1. “nsrports”を入力し、現在のサービス ポート(Service ports)を確認します。

    # nsrports
    サービス ポート: 7937-9936
    接続ポート: 10001-30000
    #

  2. 以下のコマンドを実行し、サービス ポートを変更します。

    # nsrports -S 7937-9230

  3. “nsrports”を入力し、サービス ポート(Service ports)が変更されたことを確認します。

    # nsrports
    サービス ポート: 7937-9230 ←確認
    接続ポート: 10001-30000
    #

Systemwalker Operation Managerの場合の対処方法

参考

Systemwalker Operation Managerのポート番号について

Systemwalker Operation Managerの各機能が使用するポート番号の初期値は、“導入手引書”の“ポート番号一覧”を参照してください。