分割条件を文字列で指定する場合
RS,STRC,検索左上X座標,検索左上Y座標,検索右下X座標,検索右下Y座標,キー名,
分割条件をオーバレイ名で指定する場合
RS,OVLN,キー名,
分割条件を文字列で指定する場合
RS,STRG,検索行,検索開始桁,検索終了桁,キー名,
分割条件をオーバレイ名で指定する場合
RS,OVLN,キー名,
分割条件をページで指定する場合
RS,PAGE,,
(1) 定義項目
項目名 | バイト数(種別) | 必須 | 意味 |
---|---|---|---|
2(文字) | ○ | RSレコードを示すレコード識別子です。 | |
4 | ○ | 「STRC」を指定します。 | |
5以内(数字) | ○ | 検索文字列が存在する範囲の左上X座標を指定します。 「0」~「65535」 指定する座標値については、“(2) 注意事項”を参照してください。 | |
5以内(数字) | ○ | 検索文字列が存在する範囲の左上Y座標を指定します。 「0」~「65535」 指定する座標値については、“(2) 注意事項”を参照してください。 | |
5以内(数字) | ○ | 検索文字列が存在する範囲の右下X座標を指定します。 「0」~「65535」 指定する座標値については、“(2) 注意事項”を参照してください。 | |
5以内(数字) | ○ | 検索文字列が存在する範囲の右下Y座標を指定します。 「0」~「65535」 指定する座標値については、“(2) 注意事項”を参照してください。 | |
20以内(文字) | 帳票情報として付加するキーの名前を指定します。 |
(2) 注意事項
以下について説明します。
&CONT指定のCMレコード配下に指定した場合の注意事項
抜き出し文字列の位置に関する注意事項
配信先に&CONTが指定されたCMレコード配下に指定したRSレコードは無視されます。この場合、直前のページが配信されたCMレコード配下に指定されたRSレコードが有効となります。
RSレコードで指定する座標値は、用紙の左上を原点として、X軸右方向が正、Y軸下方向が正です。指定した座標値が複数行にわたっている場合は、1番上の行が有効になります。
単位系は、1/1440インチ単位となります。
座標値については、帳票ダンプ出力機能で出力された値を指定してください。印刷データ上に存在しない座標値を指定した場合は、キー名に文字列が設定されずに処理が続行されます。
帳票ダンプ出力機能については、“2.5 帳票内文字列の位置確認(ダンプ出力機能) ”を参照してください。 |
印刷データの文字コードがUnicodeの場合、正しく抜き出せる全角文字は、JIS 非漢字、JIS 第一水準漢字、JIS第二水準漢字、利用者定義文字です。それ以外の全角文字は欠落するため、該当ページが分割条件として有効になりません。このような文字が含まれている場合は、該当する文字を除いて条件を指定するか、または該当する文字を利用者定義文字として定義してください。このような文字は、帳票ダンプ出力結果においても欠落するために、帳票ダンプ出力結果で確認することができます。
RSレコードで指定する文字の行桁位置については、帳票ダンプ出力機能で出力された値を指定してください。印刷データ上に存在しない行桁位置を指定した場合は、キー名に文字列が設定されずに処理が続行されます。
帳票ダンプ出力機能については、“2.5 帳票内文字列の位置確認(ダンプ出力機能) ”を参照してください。 |
正しく抜き出せる全角文字は、JIS 非漢字、JIS 第一水準漢字、JIS第二水準漢字、利用者定義文字です。抜き出し文字列に、上記以外の全角文字、旧字体、または文字コード以外のコード(デバイス制御コードなど)が含まれている場合は、運用により、以下の動作をします。
ファイル転送運用または分散印刷運用(TCP/IP通信形態)の場合
コードの種類により、キー名には、その文字の部分が代替文字で設定されるか、抜き出し文字列全体が設定されません。仕分け後、帳票は登録されます。
分散印刷運用(FNA通信形態)の場合
仕分け処理を中断し、エラーで終了します。帳票は登録されません。