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Interstage List Works V10.0.0 帳票仕分け手引書
Interstage

4.9.4 記述形式

オープン帳票を仕分ける場合
  • 分割条件を文字列で指定する場合

    RS,STRC,検索左上X座標,検索左上Y座標,検索右下X座標,検索右下Y座標,キー名,
  • 分割条件をオーバレイ名で指定する場合

    RS,OVLN,キー名,

富士通ホスト帳票を仕分ける場合
  • 分割条件を文字列で指定する場合

    RS,STRG,検索行,検索開始桁,検索終了桁,キー名,
  • 分割条件をオーバレイ名で指定する場合

    RS,OVLN,キー名,
  • 分割条件をページで指定する場合

    RS,PAGE,,

(1) 定義項目

オープン帳票を仕分ける場合
分割条件を文字列で指定する場合

項目名

バイト数(種別)

必須

意味

RS

2(文字)

RSレコードを示すレコード識別子です。

分割種別

4

「STRC」を指定します。

検索左上X座標

5以内(数字)

検索文字列が存在する範囲の左上X座標を指定します。

  「0」~「65535」
指定する座標値については、“(2) 注意事項”を参照してください。

検索左上Y座標

5以内(数字)

検索文字列が存在する範囲の左上Y座標を指定します。

  「0」~「65535」
指定する座標値については、“(2) 注意事項”を参照してください。

検索右下X座標

5以内(数字)

検索文字列が存在する範囲の右下X座標を指定します。

  「0」~「65535」
指定する座標値については、“(2) 注意事項”を参照してください。

検索右下Y座標

5以内(数字)

検索文字列が存在する範囲の右下Y座標を指定します。

  「0」~「65535」
指定する座標値については、“(2) 注意事項”を参照してください。

キー名

20以内(文字)

帳票情報として付加するキーの名前を指定します。
先頭3文字は固定で「RS-」を指定します。
(省略時は帳票情報なし)
ここで指定したキー名は、分割種別によって特定される帳票内のデータとマージされて1つのキー情報となります。KFレコードで、キーの値を設定するときに、本レコードで生成されたキー情報を利用することができます。


分割条件をオーバレイ名で指定する場合

項目名

バイト数(種別)

必須

意味

RS

2(文字)

RSレコードを示します。

分割種別

4

「OVLN」を指定します。

キー名

20以内(文字)

帳票情報として付加するキーの名前を指定します。
先頭3文字は固定で「RS-」を指定します。
(省略時は帳票情報なし)
ここで指定したキー名は、分割種別によって特定される帳票内のデータとマージされて1つのキー情報となります。KFレコードで、キーの値を設定するときに、本レコードで生成されたキー情報を利用することができます。


富士通ホスト帳票を仕分ける場合
分割条件を文字列で指定する場合

項目名

バイト数(種別)

必須

説明

RS

2(文字)

RSレコードを示します。

分割種別

4(文字)

「STRG」を指定します。

検索行

3以内(数字)

帳票の分割基準とする文字列が存在する行を指定します。

  「1」~「256」(省略時は「1」)

検索開始桁

3以内(数字)

帳票の分割基準とする文字列が存在する位置の始点を桁数で指定します。

  「1」~「700」(省略時は「1」)

検索終了桁

3以内(数字)

帳票の分割基準とする文字列が存在する位置の終点を桁数で指定します。

  「1」~「700」(省略時は「検索開始桁+31」。ただし、「700」を超える場合は「700」。)

「検索終了桁>レコード終端桁」なら、「検索終了桁=レコード終端桁」として扱われます。「検索開始桁+31<検索終了桁」または「検索開始桁>検索終了桁」ならエラーになります。

キー名

20以内(文字)

帳票情報として付加するキーの名前を指定します。
先頭3文字は固定で「RS-」を指定します。
(省略時は帳票情報なし)
ここで指定したキー名は、分割種別によって特定される帳票内のデータとマージされて1つのキー情報となります。このキー情報は、PrintASSORTセクションの帳票情報になります。KFレコードで、キーの値を設定するときに、本レコードで生成されたキー情報を利用することができます。


分割条件をオーバレイ名で指定する場合

項目名

バイト数(種別)

必須

意  味

RS

2(文字)

RSレコードを示します。

分割種別

4(文字)

「OVLN」を指定します。

キー名

20以内(文字)

帳票情報として付加するキーの名前を指定します。
先頭3文字は固定で「RS-」を指定します。
(省略時は帳票情報なし)
ここで指定したキー名は、分割種別によって特定される帳票内のデータとマージされて1つのキー情報となります。このキー情報は、PrintASSORTセクションの帳票情報になります。KFレコードで、キーの値を設定するときに、本レコードで生成されたキー情報を利用することができます。


分割条件をページで指定する場合

項目名

バイト数(種別)

必須

意  味

RS

2(文字)

RSレコードを示します。

分割種別

4(文字)

「PAGE」を指定します。

予備

リザーブ域です。指定されても有効となりません。


(2) 注意事項

以下について説明します。

&CONT指定のCMレコード配下に指定した場合の注意事項

配信先に&CONTが指定されたCMレコード配下に指定したRSレコードは無視されます。この場合、直前のページが配信されたCMレコード配下に指定されたRSレコードが有効となります。


抜き出し文字列に関する注意事項
オープン帳票を仕分ける場合
  • RSレコードで指定する座標値は、用紙の左上を原点として、X軸右方向が正、Y軸下方向が正です。指定した座標値が複数行にわたっている場合は、1番上の行が有効になります。
    単位系は、1/1440インチ単位となります。
    座標値については、帳票ダンプ出力機能で出力された値を指定してください。印刷データ上に存在しない座標値を指定した場合は、キー名に文字列が設定されずに処理が続行されます。

    帳票ダンプ出力機能については、“2.5 帳票内文字列の位置確認(ダンプ出力機能) ”を参照してください。
  • 印刷データの文字コードがUnicodeの場合、正しく抜き出せる全角文字は、JIS 非漢字、JIS 第一水準漢字、JIS第二水準漢字、利用者定義文字です。それ以外の全角文字は欠落するため、該当ページが分割条件として有効になりません。このような文字が含まれている場合は、該当する文字を除いて条件を指定するか、または該当する文字を利用者定義文字として定義してください。このような文字は、帳票ダンプ出力結果においても欠落するために、帳票ダンプ出力結果で確認することができます。


富士通ホスト帳票を仕分ける場合

RSレコードで指定する文字の行桁位置については、帳票ダンプ出力機能で出力された値を指定してください。印刷データ上に存在しない行桁位置を指定した場合は、キー名に文字列が設定されずに処理が続行されます。

帳票ダンプ出力機能については、“2.5 帳票内文字列の位置確認(ダンプ出力機能) ”を参照してください。

正しく抜き出せる全角文字は、JIS 非漢字、JIS 第一水準漢字、JIS第二水準漢字、利用者定義文字です。抜き出し文字列に、上記以外の全角文字、旧字体、または文字コード以外のコード(デバイス制御コードなど)が含まれている場合は、運用により、以下の動作をします。

  • ファイル転送運用または分散印刷運用(TCP/IP通信形態)の場合

    コードの種類により、キー名には、その文字の部分が代替文字で設定されるか、抜き出し文字列全体が設定されません。仕分け後、帳票は登録されます。

  • 分散印刷運用(FNA通信形態)の場合

    仕分け処理を中断し、エラーで終了します。帳票は登録されません。