「サーバを停止する」運用操作部品の入力情報として与えるホスト名、および申請理由を入力するためのフォームを作成します。
ここで作成する入力フォームは、Webコンソール上では以下のように表示されます。
参照
QuickForm の詳細は、“Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド”の“フォームの使用”、および“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“QuickForm UI部品リファレンス”を参照してください。
Start ノードを選択して右クリックし、ポップアップメニューから [QuickForm]-[新規作成]を選択します。
[新規QuickForm]ダイアログで、[名前]フィールドにフォームの名前を入力します。
プロジェクト: /prac001/web(必須)
名前: application(必須)
[終了]をクリックします。
QuickForm デザインエディタが表示されます。
ポイント
QuickFormデザインエディタの右側に表示されているパレット内の利用頻度の低いアイテムを非表示にすることができます。
[パレット]の中で右クリックし、ポップアップメニューから[カスタマイズ]を選択します。
→[パレットのカスタマイズ]ダイアログが表示されます。
左側のツリーから非表示にしたいアイテムを選択します。
右側の[非表示]ボタンをチェックします。
[OK]ボタンをクリックします
[パレット]の[Advanced]フォルダにある、Textアイテムを選択します。デザインエディタ上で、アイテムを配置したい場所をクリックし、Textアイテムを追加します。
[プロパティー]-[属性]タブを選択し、[固有プロパティ] > [rcf:value]の値に入力フォーム上で表示するラベルの名前を入力します。
ここでは、「サーバを停止する」運用操作部品へ渡すホスト名を入力するフィールドのラベルとして、"ホスト名:"を入力します。
rcf:value: ホスト名:
申請理由を入力するフィールドのラベルを追加します。
rcf:value: 申請理由:
[パレット]の[Advanced]フォルダにある、TextInputアイテムを選択します。デザインエディタ上で、アイテムを配置したい場所をクリックし、TextInputアイテムを追加します。
[プロパティー]-[属性]タブを選択し、[共通プロパティ] > [rcf:id]の値に入力フィールド(TextInput)と関連付けるユーザ定義属性のIDを入力します。
rcf:id: uda_hostname(先頭の "uda_" は必須)
ポイント
ユーザ定義属性(UDA)のIDは以下のようにして参照することができます。
プロセス定義エディタを表示します。
[プロパティー]-[ユーザ定義属性]タブを選択します。
[IDを表示する]チェックボックスにチェックをつけます。
[名前]列の右側に[ID]列が表示され、ユーザ定義属性のIDを確認することができます。
同様に申請理由を入力するフィールドを追加します。
rcf:id: uda_reason(先頭の "uda_" は必須)
申請フォームと同様に、アクティビティに対して承認フォームを作成します。承認フォームは申請フォームをもとに作成します。
ここで作成する承認フォームは、Webコンソール上では以下のように表示されます。
[ナビゲーター]ビューで、application.jsp を選択して右クリックし、ポップアップメニューから[コピー]を選択します。
[ナビゲーター]ビューで、webフォルダを選択して右クリックし、ポップアップメニューから[貼り付け]を選択します。
→[名前の競合]ダイアログが表示されます。
[名前の競合]ダイアログの入力フィールドの値を approval.jsp に変更し、[OK]ボタンをクリックします。
→[ナビゲーター]ビューの webフォルダ配下に、approval.jsp が作成されます。
[ナビゲーター]ビューで、approval.jsp を選択して右クリックし、ポップアップメニューから[開く]を選択します。
→QuickFormデザインエディタが表示されます。
"ホスト名"の入力フィールド(TextInput)を選択します。
[プロパティー]-[属性]タブを選択し、[固有プロパティ] > [rcf:readOnly]の値にtrueを指定します。また、[固有プロパティ] > [rcf:enabled]の値にfalseを指定します。
ポイント
承認フォームでは、申請フォームで入力されたホスト名の編集が行えないようにするため、[固有プロパティ] > [rcf:readOnly]の値に true を指定することで読み取り専用フィールドに設定しています。
また、[固有プロパティ] > [rcf:enabled]の値に false を指定することで、フォーカスが遷移しないように設定しています。
"申請理由"の入力フィールド(TextInput)を選択し、"ホスト名"の入力フィールドと同様に、[固有プロパティ] > [rcf:readOnly]の値にtrueを指定します。[固有プロパティ] > [rcf:enabled]の値にfalseを指定します。
[ファイル]-[保管]を選択し、承認フォームを保存します。
プロセス定義エディタ上で、Activityを選択して右クリックし、[QuickForm]-[ノードへの追加]を選択します。
[QuickFormの追加]ダイアログのツリーから、approval.jspを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
→Activityに確認フォーム(approval.jsp)が設定されます。
申請/承認フォームと同様に、アクティビティに対して確認フォームを作成します。確認フォームは承認フォームをもとに作成します。
ここで作成する確認フォームは、Webコンソール上では以下のように表示されます。
[ナビゲーター]ビューで、approval.jsp を選択して右クリックし、ポップアップメニューから[コピー]を選択します。
[ナビゲーター]ビューで、webフォルダを選択して右クリックし、ポップアップメニューから[貼り付け]を選択します。
→[名前の競合]ダイアログが表示されます。
[名前の競合]ダイアログの入力フィールドの値を check.jsp に変更し、[OK]ボタンをクリックします。
→[ナビゲーター]ビューの webフォルダ配下に、check.jsp が作成されます。
[ナビゲーター]ビューで、check.jsp を選択して右クリックし、ポップアップメニューから[開く]を選択します。
→QuickFormデザインエディタが表示されます。
[パレット]の[Advanced]フォルダにある、Textアイテムを選択します。デザインエディタ上で、アイテムを配置したい場所をクリックし、Textアイテムを追加します。
[プロパティー]-[属性]タブを選択し、[固有プロパティ] > [rcf:value]の値に確認フォーム上で表示するラベルの名前を入力します。ここでは、「サーバを停止する」運用操作部品の実行結果を表示するフィールドのラベルとして、"終了コード"を入力します。
rcf:value: 終了コード:
[パレット]の[Advanced]フォルダにある、TextInputアイテムを選択します。デザインエディタ上で、アイテムを配置したい場所をクリックし、TextInputアイテムを追加します。
[プロパティー]-[属性]タブを選択し、[共通プロパティ] > [rcf:id]の値に入力フィールド(TextInput)と関連付けるユーザ定義属性のIDを入力します。
rcf:id: uda_SWRBA_RCODE(先頭の "uda_" は必須)
[パレット]の[Advanced]フォルダにある、Textアイテムを選択します。デザインエディタ上で、アイテムを配置したい場所をクリックし、Textアイテムを追加します。
[プロパティー]-[属性]タブを選択し、[固有プロパティ] > [rcf:value]の値に確認フォーム上で表示するラベルの名前を入力します。ここでは、「サーバを停止する」運用操作部品の標準出力を表示するフィールドのラベルとして、"標準出力"を入力します。
rcf:value: 標準出力:
[パレット]の[Advanced]フォルダにある、TextAreaアイテムを選択します。デザインエディタ上で、アイテムを配置したい場所をクリックし、TextAreaアイテムを追加します。
[プロパティー]-[属性]タブを選択し、[共通プロパティ] > [rcf:id]の値に入力フィールド(TextArea)と関連付けるユーザ定義属性のIDを入力します。
rcf:id: uda_SWRBA_STDOUT(先頭の "uda_" は必須)
参考
TextAreaアイテムでは、[固有プロパティ]の[rcf:rows]、[rcf:cols]に値を設定することにより、TextAreaアイテムの表示行数と桁数を指定することができます。
以下の例では、5行×40桁に設定しています。
[パレット]の[Advanced]フォルダにある、Textアイテムを選択してデザインエディタ上に配置します。[プロパティー]-[属性]タブを選択し、[固有プロパティ] > [rcf:value]の値に確認フォーム上で表示するラベルの名前を入力します。
rcf:value: 標準エラー出力
[パレット]の[Advanced]フォルダにある、TextAreaアイテムを選択してデザインエディタ上に配置します。[プロパティー]-[属性]タブを選択し、[共通プロパティ] > [rcf:id]の値に入力フィールド(TextArea)と関連付けるユーザ定義属性のIDを入力します。
rcf:id: uda_SWRBA_STDERR(先頭の "uda_" は必須)
[ファイル]-[保管]を選択し、確認フォームを保存します。
プロセス定義エディタ上で、Activityを選択して右クリックし、[QuickForm]-[ノードへの追加]を選択します。
[QuickFormをノードへ追加]ダイアログのツリーから、check.jspを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
→Activityに確認フォーム(check.jsp)が設定されます。
これで、人の作業を含んだ自動運用プロセスの作成は完了です。