アプリケーションサービス機能のテクニカルサービスを提供するために、アプリケーションサービス機能とテクニカルサービスは、Webサービスのインターフェースを使用して通信を行います。通信の呼び出し方向は2つあります。1つはテクニカルサービスからアプリケーションサービス機能への呼び出しで、もう1つはアプリケーションサービス機能からテクニカルサービスへの呼び出しです。テクニカルサービスからアプリケーションサービス機能への呼び出しでは、テクニカルサービス側にはWebサービスのクライアントを実装します。アプリケーションサービス機能からテクニカルサービスへの呼び出しでは、テクニカルサービス側にはWebサービスのサーバーを実装します。
アプリケーションをテクニカルサービスとして提供し、アプリケーションサービス機能に統合するには次の実装作業が必要です。
アプリケーションの統合方法およびアクセス種別、そして使用するユーザー認証方法を決定
詳細は“第2章 アクセス種別の決定”の章を参照してください。
プロビジョニングサービスの実装
アプリケーションサービス機能のイベント管理との統合
サービスの操作の実装
上記を実装するために、アプリケーションサービス機能は以下のWebサービスAPIを公開しています。
プロビジョニングサービスAPI
パブリックWebサービスAPI
オペレーションサービスAPI
アプリケーションサービス機能とテクニカルサービスの統合をサポートするため、アプリケーションサービス機能はインテグレーションパックを同梱しています。インテグレーションパックは、以下のソースを含んでいます。
WebサービスAPIのWSDLファイルとXSDファイル
WebサービスをJAX-WSフレームワークで実装する場合のインターフェースの仕様を記述したJavadoc
WebサービスをJAX-WSフレームワークで実装するする場合のインターフェースとデータオブジェクトを含むJavaアーカイブ(.jarファイル)
インテグレーションパックの詳細は、“付録A インテグレーションパック”を参照してください。
アプリケーションサービス機能のパブリックWebサービスAPIのURLは以下の通りです。各URLに対してクエリ"?wsdl"を付加してアクセスすることにより、対応するWSDLを取得することもできます。
サービス名 | URL |
---|---|
EventService | http://ホスト:ポート/EventService/v1.1/BASIC |
SessionService | http://ホスト:ポート/SessionService/v1.1/BASIC |
SubscriptionService | http://ホスト:ポート/SubscritionService/v1.1/BASIC |
パブリックWebサービスAPIでは、HTTPのBASIC認証によるアクセス制御を行っています。BASIC認証のユーザー名、パスワードには、アプリケーションサービス機能に登録されている任意のユーザーのユーザーキーおよびバスワードを指定してください。