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SystemwalkerService Catalog Manager V14g アプリケーションサービス機能アプリケーション開発ガイド
Systemwalker

第2章 アクセス種別の決定

アプリケーションサービス機能は、いくつかのアプリケーションの統合方法とアクセス方法を提供しています。アクセス種別によって、以下が決まります。

それぞれのアクセス種別と、機能の組み合わせは以下のとおりです。

アクセス種別

機能

アプリケーションログイン

リバースプロキシ

プラットフォームアクセス

利用可能(実装が必要)

使用する

ログインアクセス

利用可能(実装が必要)

使用しない

プロキシアクセス

利用可能(実装は不要)*

使用する

ダイレクトアクセス

利用不可

使用しない

*プロキシアクセスの場合、アプリケーションはアプリケーションサービス機能を使用してユーザー認証だけをおこないます。このときのログイン情報をアプリケーションサービス機能はアプリケーションに転送しません。


アクセス種別によって、実装が必要となるWebサービスインターフェースが異なります。それぞれのアクセス種別と、実装が必要となるWebサービスインターフェース機能の組み合わせは以下のとおりです。

アクセス種別

インターフェース

プロビジョニングサービス

イベントサービス

サービスの操作

プラットフォームアクセス

必須

利用可能

利用可能

ログインアクセス

必須

利用不可

利用不可

プロキシアクセス

不要(利用不可)

利用不可

利用不可

ダイレクトアクセス

必須

利用不可

利用不可

Webサービスインターフェースの実装については、“第3章 アプリケーションの開発”を参照してください。


サプライヤーが利用可能な価格モデルの課金項目も、アクセス種別の影響を受けます。利用可能な課金項目は以下の通りです。

アクセス種別

課金項目

サービス単価

ユーザー単価

イベント

プラットフォームアクセス

利用可能

利用可能

利用可能

ログインアクセス

利用可能

利用可能

利用不可

プロキシアクセス

利用可能

利用可能

利用不可

ダイレクトアクセス

利用可能

利用不可

利用不可

価格モデルについての詳細は、“アプリケーションサービス機能  運用ガイド  管理者編  5.3 価格モデルの管理”を参照してください。


どのアクセス種別を用いるのかは、アプリケーションのテクニカルサービスに定義します。アプリケーションやサービスの特性に応じて、適切なアクセス種別を選択してください。

アプリケーションサービス機能を経由するアクセス種別(プラットフォームアクセスによるアクセス、またはログインアクセス)を選択した場合、アプリケーションにおけるログイン・ログアウトの実装を変更し、プロビジョニングサービスAPIに定義されたユーザー処理を利用する必要があります。詳細は“付録C ログイン・ログアウトの実装”を参照してください。

引き続き本章では各アクセス種別の詳細を説明します。