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SystemwalkerService Catalog Manager V14g アプリケーションサービス機能アプリケーション開発ガイド
Systemwalker

2.3 プロキシアクセス

プロキシアクセスの場合、プロビジョニングサービスの実装は不要です。クライアントとアプリケーションの間で交わされるすべての要求について、アプリケーションサービス機能はリバースプロキシの役を果たします。ログインを含むすべての処理はアプリケーションサービス機能を経由します。次の図に、クライアント、アプリケーションサービス機能、アプリケーションの間で交わされる処理の流れを示します。

サービスを使用するためにユーザーがアプリケーションサービス機能にログインすると、アプリケーションサービス機能はユーザーを認証し、アプリケーションサービス機能のセッションを作成します。そして、アプリケーションサービス機能は正しい場所に要求と応答を転送するため、受け渡されたすべてのURLを書き直します。

このアクセス種別を使用する場合は、アプリケーション側でセキュリティに配慮する必要があります。アプリケーションサービス機能とアプリケーション間をVPNで接続していない場合は、アプリケーション側でIPフィルタリングなどを実施してください。別の方法としては、たとえばWebページをテクニカルサービスとして提供している場合、サービスのベースURLとしてhttp://server/7899/8890291/562のように推測されにくいURLを使用してください。そうしないと、アプリケーションサービス機能にログインしていないユーザーでもサービスを使用できてしまいます。

注意

プロキシアクセスを使用する場合は、アプリケーションが以下の条件を満たしていることを確認してください。

ログアウトとセッションタイムアウト

アクセス種別がプロキシアクセスの場合で、ユーザーが30分以上にわたってユーザーがアプリケーションを使用しなかった場合は、アプリケーションサービス機能は該当するセッションを終了し、アプリケーションサービス機能のデータベースのセッションデータベースを更新します。