Information Integratorで配付できるオブジェクト形式を以下に示します。
格納したデータのInformation Integratorでのデータ形式
Salesforceオブジェクトの場合
Salesforceへ格納するデータは、UnicodeのUTF8、改行コードはCR+LFで扱います。また、格納するCSVファイルの区切り文字は、「,(カンマ)」で扱います。
その他の形式の区切り文字(空白、タブ)がデータに含まれる場合は、格納前にデータ変換・編集機能を利用して、あらかじめ区切り文字を「,(カンマ)」にしてください。その他の形式の区切り文字(空白、タブ)がデータに含まれたまま格納しようとすると、処理異常となります。
格納可能なデータ型
Salesforceオブジェクトの場合
Salesforceオブジェクトの場合の、格納可能なデータ型、およびInformation Integratorのデータ型との対応を以下の表に示します。
Information Integratorで対応するデータ型 | Salesforceオブジェクト形式のデータ型 (FieldType) | 備考 |
---|---|---|
SQL_CHAR | ID | 格納することはできません。したがって、Salesforce側で保持する当該IDの値は変更されません。 データ更新の場合、レコード管理IDとして値は参照されます。 |
SQL_VARCHAR(注1) | string | |
boolean | 以下のいずれかで格納可能
| |
datetime | 協定世界時(UTC)で格納してください。 | |
textarea | ||
phone | Salesforceの仕様にあわせた形式の値を格納可 | |
url | Salesforceの仕様にあわせた形式の値を格納可 | |
Salesforceの仕様にあわせた形式の値を格納可 | ||
combobox | ||
picklist | Salesforceの選択リストに含まれていないデータも格納可。Salesforceの選択リストに含まれていないデータを格納すると、選択リストに追加されます。 | |
multipicklist | ||
anyType | Salesforceの仕様にあわせた形式の値を格納可 | |
SQL_INTEGER | int | 配付時の最大値(最小値)は、Salesforceで定義されている桁数に従います。 |
SQL_FLOAT | double | 配付時の最大値(最小値)は、Salesforceで定義されている桁数に従います。 |
currency | 配付時の最大値(最小値)は、Salesforceで定義されている桁数に従います。 | |
percent | 配付時の最大値(最小値)は、Salesforceで定義されている桁数に従います。 | |
SQL_DATE(注2) | date | 協定世界時(UTC)で格納してください。 |
SQL_LONGVARBINARY | base64 |
注1)
Salesforceオブジェクト形式のデータ型「datetime」で格納するデータは、「YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.nnnZ(年-月-日T時間:分:秒.ミリ秒 TおよびZは区切り文字)」の形式にする必要があります。
Information Integratorの日時データを格納する場合には、Information Integratorが扱える形式「YYYY-MM-DD HH:MM:SS(年-月-日 時間:分:秒)」から格納可能なデータ形式にデータを変換する必要があります。区切り文字およびミリ秒を追加するアプリケーションを作成し、処理プラグインを組み込んでください。
注2)
Salesforceオブジェクトを格納するとき、日付データは、「YYYY-MM-DD」の形式にしてください。
その他の形式で表現されている日付データをSalesforceに格納する場合は、日時の書式変換機能を利用して形式を「YYYY-MM-DD」の形式にそろえてください。日時の書式変換についての詳細は、“1.4.3.16 日時の書式変換”を参照してください。
注3)
Salesforceに格納するデータは、Base64で符号化してください。
その他の形式で表現されているデータの場合は、属性変換機能を利用して形式を変換してください。属性変換機能についての詳細は、“1.4.3.4 属性変換”を参照してください。
Salesforceの外部IDに関する留意事項
データの追加/更新を行うときに利用するSalesforceの外部IDは、Salesforce側で必ず一意となっているキーを外部IDにしてください。