ITSMを利用する上で必要となるユーザを定義します。
管理者機能画面から[ユーザ定義管理]ボタンをクリックします。
必要事項を入力し[保存]ボタンをクリックします。
図2.2 ユーザ定義画面
ユーザ定義では、ITSMにログインする際のユーザIDや、ユーザの権限設定、及びITSMのライセンス定義を行います。以下に主な項目について説明します。
項目名 | 説明 |
---|---|
ステータス | ユーザ定義の有効/無効を設定します。ステータスが使用中の場合のみ、ユーザ定義は有効になります。ユーザ定義が無効の場合ITSMにログインできません。 仮登録:正式に登録されていないユーザの場合使用します。 使用中:登録され使用可能なユーザの場合使用します。 未使用:使用しなくなったユーザの場合使用します。 削除予定:削除予定のあるユーザの場合使用します。 削除:「削除」を選択し保存するとユーザ定義が削除されます。 |
ユーザID | ITSMにログインするIDを登録します。また、インシデント管理、問題管理などで依頼元IDから個人情報を引用する際にも、このユーザIDが使われます。 |
パスワード | ITSMにログインする際のパスワードを登録します。パスワードについては、ログイン後に各自で修正することができます。パスワードを自分で変更した場合は再ログインが必要です。 |
氏名 | 氏名を登録します。 |
カナ | 氏名をカナで登録します。 |
役職 | ユーザの役職を入力します。 |
所属グループ | 所属グループを選択します。(例:第一サポートグループ) |
所属グループID | 所属グループを選択すると、自動でセットされます。 |
担当グループリスト | ユーザが担当しているグループを選択します。複数選択が可能です(右側にある「▼」ボタンをクリックしてメニューを表示させます)。(例:お客様Aグループ お客様Bグループ) 注意 登録できる担当グループ数は40グループ以下です。 |
サービス初期値 | 案件(インシデント、問題、変更)を新規発行する場合、ここで設定したサービスが[サービス]フィールドにセットされます。 |
電話番号 | 電話番号を入力します。 |
E-Mailアドレスを入力します。 | |
通知手段 | 回送通知手段として、”E-Mail”、”Alert”、”なし” から選択します。 |
利用サービスリスト | ユーザは利用できるサービスリストを選択します(右側にある「▼」ボタンをクリックしてメニューを表示させます)。 すべてのサービスを利用する場合[ALL]と入力します。[ALL]以外を設定する場合は、必ず「サービス初期値」で登録したサービスも利用サービスリストに追加してください。 |
備考 | ユーザについての備考を入力します。 |
インシデント管理権限- | インシデント管理のマネージャー権限が与えられます。マネージャー権限では、インシデント画面の入力項目について、登録者、対応者に関わらず、任意に変更、クローズする権限が与えられます。 |
インシデント管理権限- | インシデントの査読を行う権限が与えられます。インシデント対応については、スタッフと同様の権限を持ちます。所属するグループのインシデントに関してはクローズも行えます。 |
インシデント管理権限- | インシデントの受付、対応を行う権限が与えられます。登録済のインシデントについては、自分が受付者である、または対応者である場合のみ変更が可能となります。 |
問題管理権限- | インシデントマネージャと同様に、問題査読権限と入力項目の更新、クローズ権限が与えられます。 |
問題管理権限- | 問題の査読を行う権限が与えられます。問題対応については、スタッフと同様の権限を持ちます。所属するグループの問題に関してはクローズも行えます。 |
問題管理権限- | インシデントスタッフと同様に、問題の登録と、自分が受付者か対応者であるレコードに対しての更新権限が与えられます。 |
変更管理権限- | インシデントマネージャと同様に、変更査読権限と入力項目の任意更新権限が与えられます。 |
変更管理権限- | 変更の査読を行う権限が与えられます。変更対応については、スタッフと同様の権限を持ちます。 |
変更管理権限- | 変更の受付、対応を行う権限が与えられます。登録済の変更については、自分が受付者である、または対応者である場合のみ更新が可能となります。 |
全案件参照権限 | ユーザが所属するグループだけでなく、所属していないグループの案件(他のグループで受付や対応されている案件)をすべて参照できる権限です。 |
ログインユーザライセンス | ITSMのライセンスを定義します。レコードの更新を行うユーザに対しては、“固定(ユーザに固定して登録するライセンス、ライセンスを他人と共有できません。)”、または“フローティング(共有できるライセンス)”の何れかのライセンスを付与する必要があります。 リードオンリーや制限リードオンリーのライセンスが与えられたユーザは案件を更新することができません。 |
システム管理者 | ユーザをITSMのシステム管理者として設定する場合にチェックします。チェックされたユーザはITSMのマスタ定義を行うことができます。 |
注意
ユーザを登録する時必ずユーザの業務に必要な案件管理権限(インシデント管理権限、問題管理権限、変更管理権限)を指定してください。案件管理権限が与えられていない場合、案件の発行や更新ができません。
保存のメッセージを確認します。