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Interstage Information IntegratorV10.1.0 システム設計ガイド

1.8.1 定義作成/定義管理

Information Integratorでは、処理プロセスの設計情報をシステムの定義情報として、そのまま実行環境で利用できます。

定義作成

処理プロセスの処理手順ならびに処理プロセスを実行するために必要な各種パラメタの設計情報に関する定義を行います。

処理プロセスの処理手順は、III Studioで設計した後、設計内容をデザインシートに展開します。処理プロセスの実行に必要な詳細なパラメタをデザインシートで定義します。これにより、処理プロセスの設計はデザインシートにすべて表現されます。このデザインシートを実行環境に登録して利用します。

設計から保守にわたる一連のシステム開発フェーズは、すべてデザインシートを起点に行われます。

図1.23 Information Integratorの定義作成のイメージ

定義管理

登録されたデザインシートを取り出したり、参照したりする一連の定義情報の管理は、定義情報を管理するツールを使って管理します。このツールを「定義管理クライアント」と呼びます。

1.8.1.1 メタ収集機能

収集元システムや配付先システムにあるメタデータをInformation Integratorに取り込み、デザインシートに表示します。

Information Integratorでデータ変換・編集を行う場合、あらかじめデザインシートに変換前と変換後のデータ構造に関する情報を入力します。この定義を行うとき、変換対象となるデータのメタデータを取り込み、デザインシートに表示します。

以下のデータのデータ構造に関するメタデータを収集することができます。

収集できるメタデータは、収集が可能なデータの形式や、データ型などの条件に準じます。条件の詳細については、“付録B Information Integratorで扱えるデータ形式について”を参照してください。