ここでは、Expressマネージャーのトラブルシューティング情報を収集するためのコマンドについて説明します。
名前
express_managersnap - Expressマネージャーのトラブルシューティング情報収集
形式
$INS_DIR\Express\Manager\bin\express_managersnap -dir dirname [-all]
($INS_DIRはExpressマネージャーのインストール時に指定した"Program Directory"です。)
機能説明
管理サーバのExpressマネージャーの情報を収集します。OSの管理者グループのユーザーだけがコマンドを実行できます。
本コマンドは、問題が発生したときに管理サーバの情報を収集するためのコマンドです。
このコマンドで収集した情報を、富士通技術員に提出してください。
オプション
収集したトラブルシューティング情報を出力するディレクトリをdirname に指定します。dirnameはドライブ文字で始まる絶対パス名で指定します。
dirnameに指定できる文字のバイト数は、最大100 Byteです。
収集された情報は"EXyyyymmddhhmm.zip"というファイル名でディレクトリに格納されます。このコマンドを実行する前に、dirnameで指定するディレクトリに、以下の空き容量があることを確認してください。
収集する情報 | 必要な空き容量 |
---|---|
初期調査情報 | 1 MB以上 |
すべての情報 | 15 MB以上 |
サーバ上のすべてのトラブルシューティング情報を収集します。データには多くの情報が含まれるため、データサイズが増大します。このオプションは、初期調査には不要です。
使用例
初期調査情報を収集し、"D:\temp"ディレクトリに格納します。
> express_managersnap -dir D:\temp |