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Symfoware Server V10.0.1 Connection Managerユーザーズガイド(9.x)

5.1 コネクションのあて先制御

Connection Managerを利用する場合、コネクションの接続先の指定は、APC動作環境ファイルの定義種別SQLSERVERにSQLサーバ名ごとに指定します。

C/COBOLアプリケーション

埋込みSQLを使用したC/COBOLのアプリケーションでは、以下の2つの方式でデータベースサーバと接続します。

注意

クライアント用の動作環境ファイルのSERVER_SPECパラメタで同一のSQLサーバ名が定義されている場合は、SERVER_SPECパラメタが優先となります。Connection Managerを使用する場合は、SERVER_SPECパラメタは指定しないでください。

アプリケーションのCONNECT文に指定するSQLサーバ名は、業務単位ごとに異なる名前を指定します。異なる動作環境にて動作するアプリケーションで同じSQLサーバ名を使用しないよう、正しい設計を行ってください。詳細については、“2.4 SQLサーバについて”を参照してください。

Javaアプリケーション

JDBCドライバを経由してConnection Managerを利用する場合は、以下を行います。

  1. APC動作環境ファイルに定義種別SQLSERVER(SQLサーバ名)を指定します。

  2. JDBCデータソース登録ツールを使用する場合は、[JDBCデータソース情報設定]画面の[データ資源名]に、SQLサーバ名を指定します。symjddefdsコマンドを使用する場合は、JDBCデータソース定義ファイルの[データ資源名]に、SQLサーバ名を指定します。

    注意

    Connection Managerを利用する場合、RDBシステム名は付加できませんので、symjddefdsコマンドを使用する際はSQLサーバ名のみを記述してください。

アプリケーションでConnectionクラスのオブジェクトを作成すると、データソース登録したSQLサーバ名に対応した定義種別SQLSERVERで定義しているデータ資源に対して、コネクションの接続が行われます。

なお、DriverManagerクラスのAPIを使用した接続でも、データ資源名にSQLサーバ名を指定することで、Connection Managerに連携できます。

参照

JDBCデータソース登録ツールの詳細については、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”を参照してください。

ODBCアプリケーション

ODOSを経由してConnection Managerを利用する場合は、以下を行います。

  1. APC動作環境ファイルに定義種別SQLSERVER(SQLサーバ名)を指定します。

  2. ODOSのODBCデータソースを設定する[Symfoware ODOS セットアップ]画面で[接続情報]の[ローカルアクセス]を選択し、[データベース名]にSQLサーバ名を指定します。

登録したデータソースをアプリケーションで指定して接続を行うと、データソースに指定したSQLサーバ名に対応した定義種別SQLSERVERで定義しているデータ資源に対して、コネクションの接続が行われます。

参照

ODBCデータソース設定の詳細については、“アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)”を参照してください。