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Systemwalker Service Quality Coordinator 導入手引書

6.6.1 モニタデータの保持期間の変更

モニタデータの保持期間を変更するための手順を説明します。モニタデータの保持期間を変更するには、Agent/Manager環境、双方において作業を実施する必要があります。

ポイント

モニタデータの保持期間を延ばすと、保持期間に比例してモニタ画面の表示に時間が掛かりますので、注意してください。

導入手引書「2.1.1.2 性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり方法について」を参考にして、設定する保持期間を検討してください。


■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザ権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパ・ユーザ)権限が必要です。



■手順

Agentでの作業

  1. Agentのサービス/デーモンの停止と確認
    A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。


  2. 定義ファイルの編集

    ■格納場所

    定義ファイルはINI形式になっています。

    【Windows版】

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat

    【UNIX版】

    /etc/opt/FJSVssqc/template.dat


    [TIS]セクションの以下の定義を修正します。

    ■編集前

    #################################

    [TIS]

    RETENTION=3                ★ここを編集します。

        :

    #################################

    ※設定されている数値が保持期間(日数)を表します。(デフォルト=3)


    モニタデータの保持期間を、1~31の値で設定します。


  3. sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)の実行

    Windows版】

    <インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>]

    UNIX版】

    /opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>]

    詳細はリファレンスマニュアル「1.1.3 sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照してください。


  4. Agentのサービス/デーモンの起動と確認

    A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。



Managerでの作業

  1. sqcSetPDBManageの実行
    sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)を実行します。

    詳細については、リファレンスマニュアル「1.8 sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)」を参照してください。


    ■記述形式

    【Windows版】

    <インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPDBManage.bat -M <保持期間> |-s

    【UNIX版】

    /opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -M <保持期間> | -s


    ■オプション

    -M <保持期間>

    モニタデータの保持期間を、1~31の整数で設定します。(単位:日)

    -s

    現在の保持期間設定値を表示します。

注意

モニタデータの保持期間は、全てのAgentに対して、同じ保持期間を設定してください。複数のAgentに対して、違う保持期間を設定した場合は、正常に動作しない場合があります。