モニタデータの保持期間を変更するための手順を説明します。モニタデータの保持期間を変更するには、Agent/Manager環境、双方において作業を実施する必要があります。
ポイント
モニタデータの保持期間を延ばすと、保持期間に比例してモニタ画面の表示に時間が掛かりますので、注意してください。
導入手引書「2.1.1.2 性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり方法について」を参考にして、設定する保持期間を検討してください。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザ権限が必要です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパ・ユーザ)権限が必要です。
■手順
Agentでの作業
Agentのサービス/デーモンの停止と確認
「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。
定義ファイルの編集
■格納場所
定義ファイルはINI形式になっています。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\template.dat |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/template.dat |
[TIS]セクションの以下の定義を修正します。
■編集前
################################# [TIS] RETENTION=3 ★ここを編集します。 : ################################# |
※設定されている数値が保持期間(日数)を表します。(デフォルト=3)
モニタデータの保持期間を、1~31の値で設定します。
sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)の実行
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPolicy.exe [-h <host name>] |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPolicy.sh [-h <host name>] |
詳細はリファレンスマニュアル「1.1.3 sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照してください。
Agentのサービス/デーモンの起動と確認
「A.8 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。
Managerでの作業
sqcSetPDBManageの実行
sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)を実行します。
詳細については、リファレンスマニュアル「1.8 sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)」を参照してください。
■記述形式
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetPDBManage.bat -M <保持期間> |-s |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -M <保持期間> | -s |
■オプション
モニタデータの保持期間を、1~31の整数で設定します。(単位:日)
現在の保持期間設定値を表示します。
注意
モニタデータの保持期間は、全てのAgentに対して、同じ保持期間を設定してください。複数のAgentに対して、違う保持期間を設定した場合は、正常に動作しない場合があります。