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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書

6.1.1 定義方法

本ファイルは、CSV形式のファイルです。しきい値監視する項目ごとに一行ずつ定義します。


カラム位置

説明

1

しきい値監視ID。一行毎にユニークなIDをつけてください。

2

監視する項目の「レコード番号」。レコード番号の値は、■監視項目のレコード番号とフィールド名対応を参照ください。

3

監視する項目の「フィールド名」+「レコード番号」を指定します。

例)レコード番号 1052、フィールド名 usrprocを監視する場合は、"usrproc1052" を指定します。

フィールド名およびレコード番号の値は、■監視項目のレコード番号とフィールド名対応を参照ください。

4

監視するリソースのリソースIDを定義します。

リソースIDは、コンソールのドリルダウン表示で、対象ノードのコンテンツを表示することで、"リソースID" カラムから調べることができます。

また、リソースIDにはワイルドカードが使用できます。

例)リソースIDが"aaabbbccc"の場合、"aaabbbccc", "aaa*", "aa?bb?cc?", "???bbb???", "[abc]aa[abc]bb[abc]cc"などの指定が合致します。

5

通知する監視項目の名前を定義します。

6

しきい値監視を行う時間帯の開始時刻を定義します。HH:MM:SSの形式で指定します。省略することはできません。なお、24時間監視する場合は、開始時刻には"00:00:00"を指定してください。

7

しきい値監視を行う時間帯の終了時刻を定義します。HH:MM:SSの形式で指定します。省略することはできません。なお、24時間監視する場合は、終了時刻には"00:00:00"を指定してください。

8

基準のサンプリング回数のうち、何回しきい値超えが発生した場合にアラーム通知するかという、しきい値超え発生回数(N)を定義します。

9

アラーム通知判定の基準のサンプリング回数(M)を定義します。なお、サンプリング回数の最大数は9、最小数は1です。1以上9以下の整数を定義してください。また、サンプリング回数が1の場合は、しきい値超え発生回数には1を定義してください。

なお、しきい値超え発生回数とサンプリング回数は、N >= M/2の関係になるよう定義してください。

10

警告(warning)しきい値

11

異常(error)しきい値

12

">" か "<" を定義します。

">" - CPU使用率など、値が大きくなった場合にアラーム通知する場合。

"<" - 空きメモリ量など、値が小さくなった場合にアラーム通知する場合。


■監視項目のレコード番号とフィールド名対応

分類

レコード番号

フィールド名

項目の説明

Processor

1052

usrproc

ユーザモードにおけるCPU使用率。

sysproc

システムモードにおけるCPU使用率。

intproc

Unix:IO完了待ち時間。

Windows:IO中断待ち時間。

totproc

合計CPU使用率。

Memory

1053

freemem

空きメモリ。

pagins

ページイン数。

pagflts

ページフォルト数。

swapused

使用中のスワップまたはページファイル数の割合。

pagouts

ページアウトされたページ数。

Disk

1054

dskreads

ディスクからの読み込み回数。

dskwrits

ディスクへの書き込み回数。

kbread

キロバイト単位でのディスクからの読み込み回数。

kbwritn

キロバイト単位でのディスクへの書き込み回数。

dsksrvctim

Read/Writeのサービス時間。

dskwaittim

Read/Writeの待ち時間。


上記の表に示した情報は、コンソールのモニタ画面に表示される、OSに関するリソース情報です。しきい値監視では、上記以外の項目を監視することもできます。その場合は、リファレンスマニュアル「第4章 データフォーマット」を参照して、該当するレコード番号とフィールド名を指定してください。

ポイント

しきい値監視定義の警告(warning)しきい値、異常(error)しきい値に指定可能な値は下記のとおりです。

  • 整数

  • 少数(少数の場合、少数点以下第15位まで指定可能です。)

  • マイナス値も指定可能です。

指定する値は、半角数字で入力してください。