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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書

1.1.2 トランザクション内訳分析

IJServerワークユニットの「トランザクション内訳分析」を行う場合は、Interstage管理コンソールから以下の設定を行います。

トランザクション内訳分析の測定を行う際に、動作する全てのトランザクションを対象に情報収集すると、システムへのオーバヘッドが大きくなるため、一部のデータのみをサンプリングするようになっています。

サンプリングする頻度は、デフォルトでは、1000トランザクションに1回の割合でデータ収集する頻度(0.1%)になっており、この頻度は、Interstage の動作パラメタ「測定間隔」として変更できるようになっています。

通常は、デフォルト値「1000」で運用することを推奨します。トランザクションの発生が少なく、トランザクション内訳分析用のデータが、ほとんど収集できない場合に限って割合を変更して下さい。デフォルト値の1000は、秒間10トランザクションの負荷を想定した値となっています。したがって、デフォルト値を変更する場合は、100秒間に1回程度の割合で情報収集される値を目安に変更してください。

この測定間隔が短すぎる場合は、システムへのオーバヘッドが大きくなります。ある一定以上に負荷がかかった場合(内部で保持するバッファがフルになった場合)は、これ以上負荷がかかることを抑止するために、データ収集を一時的に中断します。結果、トランザクション内訳分析データとしては、一部が欠落した情報になります。この時、通常昇順に採番されるトランザクションIDが、途中欠番がある状態になっていますので、ドリルダウン画面で収集データを表示することで確認できます。


トランザクションIDの詳細については、使用手引書(コンソール編)「2.2.3.3 Interstage(TxnAnalysis)ツリー」を参照してください。

トランザクションIDが途中欠番となった状態が確認できましたら、測定間隔が短すぎる状況になっておりますので、設定値を見直してください。

参照

上記の設定方法については、Interstage Application Serverのマニュアルを参照してください。