機能説明
本関数は、以下の機能を提供します。
現在登録したワークユニットに関する以下の情報を通知します。
ワークユニットの名前
ワークユニットの種別
繰り返し呼び出すことでシステムに定義されているワークユニット情報の一覧を取り出すことができます。繰り返し呼び出す場合は制御表の内容を変更する必要はありません。そのまま指定して関数を呼び出してください。
本APIを使用する前に必ずInterstage運用API環境の初期化を行ってください。
注1) Solaris版で、ISOP_005以降を指定した場合は、環境初期化時に指定したシステムが対象となります。
注2) 以下の場合は、デフォルトシステムが対象となります。
- Windows(R)版の場合
- pktvl に ISOP_003以下を指定した場合
- Linux版の場合
指定されたワークユニットについてのオブジェクトに関する以下の情報を通知します。
オブジェクトの名前
オブジェクトの形態
ワークユニット定義登録時のプロセス多重度
DPCF通信パス名
オブジェクトの総数
最大キューイング数
監視キューイング数
監視再開キューイング数
インスタンス数
繰り返し呼び出すことで対象のワークユニットに定義されているオブジェクト情報の一覧を取り出すことができます。繰り返し呼び出す場合は制御表の内容を変更する必要はありません。そのまま指定して関数を呼び出してください。
なお、指定されたワークユニットの種別により通知する情報が異なります。詳細は、“2)オブジェクト名通知”の復帰情報の項を参照してください。
本APIを使用する前に必ずInterstage運用API環境の初期化を行ってください。
注1) Solaris版で、ISOP_005以降を指定した場合は、環境初期化時に指定したシステムが対象となります。
注2) 以下の場合は、デフォルトシステムが対象となります。
- Windows(R)版の場合
- pktvl に ISOP_003以下を指定した場合
- Linux版の場合
指定されたワークユニットの状態を通知します。
本APIを使用する前に必ずInterstage運用API環境の初期化を行ってください。
注1) Solaris版で、ISOP_005以降を指定した場合は、環境初期化時に指定したシステムが対象となります。
注2) 以下の場合は、デフォルトシステムが対象となります。
- Windows(R)版の場合
- pktvl に ISOP_003以下を指定した場合
- Linux版の場合
指定されたオブジェクトの状態について、以下の情報を通知します。
オブジェクトの状態
DPCF通信パスの状態
キュー数
累積処理件数
運用中のプロセス多重度
インスタンス数
キュー監視状態
スレッド数
なお、指定されたオブジェクトが定義されているワークユニットの種別により、通知する情報が異なります。詳細は、“4)オブジェクト情報通知”の復帰情報の項を参照してください。
本APIを使用する前に必ずInterstage運用API環境の初期化を行ってください。
注1) Solaris版で、ISOP_005以降を指定した場合は、環境初期化時に指定したシステムが対象となります。
注2) 以下の場合は、デフォルトシステムが対象となります。
- Windows(R)版の場合
- pktvl に ISOP_003以下を指定した場合
- Linux版の場合
5)インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名一覧通知
インプリメンテーションリポジトリIDに定義されているオブジェクトに関する以下の情報を通知します。
インプリメンテーションリポジトリID内のオブジェクトの総数
インプリメンテーションリポジトリID内のオブジェクト名
取得済みインプリメンテーションリポジトリID内のオブジェクト数
繰り返し呼び出すことでインプリメンテーションリポジトリIDに定義されているオブジェクト情報の一覧を取り出すことができます。繰り返し呼び出す場合は制御表の内容を変更する必要はありません。そのまま指定して関数を呼び出してください。
本APIを使用する前に必ずInterstage運用API環境の初期化を行ってください。
注1) Solaris版で、環境初期化時に指定したシステムが対象となります。
注2) 以下の場合は、デフォルトシステムが対象となります。
- Windows(R)版の場合
- Linux版の場合
6)インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト情報通知
インプリメンテーションリポジトリIDに定義されているオブジェクトに関する以下の情報を通知します。
指定されたオブジェクトの状態について、以下の情報を通知します。
オブジェクトの状態
本APIを使用する前に必ずInterstage運用API環境の初期化を行ってください。
注1) Solaris版の場合は、環境初期化時に指定したシステムが対象となります。
注2) 以下の場合は、デフォルトシステムが対象となります。
- Windows(R)版の場合
- Linux版の場合
形式
#include “ISOP.h” void ISOPnotify(char *reqparm)
引数reqparmは、パラメタ構造体を指すポインタです。パラメタ構造体は使用する機能ごとに、指定された形式の構造体を獲得し、設定してください。
パラメタ構造体へのポインタをchar*型にキャストして、引数としてください。
獲得した領域は、あらかじめゼロクリアしてください。
1)ワークユニット名通知
下記のISOP_LSTWU構造体を獲得し、パラメタとして指定してください。
typedef struct _isop_lstwu_t { /* パラメタ設定用制御表定義 */ ISOP_CTRL opctrl; /* 基本情報 */ long checknum; /* 取得済みワークユニット名数 */ char wuname[ISOP_DEFWUNMMAX]; /* ワークユニット名 */ long kind; /* ワークユニット種別 */ long wunum; /* 全ワークユニット数 */ char rsv[64]; /* リザーブ */ } ISOP_LSTWU;
メンバ名 | 型 | 設定値 | 意味 |
---|---|---|---|
opctrl.request | long | ISOP_RLSTWU | 要求コード: |
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 制御表のバージョン情報 |
checknum(注1) | long | 0 | 取得済みのワークユニット名数 |
注1)
checknumは、最初の呼び出し時または、一覧の再獲得時のみ0を設定してください。それ以外の場合は内容を変更しないでください。
注2)
ワークユニット名一覧獲得中にエラーが発生した場合、継続してワークユニット名を獲得することはできません。最初からワークユニット名一覧を獲得しなおしてください。
メンバ名 | 型 | 復帰値 | 意味 |
---|---|---|---|
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 復帰した制御表のバージョン情報 |
opctrl.result | long | 0 | 正常終了(全ワークユニット名取得済) |
1 | 正常終了(未取得のワークユニット名あり) | ||
-1 | 異常終了 | ||
opctrl.detail | long | 原因コード | エラーの詳細情報(実行結果詳細値を参照) |
checknum | long | 取得済みのワークユニット名数 | 取り出したワークユニット名数の累計 |
wuname | char[] | ワークユニット名 | ワークユニット名 |
kind | long | ISOP_ORB | ワークユニット種別:ORB |
| ワークユニット種別:WRAPPER | ||
ISOP_CORBA | ワークユニット種別:CORBA | ||
| ワークユニット種別:UTY | ||
wunum | long | WU数 | 全ワークユニット数 |
注1)
APIが復帰時に通知する制御表のバージョン情報については、“OLTPサーバ運用ガイド”を参照してください。
注2)
異常終了した場合はopctrl.detailのみ正しい値を設定します。その他の値の内容は不定です。
define値 | 値 | 意味 |
---|---|---|
ISOP_EINVAL | 2001 | 取得済みワークユニット名数に誤りがあります。 |
ISOP_ENOINIT | 2003 | API環境が初期化されていません。 |
ISOP_EINVAL_REQ | 2101 | 要求コードに誤りがあります。 |
ISOP_EAGAIN | 3001 | システム資源不足が発生しました。しばらくしてから再度実行してください。 |
ISOP_ENOMEM | 3002 | メモリ不足が発生しました。 |
ISOP_ESYSERR | 4001 | システムエラー。 |
ISOP_ESTPIS | 4102 | Interstageが起動されていません。 |
ISOP_ENOENT | 4106 | ワークユニット定義が1つも存在しません。 |
| 4107 | 割り込みが発生しました。 |
| 4110 | 操作対象システムが削除されました。(注) |
注)pktvlがISOP_005以降の場合に有効。
2)オブジェクト名通知
下記のISOP_LSTOBJ構造体を獲得し、パラメタとして指定してください。
typedef struct _isop_lstobj_t{ /* パラメタ設定用制御表定義 */ ISOP_CTRL opctrl; /* 基本情報 */ long checknum; /* 取得済みオブジェクト名数 */ char wuname[ISOP_DEFWUNMMAX]; /* ワークユニット名 */ char objname[ISOP_DEFOBJNMMAX]; /* オブジェクト名 */ long form; /* オブジェクト形態 */ unsigned long con; /* プロセス多重度 */ char psysname[ISOP_DEFPSYSNMMAX]; /* DPCF通信パス名 */ long objnum; /* 全オブジェクト数 */ unsigned long maxquenum; /* 最大キューイング数 */ unsigned long alarmquenum; /* 監視キューイング数 */ unsigned long restrquenum; /* 監視再開キューイング数 */ long apltype; /* 使用しません */ long instance; /* インスタンス数 */ char rsv[44]; /* リザーブ */ } ISOP_LSTOBJ;
メンバ名 | 型 | 設定値 | 意味 |
---|---|---|---|
opctrl.request | long | ISOP_RLSTOBJ | 要求コード: |
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 制御表のバージョン情報 |
checknum(注1) | long | 0 | 取得済みのオブジェクト名数の累計 |
wuname | char[] | ワークユニット名 | ワークユニット名 |
注1)
checknumは、最初の呼び出し時または、一覧の再獲得時のみ0を設定してください。それ以外の場合は内容を変更しないでください。
注2)
以下の場合、継続してオブジェクト名を獲得することはできません。オブジェクト名一覧を最初から獲得しなおしてください。
・オブジェクト名一覧獲得中に別のワークユニットのオブジェクト名を獲得した場合。
・オブジェクト名一覧獲得中にエラーが発生した場合。
メンバ名 | 型 | 復帰値 | 意味 |
---|---|---|---|
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 復帰した制御表のバージョン情報 |
opctrl.result | long | 0 | 正常終了(全オブジェクト名を取得済み) |
1 | 正常終了(未取得のオブジェクト名あり) | ||
-1 | 異常終了 | ||
opctrl.detail | long | 原因コード | エラーの詳細情報(実行結果詳細値を参照) |
checknum | long | 取得済みのオブジェクト名数 | 取り出したオブジェクト名数の累計 |
objname | char[] | オブジェクト名 | オブジェクト名 |
form | long | ISOP_OBJRESIDENT | オブジェクト形態:常駐型 |
ISOP_OBJNONRESIDENT | オブジェクト形態:非常駐型 | ||
ISOP_OBJMULTIRESIDENT | オブジェクト形態:マルチオブジェクト常駐型 | ||
con(注3) | unsigned long | プロセス多重度 | プロセス多重度 |
| char[] | DPCF通信パス名 | DPCF通信パス名 |
objnum | long | OBJ数 | 全OBJ数 |
maxquenum | unsigned long | 最大キューイング数 | キューイングできる要求の最大数 |
Alarmquenum | unsigned long | 監視キューイング数 | アラーム通知用の滞留キュー数監視値 |
Restrquenum | unsigned long | 監視再開キューイング数 | キュー数が正常となったとみなすキュー数 |
apltype | long |
| 使用しません |
instance | long | インスタンス数 | インスタンス数(定義値) |
注1)
APIが復帰時に通知する制御表のバージョン情報については、“OLTPサーバ運用ガイド”の“Interstage運用APIの制御表のバージョン・レベルについて”を参照してください。
注2)
異常終了した場合はopctrl.detailのみ正しい値を設定します。その他の値の内容は不定です。
注3)
オブジェクト形態が非常駐型、またはマルチオブジェクト常駐型の場合は、ワークユニットで動作できるそれぞれのオブジェクトの数を設定します。
メンバ名 | 意味 | ワークユニット種別 | ||
---|---|---|---|---|
ORB |
| CORBA | ||
opctrl.pktvl | 復帰した制御表のバージョン情報 | ○ | ○ | ○ |
opctrl.result | 復帰値 | ○ | ○ | ○ |
opctrl.detail | エラーの詳細情報 | ○ | ○ | ○ |
checknum | 取り出したオブジェクト名数の累計 | ○ | ○ | ○ |
objname | オブジェクト名 | ○ | ○ | ○ |
form | オブジェクトの形態 | ○ | × | × |
con | 定義登録時のプロセス多重度 | ○ | × | ○ |
| DPCF通信パス名 | × | ○ | × |
objnum | 全オブジェクト数 | ○ | ○ | ○ |
maxquenum | 最大キューイング数 (注1) (注2) | ○ | ○ | ○ |
alarmquenum | 監視キューイング数 (注2) | ○ | ○ | ○ |
restrquenum | 監視再開キューイング数 (注2) | ○ | ○ | ○ |
apltype | EJBアプリケーション種別 | × | × | × |
instance | インスタンス数 | × | × | × |
○:有効、×:無効
注1)
ワークユニット種別がWRAPPERの場合の最大キューイング数についての詳細は、“OLTPサーバ運用ガイド”の“Interstage運用情報通知”を参照してください。
注2)
ワークユニット種別がORB、WRAPPERの場合、定義登録時に値が設定されていない場合は0が通知されます。
define値 | 値 | 意味 |
---|---|---|
ISOP_EINVAL | 2001 | 取得済みオブジェクト名数に誤りがあります。 |
ISOP_ENOINIT | 2003 | API環境が初期化されていません。 |
ISOP_EINVAL_REQ | 2101 | 要求コードに誤りがあります。 |
ISOP_EAGAIN | 3001 | システム資源不足が発生しました。しばらくしてから再度実行してください。 |
ISOP_ENOMEM | 3002 | メモリ不足が発生しました。 |
ISOP_ESYSERR | 4001 | システムエラー。 |
ISOP_ESTPIS | 4102 | Interstageが起動されていません。 |
ISOP_ENOWU | 4103 | 指定されたワークユニットは存在しません。または、ワークユニットの形式に誤りがあります。 |
ISOP_ENOENT | 4106 | オブジェクトが登録されていません。 |
| 4107 | 割り込みが発生しました 。 |
| 4109 | ユーティリティワークユニットが指定されました。 |
| 4110 | 操作対象システムが削除されました。(注) |
注)pktvlがISOP_005以降の場合に有効。
3)ワークユニット情報通知
下記のISOP_INFWU構造体を獲得し、パラメタとして指定してください。
typedef struct _isop_infwu_t { /* パラメタ設定用制御表定義 */ ISOP_CTRL opctrl; /* 基本情報 */ char wuname[ISOP_DEFWUNMMAX]; /* ワークユニット名 */ long stat; /* ワークユニット情報 */ char rsv[64]; /* リザーブ */ } ISOP_INFWU;
メンバ名 | 型 | 設定値 | 意味 |
---|---|---|---|
opctrl.request | long | ISOP_RINFWU | 要求コード: |
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 制御表のバージョン情報 |
wuname | char* | ワークユニット名 | ワークユニット名 |
メンバ名 | 型 | 復帰値 | 意味 |
---|---|---|---|
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 復帰した制御表のバージョン情報 |
opctrl.result | long | 0 | 正常終了 |
-1 | 異常終了 | ||
opctrl.detail | long | 原因コード | エラーの詳細情報(実行結果詳細値を参照) |
stat | long | ISOP_DWUSTRPRC | 起動途上状態 |
ISOP_DWUEXECUTE | 起動済み状態 | ||
ISOP_DWUSTPPRC | 停止途上状態 | ||
ISOP_DWUSTOP | 停止済み状態 | ||
ISOP_DWUSTOP_ABEND | 停止済み状態 | ||
ISOP_DWUSTOP_COM | 停止済み状態 | ||
| 停止済み状態 |
注1)
APIが復帰時に通知する制御表のバージョン情報については、“OLTPサーバ運用ガイド”の“Interstage運用APIの制御表のバージョン・レベルについて”を参照してください。
注2)
異常終了した場合はopctrl.detailのみ正しい値を設定します。その他の値の内容は不定です。
define値 | 値 | 意味 |
---|---|---|
ISOP_ENOINIT | 2003 | API環境が初期化されていません。 |
ISOP_EINVAL_REQ | 2101 | 要求コードに誤りがあります。 |
ISOP_EAGAIN | 3001 | システム資源不足が発生しました。しばらくしてから再度実行してください。 |
ISOP_ENOMEM | 3002 | メモリ不足が発生しました。 |
ISOP_ESYSERR | 4001 | システムエラー。 |
ISOP_ESTPIS | 4102 | Interstageが起動されていません。 |
ISOP_ENOWU | 4103 | 指定されたワークユニットは存在しません。または、ワークユニットの形式に誤りがあります。 |
| 4107 | 割り込みが発生しました。 |
| 4110 | 操作対象システムが削除されました。(注) |
注)pktvlがISOP_005以降の場合に有効。
4)オブジェクト情報通知
下記のISOP_INFOBJ構造体を獲得し、パラメタとして指定してください。
typedef struct _isop_infobj_t { /* パラメタ設定用制御表定義 */ ISOP_CTRL opctrl; /* 基本情報 */ char objname[ISOP_DEFOBJNMMAX]; /* オブジェクト名 */ long objstat; /* オブジェクト状態 */ long psysstat; /* DPCF通信パスの状態 */ long que; /* キュー数 */ long quecnt; /* 累積処理件数 */ unsigned long dyncon; /* 運用中プロセス多重度 */ long apltype; /* 使用しません */ long instance; /* インスタンス数 */ long alarmquestat; /* キューの監視状態 */ long threads; /* スレッド数 */ char rsv[44]; /* リザーブ */ } ISOP_INFOBJ;
メンバ名 | 型 | 設定値 | 意味 |
---|---|---|---|
opctrl.request | long | ISOP_RINFOBJ | 要求コード: |
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 制御表のバージョン情報 |
objname | char[] | オブジェクト名 | オブジェクト名 |
メンバ名 | 型 | 復帰値 | 意味 |
---|---|---|---|
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 復帰した制御表のバージョン情報 |
opctrl.result | long | 0 | 正常終了 |
-1 | 異常終了 | ||
opctrl.detail | long | 原因コード | エラーの詳細情報(実行結果詳細値を参照) |
objstat(注4) | long | ISOP_DQUEACTIVE | 運用中の状態 |
ISOP_DQUEINHBIT | 閉塞中の状態 | ||
ISOP_DQUESTOP | 停止中の状態 | ||
psysstat (注5) | long | ISOP_DQUEACTIVE | 通信可能状態 |
ISOP_DQUEINHBIT | 閉塞中の状態 | ||
que | long | キュー数 | オブジェクトのキュー数 |
quecnt (注5) | long | 累積処理件数 | ワークユニット起動時からオブジェクトが受信した要求の数 |
dyncon (注5) | unsigned long | 動的プロセス多重度 | 運用中のオブジェクトのプロセス多重度 |
apltype (注5) | long |
| 使用しません |
instance (注5) | long | インスタンス数 | インスタンス数(定義値) |
alarmquestatus | long | ISOP_AQUENORMAL | 監視キューイング数正常状態 |
ISOP_AQUEALMOVER | 監視キューイング数監視値に達した状態 | ||
ISOP_AQUEMAXOVER | 監視キューイング数最大値に達した状態 | ||
threads | long | スレッド数 | スレッド数 |
注1)
APIが復帰時に通知する制御表のバージョン情報については、“OLTPサーバ運用ガイド”の“Interstage運用APIの制御表のバージョン・レベルについて”を参照してください。
注2)
異常終了した場合はopctrl.detailのみ正しい値を設定します。その他の値の内容は不定です。
注3)
ワークユニット種別がWRAPPERのオブジェクトにキューを滞留させる場合は、コンポーネントトランザクションサービスの環境定義を変更する必要があります。詳細は“チューニングガイド”および、“NETSTAGE Director ユーザーズガイド”を参照してください。
注4)
オブジェクトが閉塞中、またはオブジェクトが定義されているワークユニットが起動処理中、停止処理中、活性変更中の場合、オブジェクトの状態には「ISOP_DQUEINHBIT」が通知されます。
注5)
オブジェクトが定義されているワークユニットが起動処理中、停止処理中、活性変更中の場合、DPCF通信パスの状態、キュー数、累積処理件数、動的プロセス多重度、インスタンス数、キュー監視状態は通知されません。
注6)
ワークユニット定義の監視キューイング数が省略された場合、キュー状態監視は行わないため、監視キュー状態には「ISOP_AQUENORMAL」が通知されます。
注7)
ワークユニット停止中の場合の監視キュー状態は0が通知されます。
メンバ名 | 意味 | ワークユニット種別 | ||
---|---|---|---|---|
ORB |
| CORBA | ||
opctrl.pktvl | 復帰した制御表のバージョン情報 | ○ | ○ | ○ |
opctrl.result | 復帰値 | ○ | ○ | ○ |
opctrl.detail | エラー詳細情報 | ○ | ○ | ○ |
objstat | オブジェクトの状態 | ○ | ○ | ○ |
| DPCF通信パスの状態 | × | ○ | × |
que | キュー数 | ○ | ○ | ○ |
quecnt | 累積処理件数 | ○ | ○ | ○ |
dyncon | 運用中のプロセス多重度 | ○ | × | ○ |
apltype | EJBアプリケーション形態 | × | × | × |
instance | インスタンス数 | × | × | × |
alarmquestat | キュー監視状態 | ○ | ○ | ○ |
threads | スレッド数 | × | × | ○ |
○:有効、×:無効
define値 | 値 | 意味 |
---|---|---|
ISOP_ENOINIT | 2003 | API環境が初期化されていません。 |
ISOP_EAGAIN_REQ | 2101 | 要求コードに誤りがあります。 |
ISOP_EAGAIN | 3001 | システム資源不足が発生しました。しばらくしてから再度実行してください。 |
ISOP_ENOMEM | 3002 | メモリ不足が発生しました。 |
ISOP_ESYSERR | 4001 | システムエラー。 |
ISOP_ESTPIS | 4102 | Interstageが起動されていません。 |
ISOP_ENOOBJ | 4105 | 指定されたオブジェクトは存在しません。または、オブジェクトの形式に誤りがあります。 |
| 4107 | 割り込みが発生しました。 |
| 4110 | 操作対象システムが削除されました。(注) |
注)pktvlがISOP_005以降の場合に有効。
5)インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名一覧通知
下記のISOP_LSTIMPLOBJ構造体を獲得し、パラメタとして指定してください。
typedef struct _isop_lstimplobj_t { /* パラメタ設定用制御表定義 */ ISOP_CTRL opctrl; /* 基本情報 */ long checknum; /* 取得済みインプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名数 */ long objnum; /* 全インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名数 */ char implID[256]; /* インプリメンテーションリポジトリID */ char objname[256]; /* インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名 */ char rsv[256]; /* リザーブ */ } ISOP_LSTIMPLOBJ;
メンバ名 | 型 | 設定値 | 意味 |
---|---|---|---|
opctrl.request | long | ISOP_RLSTIMPLOBJ | 要求コード: |
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 制御表のバージョン情報 |
checknum(注1) | long | 取得済みインプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名数 | 取得済みのインプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名数 |
implID | char* | インプリメンテーションリポジトリID | インプリメンテーションリポジトリID |
注1)
checknumは、最初の呼び出し時または、一覧の再獲得時のみ0を設定してください。それ以外の場合は内容を変更しないでください。
メンバ名 | 型 | 復帰値 | 意味 |
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 復帰した制御表のバージョン情報 |
opctrl.result (注1) | long | 0 | 正常終了 |
-1 | 異常終了 | ||
opctrl.detail | long | 原因コード | エラーの詳細情報(実行結果詳細値を参照) |
checknum | long | 取得済みインプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名数 | 取り出したインプリメンテーションリポジトリ内オブジェクト名数の累計 |
objnum | long | インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名数 | インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名数 |
objname | char* | インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名 | インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名 |
注1)
異常終了した場合はopctrl.detailのみ正しい値を設定します。その他の値の内容は不定です。
define値 | 値 | 意味 |
---|---|---|
ISOP_EINVAL | 2001 | 取得済みインプリメンテーションリポジトリ内オブジェクト名数に誤りがあります |
ISOP_ENOINIT | 2003 | API環境が初期化されていません |
ISOP_EINVAL_REQ | 2101 | 要求コードに誤りがあります |
ISOP_EAGAIN | 3001 | システム資源不足が発生しました |
ISOP_ENOMEM | 3002 | メモリ不足が発生しました |
ISOP_ESYSERR | 4001 | システムエラー |
ISOP_ESTPIS | 4102 | Interstageが起動されていません |
| 4107 | 割り込みが発生しました |
| 4110 | 操作対象システムが削除されました |
ISOP_ENOIMPL | 4122 | 指定されたインプリメンテーションリポジトリIDは存在しません |
6)インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト情報通知
下記のISOP_INFIMPLOBJ構造体を獲得し、パラメタとして指定してください。
typedef struct_isop_infimplobj_t { /* パラメタ設定用制御表定義 */ ISOP_CTRL opctrl; /* 基本情報 */ char implID[256]; /* インプリメンテーションリポジトリID */ char objname[256]; /* インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名 */ long objstat; /* インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト状態 */ char rsv[256]; /* リザーブ */ } ISOP_INFIMPLOBJ;
メンバ名 | 型 | 設定値 | 意味 |
---|---|---|---|
opctrl.request | long | ISOP_RINFIMPLOBJ | 要求コード: |
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 制御表のバージョン情報 |
implID | char* | インプリメンテーションリポジトリID | インプリメンテーションリポジトリID |
objname | char* | インプリメンテーション内オブジェクト名 | インプリメンテーションリポジトリID内オブジェクト名 |
メンバ名 | 型 | 復帰値 | 意味 |
---|---|---|---|
opctrl.pktvl | unsigned long | ISOP_006 | 復帰した制御表のバージョン情報 |
opctrl.result (注1) | long | 0 | 正常終了 |
-1 | 異常終了 | ||
opctrl.detail | long | 原因コード | エラーの詳細情報(実行結果詳細値を参照) |
objstat | long | ISOP_DQUEACTIVE | 実行中 |
ISOP_DQUEINHBIT | 閉塞中 | ||
ISOP_DQUESTOP | 停止中 |
注1)
異常終了した場合はopctrl.detailのみ正しい値を設定します。その他の値の内容は不定です。
define値 | 値 | 意味 |
---|---|---|
ISOP_EPARM | 2001 | 本関数のパラメタに誤りがあります |
ISOP_ENOINIT | 2003 | API環境が初期化されていません |
ISOP_ENOMEM | 3002 | メモリ不足が発生しました |
ISOP_ESYSERR | 4001 | システムエラー |
ISOP_ESTPIS | 4102 | Interstageが起動されていません |
ISOP_ENOOBJ | 4105 | 指定されたインプリメンテーションリポジトリIDオブジェクトは存在しません。 |
| 4107 | 割り込みが発生しました |
| 4110 | 操作対象システムが削除されました |
ISOP_ENOIMPL | 4122 | 指定されたインプリメンテーションリポジトリIDは存在しません |
本APIを使用してインプリメンテーションリポジトリID内オブジェクトの情報を取得する場合は、CORBAアプリケーション情報定義ファイルを使用して定義登録する必要があります。詳細は、“OLTPサーバ運用ガイド”の“B.2 CORBAアプリケーション情報定義ファイル(OD_impl_instコマンド)”を参照してください。
注意事項
本関数を使用するには、isstartコマンドを使用し、Interstageの起動を行う必要があります。各コンポーネントから提供されている起動コマンドは使用しないでください。
なお、クラスタ構成で運用する場合には、isstartコマンドを使用する必要はありません。