メッセージ交換は、メッセージ送信側とメッセージ受信側の配置関係から以下の三つの形態があります。
1対1型
集信型
配信型
1対1型のメッセージ交換を図1.5 1対1型のメッセージ交換に示します。この形態は、メッセージ交換の基本形であり、メッセージ送信側アプリケーションとメッセージ受信側アプリケーションが1対1に対応しています。
図1.5 1対1型のメッセージ交換
APPL: APPLication program
集信型のメッセージ交換を図1.6 集信型のメッセージ交換に示します。この形態は、複数のメッセージ送信側アプリケーションと一つのメッセージ受信側アプリケーションから成る形態です。分散したデータを1箇所に集めて処理する場合に利用します。
図1.6 集信型のメッセージ交換
APPL: APPLication program
配信型のメッセージ交換を図1.7 配信型のメッセージ交換に示します。この形態は、一つのメッセージ送信側アプリケーションと複数のメッセージ受信側アプリケーションから成る形態です。データを複数箇所に配布して分散処理を行う場合に利用します。
この形態は、MQDの基本機能(メッセージ交換)と同報配信サービスを使用して利用できます。同報配信サービスの詳細については、“第9章 同報配信サービス”を参照してください。
図1.7 配信型のメッセージ交換
APPL: APPLication program