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ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド

G.9 VM管理製品のサーバやVM管理製品のシステムダウンなどのトラブルにより、L-Serverの作成が失敗するとサーバ仮想化ソフトウェア上に作成途中のVMゲストが残る場合がある。

説明

L-Serverの作成中にVM管理製品のサーバやVM管理製品のダウンが発生すると、以下のどれかのメッセージがイベントログに出力され、L-Serverの作成に失敗する場合があります。

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(vmware remote error,vmerrno=101,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(logout failed(remote error),vmerrno=116,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=timeout occurred

  • FJSVrcx:ERROR:67392:modifying VM guest failed. detail=(vmware remote error,vmerrno=101,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67392:modifying VM guest failed. detail=(logout failed(remote error),vmerrno=116,ip=IPアドレス)

メッセージの詳細については、「メッセージ番号 67390」と「メッセージ番号 67392」を参照してください。

上記のメッセージが出力された場合、サーバ仮想化ソフトウェア上に作成途中のVMゲストが残ることがあります。


対処

VM管理製品が起動されているか確認し、以下の手順で復旧してください。

  1. 上記エラーメッセージに関連するリソース名をRCコンソールのイベントログで確認します。リソース名にはVMゲスト名が表示されます。

  2. VM管理画面を表示し、手順1.で確認したVMゲストが存在しているか確認してください。

  3. 手順2.でVMゲストが存在していた場合は、そのVMゲストをVM管理画面から削除してください。

    VMゲストの削除方法については、サーバ仮想化ソフトウェア製品のマニュアルを参照してください。(*1)

    *1: サーバ仮想化ソフトウェア製品がVMwareの場合、VMゲストを削除するときに"ディスクから削除"を選択してください。

  4. マネージャとVM管理製品が通信できているか確認します。RCコンソールのサーバリソースツリーでVM管理製品を選択し、メインパネルに表示される状態がnormalになっているか確認してください。

  5. RCコンソールのサーバツリーまたはオーケストレーションツリーで、手順1.で確認したVMゲストが存在しないことを確認したあと、再度L-Serverを作成してください。