ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド

G.8 管理サーバやマネージャのシステムダウンなどのトラブルでL-Serverの作成が失敗し、サーバ仮想化ソフトウェア上に作成途中のVMゲストが残る。

説明

L-Serverの作成中に、管理サーバやマネージャのシステムダウンが発生すると、以下のどれかのメッセージがイベントログに出力され、L-Serverの作成に失敗する場合があります。

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(メッセージ,vmerrno=9,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67392:modifying VM guest failed. detail=(メッセージ,vmerrno=9,ip=IPアドレス)

また、マネージャの再起動後、以下のどれかのメッセージがイベントログに出力され、マネージャの停止前に行っていたL-Serverの作成に失敗する場合があります。

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(clone イメージ名:task result error,vmerrno=104,ip=IPアドレス)

  • FJSVrcx:ERROR:67390:creating VM guest failed. detail=(create VMゲスト名:task result error,vmerrno=104,ip=IPアドレス)

メッセージの詳細については、「メッセージ番号 67390」、「メッセージ番号 67392」を参照してください。

上記のメッセージが出力された場合、サーバ仮想化ソフトウェア上に、作成途中のVMゲストが残ることがあります。


対処

マネージャが起動されているか確認し、以下の手順で復旧してください。

  1. 上記エラーメッセージに関連するリソース名をRCコンソールのイベントログで確認します。リソース名にはVMゲスト名が表示されます。

  2. VM管理画面を表示し、手順1.で確認したVMゲストが存在しているか確認してください。

  3. 手順2.でVMゲストが存在していた場合は、そのVMゲストをVM管理画面から削除してください。VMゲストの削除方法については、サーバ仮想化ソフトウェア製品のマニュアルを参照してください。(*1)

    *1: サーバ仮想化ソフトウェア製品がVMwareの場合、VMゲストを削除する際に"ディスクから削除"を選択してください。

  4. RCコンソールのサーバツリーまたはオーケストレーションツリーで、手順1.で確認したVMゲストが存在しないことを確認したあと、再度L-Serverを作成してください。