定義画面ツリーのUnregisteredAgentsフォルダ配下には、Agent側(インストール型Agent、インストールレス型Agent、Proxy Managerを含む、以下同様)での導入作業は終わっているが、運用管理クライアント側で管理構成定義に登録されていないAgentのホスト名が表示されています。
ポイント
使用手引書「1.9 Systemwalker Resource Coordinator(サーバプロビジョニング)との連携」を行っている場合、サーバリソースの割り当て動作(管理対象サーバへのソフトウェアイメージ配信)が行われたタイミングで、"サーバグループ名-ホスト名" というホスト名が表示されます。
ツリーに表示されているAgentを選択すると、Agentのシステムグループ振り分け画面が表示されます。
当画面で、システムグループを指定(複数指定可)し振り分けを行うことで、AgentかProxy Managerか(またはその両方)が自動判別され、任意のシステムグループへの登録および構成情報の取得をまとめて行うことができます。
未登録のAgentが存在する場合、定義画面、コンソール、および分析画面のステータスバーに、「未登録のAgentが存在します.」とのメッセージが点滅表示されますので、定義画面が開かれていない場合でも、未登録Agentの存在を認識することができます。
当メッセージは、全ての未登録Agentをシステムグループに振り分けることで、表示されなくなります。
以下にAgentのシステムグループ振り分け画面を示します。
ノード名 | 設定項目名 | 設定内容 |
---|---|---|
未登録Agentのホスト名 | システムグループ | システムグループのチェックボックスにチェックを入れます。 |
表示名 | Agent情報画面で指定するAgent名にあたります。 管理構成内で一意になるように設定してください。(デフォルトではシステム名が設定されています。) Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。 長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。 |
■手順
振り分けたいシステムグループにチェックを入れ、[適用]ボタンをクリックします。
システムグループがまだ登録されていない場合、DefaultSystemGroupというグループが表示されます。
DefaultSystemGroupへの振り分けを行うことにより、同時にDefaultSystemGroupという表示名のシステムグループが生成されます。
コンソールのUnregisteredAgentsツリー配下に表示されているAgent(ProxyManeger含む)を、コンソール上から削除する手順を説明します。
■機能の前提条件
本機能は、運用管理クライアントが接続しているManager環境のPDBに登録されている構成管理情報が一つの場合にのみ有効となります。削除対象は、運用管理クライアントから接続された、Enterprise Manager/Manger環境内のPDBのみとなります。
構成管理情報が複数の場合は、リファレンスマニュアル「1.7.3 sqcPDBerase (データ削除コマンド)」を使用して、PDB内からデータを削除することにより、これらを表示しないようにすることができます。
Manager2階層構成モデルへの接続では、対象の運用管理クライアントと接続していないManagerは影響を受けません。
ノード名 | 設定項目名 | 設定内容 |
---|---|---|
未登録Agentのホスト名 | 削除 | 削除したい未登録Agentのチェックボックスにチェックを入れます。 |
ホスト名 | 未登録Agent一覧登録画面が表示されます。 |
■手順
Unregisteredツリーをクリックすると、右側のウインドウに未登録Agent一覧登録画面が表示されます。
削除したい未登録Agentを選択します。
未登録Agent名の左横にあるチェック欄にチェックを入れます。複数の指定が可能です。
画面下の削除ボタンをクリックします。
以下の確認ダイアログが表示されます。
OKボタンをクリックすると削除処理を行います。
キャンセルボタンをクリックすると、削除処理は行わず、元の画面に戻ります。
ポイント
コンソール定義が複数定義されている環境において、Unregisteredツリーをクリックすると、本機能が使用できないことを示す画面が表示されます。
■既にSystemGroupsに登録済みのAgent/Proxy Managerを削除する場合
該当するAgent/Proxy Managerが登録されているSystemGroupsを選択し、Agent/Proxy Managerの一覧ウインドウを表示させます。
該当Agent/Proxy Manager名の横にある削除ボタンをクリックすると、AgentはSystemGroupsから外れ、UnregisteredAgentsのツリーに移動します。
「1.2.3.1 未登録Agent情報の削除」を参照し、Agent/Proxy Managerを削除する手順を実施します。
■削除したAgent/Proxy Managerを再登録する場合
本機能にて、PDB上から削除したAgent/Proxy Managerを再びコンソール上で登録可能な状態にするには、該当Agent/Proxy Manager環境にて、「A.3 ポリシー適用コマンド」を実行します。