各Agentが収集したデータは、Manager上に送信され、PDBに蓄積されます。PDBに保持されるデータは、その収集間隔の違いにより4種類のデータが存在します。下表にそれぞれの保持期間を示します。
収集間隔 | そのデータを表示する機能 | 保持期間 |
---|---|---|
1分~10分 (サマリデータ) |
| 3日間 |
10分 (リソースデータ) |
| 7日間 |
1時間 (リソースデータ) |
| 6週間 |
24時間 (リソースデータ) |
| 13ヶ月 |
※サマリデータおよびリソースデータの保持期間を変更する場合は、導入手引書「6.6.2 PDB 保持期間の変更」を参照してください。
Managerが動作する上で使用する、以下のディレクトリの役割について説明します。
■DsaPDBWriter/DsaPDBWriter_sumディレクトリ
PDBに書き込むデータを、一時的に保持しておくためのバッファ用のディレクトリです。Agentから受信したデータは、一時的にこのディレクトリに保持されます。
注意
ManagerがAgentから受信したデータ量に対して、PDBへの書き込み性能が追い付かない場合は、このディレクトリ配下のデータが増えていきます。
なお、本ディレクトリの具体的な位置は以下のとおりです。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter <可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter_sum |
【UNIX版】
/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter /var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter_sum |
■BackupPDBinsertディレクトリ
PDBをバックアップするための、アーカイブファイルが保持されるディレクトリです。PDBのバックアップ運用の詳細については、使用手引書「第11章 バックアップ/リストア」を参照してください。
なお、本ディレクトリの具体的な位置は以下のとおりです。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\spool\BackupPDBinsert |
【UNIX版】
/var/opt/FJSVssqc/BackupPDBinsert |