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Systemwalker Service Quality Coordinator 解説書

3.2.2 Manager

各Agentが収集したデータは、Manager上に送信され、PDBに蓄積されます。PDBに保持されるデータは、その収集間隔の違いにより4種類のデータが存在します。下表にそれぞれの保持期間を示します。


収集間隔

そのデータを表示する機能

保持期間

1分~10分

(サマリデータ)

  • サマリ表示

3日間

10分

(リソースデータ)

  • 詳細表示

  • 分析(10分単位指定)

  • 定期レポート(日報、週報、月報)

7日間

1時間

(リソースデータ)

  • 分析(1時間単位指定)

  • 定期レポート(日報、週報、月報)

6週間

24時間

(リソースデータ)

  • 分析(1日単位指定)

  • 定期レポート(日報、週報、月報)

13ヶ月

※サマリデータおよびリソースデータの保持期間を変更する場合は、導入手引書「6.6.2 PDB 保持期間の変更」を参照してください。


Managerが動作する上で使用する、以下のディレクトリの役割について説明します。


DsaPDBWriter/DsaPDBWriter_sumディレクトリ

PDBに書き込むデータを、一時的に保持しておくためのバッファ用のディレクトリです。Agentから受信したデータは、一時的にこのディレクトリに保持されます。

注意

ManagerがAgentから受信したデータ量に対して、PDBへの書き込み性能が追い付かない場合は、このディレクトリ配下のデータが増えていきます。


なお、本ディレクトリの具体的な位置は以下のとおりです。


Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter

<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter_sum


UNIX版】

/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter

/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter_sum


BackupPDBinsertディレクトリ

PDBをバックアップするための、アーカイブファイルが保持されるディレクトリです。PDBのバックアップ運用の詳細については、使用手引書「第11章 バックアップ/リストア」を参照してください。

なお、本ディレクトリの具体的な位置は以下のとおりです。

Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\spool\BackupPDBinsert


UNIX版】

/var/opt/FJSVssqc/BackupPDBinsert