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Systemwalker Service Quality Coordinator 解説書

3.2.3 Proxy Manager

Proxy Managerには、Agentが送信する情報、Browser Agentが送信するエンドユーザレスポンス情報、Proxy Manager自身が収集するサービス稼働情報が一時的に集められます。最終的には、Managerに情報を送信しなくてはならないため、一種のAgentとして動作します。

したがって、ディレクトリ構成は、Agentと同じ形になりますが、Troubleshootディレクトリは使用されません。

DsaForwarder/ DsaForwarder_sumディレクトリ

Managerに送信するデータを、一時的に保持しておくためのディレクトリです。

Managerとの通信が途絶えた場合、通信が再開されるまでは、このディレクトリ配下にデータが蓄積されることになります。

注意

不通の状態が長く続くと、未送信データでディスクが圧迫されます。ディスクの空き量が少なくなると、ワーニングイベント、エラーイベントを出力し、最後にProxy ManagerのDCMサービスまたはdcmdプロセスが停止します。

ただし、未送信データのファイル数が一定量(約30000ファイル)を超えた場合、DISKの使用量を抑えるために、60分間隔で日付の古いファイルから自動的に削除します。ファイルが削除された場合、削除した期間の性能データに抜けが発生します。

蓄積されたファイルが不要となり、手動で削除したい場合は、導入手引書「6.8 Agent/Proxy Managerの未送信データの削除」を参照してください。


なお、本ディレクトリの具体的な位置は以下のとおりです。

Windows版】

<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder

<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder_sum


UNIX版】

/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder

/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder_sum