Proxy Managerには、Agentが送信する情報、Browser Agentが送信するエンドユーザレスポンス情報、Proxy Manager自身が収集するサービス稼働情報が一時的に集められます。最終的には、Managerに情報を送信しなくてはならないため、一種のAgentとして動作します。
したがって、ディレクトリ構成は、Agentと同じ形になりますが、Troubleshootディレクトリは使用されません。
■DsaForwarder/ DsaForwarder_sumディレクトリ
Managerに送信するデータを、一時的に保持しておくためのディレクトリです。
Managerとの通信が途絶えた場合、通信が再開されるまでは、このディレクトリ配下にデータが蓄積されることになります。
注意
不通の状態が長く続くと、未送信データでディスクが圧迫されます。ディスクの空き量が少なくなると、ワーニングイベント、エラーイベントを出力し、最後にProxy ManagerのDCMサービスまたはdcmdプロセスが停止します。
ただし、未送信データのファイル数が一定量(約30000ファイル)を超えた場合、DISKの使用量を抑えるために、60分間隔で日付の古いファイルから自動的に削除します。ファイルが削除された場合、削除した期間の性能データに抜けが発生します。
蓄積されたファイルが不要となり、手動で削除したい場合は、導入手引書「6.8 Agent/Proxy Managerの未送信データの削除」を参照してください。
なお、本ディレクトリの具体的な位置は以下のとおりです。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder <可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder_sum |
【UNIX版】
/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder /var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder_sum |