コマンドが正常に終了すると、dccdeleteコマンドのresult_fileオプションで指定したコマンド結果ファイルに削除結果が出力されます。
コマンド結果ファイルの内容を確認することで、削除された蓄積データファイルの情報が確認できます。
result_fileオプションを省略した場合は、コマンド結果ファイルは出力されません。
例
データ削除が正常に終了した場合の出力例
カテゴリ名:CAT 処理名:個別指定での蓄積データファイル削除 起動日時:2009/08/19/17:37:25 蓄積データファイルリスト:/DATA/shell/rctest02/tmp/del_list0702 作成日: 作成領域: バックアップも同時に削除する/しない:削除する 参照可能期間内であっても同時に削除する/しない:削除する 下記ファイルの削除処理を実施しました。 -------------------------------------------------------------------------------- 削除対象ファイル名:CATP301_20090819173449_01 資源管理情報を削除状態に更新しました。 [/DATA/testdata_in/CATP301/CATP301_20090819173449_01]の削除に失敗しました。 エラー情報:[-8010641]error delete file [/DATA/testdata_in/CATP301/bak/CATP301bak_20090819173449_01]の削除に失敗しました。 エラー情報:[-8010641]error delete file -------------------------------------------------------------------------------- ~中略~ <資源管理情報削除状態更新> 更新対象件数 : 10 エラー発生件数: 0 <蓄積データファイル削除> 削除対象件数 : 10 エラー発生件数: 1 <CSVヘッダファイル削除> 削除対象件数 : 0 エラー発生件数: 0 <バックアップ蓄積データファイル削除> 削除対象件数 : 10 エラー発生件数: 1 <バックアップCSVヘッダファイル削除> 削除対象件数 : 0 エラー発生件数: 0 処理終了日時:2009/08/19 17:37:27 -The End-
データ削除時にエラーが発生した場合は、dccdeleteコマンドのerr_fileオプションで指定したエラーファイル名出力ファイルに削除に失敗した蓄積データファイルの一覧を出力し、処理を継続します。
err_fileオプションを省略した場合は、資源管理動作環境定義ファイルのDE_ERR_FILEパラメタで指定した場所にエラーファイル名出力ファイルが出力されます。またエラーファイル名出力ファイルのパスがコマンド実行時に画面上に出力されます。
資源管理ログに出力されているエラーメッセージと合わせて確認してください。
例
データ削除時に蓄積データファイルの削除に失敗した場合の出力例
カテゴリ名:CAT 処理名:個別指定での蓄積データファイル削除 起動日時:2009/08/19 17:37:25 /DATA/testdata_in/CATP301/CATP301_20090819173449_01 /DATA/testdata_in/CATP301/bak/CATP301bak_20090819173449_01 -The End-
削除に失敗した蓄積データファイルの一覧が出力されます。
ポイント
蓄積データファイルの削除に失敗した場合も処理は継続されます。
蓄積データファイルの削除に失敗した場合も、資源管理上はデータの削除が完了したものとして管理されるため、以後抽出されることはありません。
削除に失敗した蓄積データファイルは利用者が手動で削除する必要があります。
詳細は“2.10.2 蓄積データファイル削除コマンド異常終了時のリカバリ”を参照してください。