Interstage Information Storageのファイル構成図を以下の図に示します。
以降の説明はマルチサーバ構成を前提として説明します。
図1.4 ファイル構成図
以下に各サーバセットと共用ディスク上に配置するファイルについて説明します。
ファイル種別 | ファイル数 | 用途 | 配置位置 |
---|---|---|---|
1 | ロードコマンドが起動時に読み込む設定ファイル | /opt/FJSViis/etc/dc_sysenv | |
複数 | ロードコマンドが出力するログファイル | 資源管理動作環境定義ファイルのDE_SYSLOGFILEにファイル名を絶対パスで指定します | |
複数 | 調査時に採取する調査用ファイル | 資源管理動作環境定義ファイルのDE_USRLOGFILEにファイル名を絶対パスで指定します | |
ファイルシステム構成情報ファイル | 複数(注1) | DSS クライアントで使用する DSS ファイルシステムの構成情報が定義されているファイル | /etc/sfcfs/client.conf.[論理ファイルシステム名](注2) |
複数 | ロードコマンドが処理の結果を出力するファイル | コマンド実行時のパラメタで指定します | |
2 | ロードコマンドが資源管理に接続するための設定ファイル サーバ配置により、ローカル接続用かリモート接続用のどちらかのファイルを指定します(注3) | 環境変数SQLRTENVにファイル名を絶対パスで指定します |
注1) DSS クライアントで使用する DSS ファイルシステムの数だけ必要です。
注2) [論理ファイルシステム名]はファイルシステム作成時に定義する必要があります。
注3) ロードサーバセットが制御サーバセットと同じサーバマシンに配置されている場合は、ローカル接続用の資源管理接続設定ファイルを、異なるサーバマシンに配置されている場合はリモート接続用の資源管理接続設定ファイルを指定します。
ファイル種別 | ファイル数 | 用途 | 配置位置 |
---|---|---|---|
1 | 抽出制御プロセスが起動時に読み込む設定ファイル | /opt/FJSViisde/etc/requestor/dereq1.cfg | |
抽出制御ログファイル | 複数 | 抽出制御プロセスが出力するログファイル | 抽出制御動作環境定義ファイルのLogFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します |
抽出制御コアファイル | 複数 | 抽出制御プロセスに異常が発生した場合の調査資料 | 抽出制御動作環境定義ファイルのCoreFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します |
1 | 資源管理常駐プロセスや資源管理コマンド、カテゴリ定義コマンドが起動時に読み込む設定ファイル | /opt/FJSViis/etc/dc_sysenv | |
複数 | 資源管理常駐プロセスや資源管理コマンド、カテゴリ定義コマンドが出力するログファイル | 資源管理動作環境定義ファイルのDE_SYSLOGFILEにファイル名を絶対パスで指定します | |
複数 | 調査時に採取する調査用ファイル | 資源管理動作環境定義ファイルのDE_USRLOGFILEにファイル名を絶対パスで指定します | |
複数 | ファイル削除コマンドが、処理の結果を出力するファイル | コマンド実行時のパラメタで指定します | |
1 | 資源管理常駐プロセスが資源管理に接続するための設定ファイル | 環境変数SQLRTENVにファイル名を絶対パスで指定します | |
DB環境定義ファイル | 1 | カテゴリ追加時に資源管理の管理領域情報を記載するファイル(注1) | /opt/FJSViiscd/etc/DDF_DBEnvSettings.ini |
資源管理運用ログ | 1 | 資源管理が出力するログファイル | RDB構成パラメタファイルのRDBREPORTで出力ディレクトリ名を絶対パスで指定します |
カテゴリ定義ファイル | 1 | カテゴリ定義画面で行ったカテゴリ定義の変更内容が記述されたファイルです | ユーザが任意の場所にアップロードします |
接続許可リストファイル | 複数(注2) | DSS サーバで動作する MDS がファイルシステムのマウントを許可する、DSS クライアントのリストが記述されているファイル | /etc/sfcfs/server.conf.[ファイルシステムID](注3) |
注1) DB環境定義ファイルの内容、使用方法については“運用ガイド”の“3.6.5.2 DDF_DBEnvSettings.iniの編集”を参照してください。
注2) DSSサーバで運用するファイルシステムの数だけ必要です。
注3) [ファイルシステムID]はファイルシステム作成時に定義する必要があります。
ファイル種別 | ファイル数 | 用途 | 配置位置 |
---|---|---|---|
抽出コマンドログファイル | 1 | 抽出コマンドが出力するログファイル | log4j設定ファイルの“log4j.appender.R.File”にファイル名を絶対パスで定義します |
API連携ログファイル | 1 | API連携が出力するログファイル(注1) | log4j設定ファイルの“log4j.appender.API.File”にファイル名を絶対パスで定義します |
抽出プロパティファイル | 複数 | 抽出コマンド実行時に指定する、抽出条件が記述されているファイル(注2) | コマンド実行時のパラメタで指定します |
1 | 抽出コマンドのログの設定を行うファイル | /opt/FJSViisap/etc/environment.properties | |
1 | 抽出コマンドのログ出力先を指定するファイル | /opt/FJSViisap/etc/log4j.properties | |
1 | 抽出コマンドの動作を設定するファイル | /opt/FJSViisap/etc/dfhexapi_setting.properties | |
ファイルシステム構成情報ファイル | 複数(注3) | DSS クライアントで使用する DSS ファイルシステムの構成情報が定義されているファイル | /etc/sfcfs/client.conf.[論理ファイルシステム名](注4) |
業務定義ファイル | 1 | 抽出コマンド実行時に指定する、抽出実行に必要な情報が記述されているファイル(注5) | コマンド実行時のパラメタで指定します |
注1) API連携ログファイルについては、“アプリケーション開発ガイド”の“1.3.6.1 ログ設定ファイル(environment.properties)”を参照してください。
注2) 抽出プロパティファイルの詳細については“解説書”の“付録A 抽出プロパティファイルの書式”を参照してください。
注3) DSS クライアントで使用する DSS ファイルシステムの数だけ必要です。
注4) [論理ファイルシステム名]はファイルシステム作成時に定義する必要があります。
注5)業務定義ファイルの詳細については“運用ガイド”の“1.5.1 業務定義ファイルの作成”を参照してください。
ファイル種別 | ファイル数 | 用途 | 配置位置 |
---|---|---|---|
1 | データ抽出エージェントが起動時に読み込む設定ファイル | /opt/FJSViisde/etc/decell/decellsvr.cfg | |
データ抽出エージェントログファイル | 2 | データ抽出エージェントが出力するログファイル 抽出サーバ毎に2つ出力されます | データ抽出エージェント動作環境定義ファイルのLogFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します |
データ抽出セルログファイル | 複数(注1) | データ抽出セルが出力するログファイル データ抽出セル毎に出力されます | データ抽出エージェント動作環境定義ファイルのLogFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します |
データ抽出エージェントコアファイル | 複数 | データ抽出エージェントに異常が発生した場合の調査資料 | データ抽出エージェント動作環境定義ファイルのCoreFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します |
データ抽出セルコアファイル | 複数 | データ抽出セルに異常が発生した場合の調査資料 | データ抽出エージェント動作環境定義ファイルのCoreFileFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します |
ファイルシステム構成情報ファイル | 複数(注2) | DSS クライアントで使用する DSS ファイルシステムの構成情報が定義されているファイル | /etc/sfcfs/client.conf.[論理ファイルシステム名](注3) |
注2) DSS クライアントで使用する DSS ファイルシステムの数だけ必要です。
注3) [論理ファイルシステム名]はファイルシステム作成時に定義する必要があります。
ファイル種別 | ファイル数 | 用途 | 配置位置 |
---|---|---|---|
複数 | Interstage Information Storageに格納された抽出対象となるファイル 操作はロードコマンドなどコマンドにより行います | カテゴリごとに領域を定義、またはコマンド実行時に領域を定義します | |
バックアップ蓄積データファイル | 複数 | ロード時に蓄積データファイルのバックアップとして作成されたファイル | カテゴリごとに領域を定義、またはコマンド実行時に領域を定義します |
複数 | 抽出依頼を受けてデータ抽出セルが出力した結果ファイル | 抽出制御動作環境定義ファイルのOutFolderに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します | |
抽出対象リストファイル | 複数 | 抽出制御プロセスに抽出対象ファイルの一覧を渡すための中間ファイル | 資源管理の環境定義ファイルのDE_FLISTDIRに出力ディレクトリ名を絶対パスで定義します |
複数 | データ抽出セルが出力する抽出中間ファイルを統合して作成される抽出依頼の最終的な結果ファイル | 抽出コマンド実行時のパラメタで指定します パラメタ省略時は標準出力に出力されます |
ポイント
参考