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Interstage Information Storage V10.0.0 導入ガイド

1.2 サーバ構成

Interstage Information Storageで構築できるサーバ構成を以下に示します。

オールインワン構成とマルチサーバ構成で構築可能なサーバ構成の一覧を以下に示します。

表1.2 サーバ構成の一覧

サーバセット名

オールインワン構成

マルチサーバ構成

中規模

大規模

ロードサーバセット

1台

1台

1台

制御サーバセット

1(2)台(注1)

1(2)台(注1)

Interstage Information Storage クライアントセット

複数台(注2)

複数台(注2)

抽出サーバセット

1台

2台~

注1) ()内は冗長化構成時の台数です。

注2) 抽出処理の多重度は、データ抽出セル数以下となるようにしてください。


以下にオールインワン構成とマルチサーバ構成の構成例を示します。

オールインワン構成

図1.2 オールインワン構成


マルチサーバ構成

マルチサーバ構成として、各サーバセットを1台ずつ配置する構成例を以下の図に示します。

図1.3 マルチサーバ構成

サーバセット内に含まれる各サーバ種別の説明を以下の表に示します。

表1.3 Interstage Information Storageのサーバ

サーバ名

説明

ロードサーバ

入力ファイルに含まれるCPMキー値の解析、蓄積データファイルの圧縮および作成、資源管理への管理レコードの登録を行う機能の集まり

ロードコマンド、DSSクライアントから構成されます

抽出制御サーバ

資源管理に登録された情報の確認、削除などの運用処理と、クライアントから抽出依頼を受け付け抽出処理の制御を行う機能の集まり

抽出制御プロセス、資源管理コマンド、資源管理常駐プロセス、DSSクライアントから構成されます

Interstage Information Storage クライアント

アプリケーションからの抽出依頼を受け付ける機能の集まり

抽出コマンド・API連携、DSSクライアントから構成されます

抽出サーバ

抽出処理の依頼を実行する機能の集まり

データ抽出セルとデータ抽出エージェント、DSSクライアントから構成されます

Dynamic Store Services サーバ(DSSサーバ)

DSSファイルシステムの制御情報を管理するMDS(メタデータサーバ)とDSSの監視デーモンが動作するサーバです

資源情報管理サーバ

Interstage Information Storageに格納されたデータの管理とカテゴリ情報の定義を行う機能の集まり

資源管理とカテゴリ定義コマンドから構成されます

共用ディスク

各サーバが共有して使用できるディスクです

Interstage Information Storageではファイル共有を管理・提供するためのファイルシステムとして、DSSファイルシステムをサポートしています

注意

データの格納先およびデータの抽出結果の格納先は、すべてのサーバマシンで共用ディスク上の同じパスを指定してください。

サーバセットとサーバ種別、コンポーネントの関係について、以下の表に示します。

表1.4 サーバセットとサーバ、コンポーネントの関係

サーバセット

サーバ種別

コンポーネント

備考

ロードサーバセット

ロードサーバ

ロードコマンド

DSSクライアント

制御サーバセット

抽出制御サーバ

抽出制御プロセス

DSSサーバと他のサーバを一つのサーバマシンに配置する場合、DSSクライアントはインストールされません

資源管理常駐プロセス

資源管理コマンド

DSSクライアント

資源情報管理サーバ

資源管理

カテゴリ定義コマンド

DSSクライアント

DSSサーバ

DSSサーバ

Interstage Information Storage クライアントセット

Interstage Information Storage クライアント

抽出コマンド・API連携

DSSクライアント

抽出サーバセット

抽出サーバ

データ抽出エージェント

サーバの増設が可能です

データ抽出セル

DSSクライアント