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SystemwalkerRunbook Automation V14g リファレンスガイド

第4章 ポート番号一覧

Systemwalker Runbook Automationは、インストール後から本章に示す通信経路を使用します。また、"ポート番号一覧"に記載されているTCP/UDPポートに対して、サービス名の欄に記載があるものは、Systemwalker Runbook Automationのインストール時またはセットアップ時に、以下のservicesファイルのエントリが追加されます。

C:\Wiindows\system32\drivers\etc\services

/etc/services

ポート番号は、ネットワーク内で一意な番号でなければなりません。"ポート番号一覧"に示したポート番号がすでに使用されている場合は、以下の対処が必要です。

ポート番号一覧

機能

機能詳細

サービス名

使用ポート番号
/プロトコル

通信の向き

変更

通信元

通信先

データベース
通信

リモートアクセス用(BASEDB)

BASEDB

9655/tcp
(初期値)

運用自動化サーバ

運用自動化サーバ

セットアップ時のみ可

リモートアクセス用(FLOWDB)

FLOWDB

9652/tcp
(初期値)

運用自動化サーバ

運用自動化サーバ

セットアップ時のみ可

JNDIネーミングサービス

-

10326
(初期値)

運用自動化サーバ

運用自動化サーバ

可能

フレームワーク

LDAP接続用

-

389/tcp

運用自動化サーバ

運用自動化サーバ

不可

CORBAサービス

-

8002/tcp

運用自動化サーバ

運用自動化サーバ

インストール後は不可

Webサーバ(Interstage HTTP Server)

-

80/tcp
(初期値)

  • 運用自動化サーバ

  • 運用フローセット開発コンピュータ

  • 一般端末

運用自動化サーバ

インストール後は不可

Interstage管理コンソール用

-

12000/tcp
(初期値)

運用フローセット開発コンピュータ

運用自動化サーバ

可能

JMXサービス

-

12200/tcp
12210/tcp

運用自動化サーバ

運用自動化サーバ

不可

エージェント

CMDBマネージャとの通信

-

18444/tcp

CMDBマネージャ/エージェント

エージェント/CMDBマネージャ

可能

通信基盤

内部通信用

-

18005/tcp
18009/tcp

運用自動化サーバ

運用自動化サーバ

不可

内部通信用

-

18005/tcp
18009/tcp

エージェント

エージェント

不可

運用操作部品

SSH通信

-

22/TCP
(初期値)

運用自動化サーバ

業務サーバ

不可

WMI通信

-

135/TCP
(初期値)

135/UDP
(初期値)

1024番以降の動的に割り当たるポート番号/TCP

1024番以降の動的に割り当たるポート番号/UDP

運用自動化サーバ

業務サーバ

不可

メール送信

-

25/TCP
(初期値)

運用自動化サーバ

業務サーバ

不可

注意

ご利用OSがWindows Server 2008の場合、Windowsファイアウォール機能が初期設定で有効になっているため、使用ポート番号/プロトコルについて、ファイアウォールの例外に指定しておく必要があります。

機能詳細

使用ポート番号/プロトコル

  • Webサーバ(Interstage HTTP Server)

  • CMDBマネージャとの通信

  • BPMサーバで使用するポート番号

80/tcp(初期値)

Interstage管理コンソール用

12000/tcp(初期値)

マネージャとの通信

18444/tcp(初期値)


ポートの変更手順

JNDIネーミングサービスのポート番号変更手順

  1. Systemwalker Runbook Automationを停止します。

    Systemwalker Runbook Automationの停止方法については、“Systemwalker Runbook Automation 管理ガイド”の“Systemwalker Runbook Automationの停止”を参照してください。

  2. JNDIネーミングサービスを停止します。

    【Windows】

    スタートメニューから[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]を起動して、"Symfoware JDBC Naming Service"を右クリックし、[停止]を選択します。
    ⇒JNDIネーミングサービスが停止します。

    【Solaris/Linux】

    以下のコマンドを実施して、JNDIサービスのプロセス番号を取得します。

    # ps -ef | grep fujitsu.symfoware.

    例えば、以下のように出力されます。

    # ps -ef | grep fujitsu.symfoware.
    root 1594 1 0 11:21:04 ? 0:15 java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.naming.SYMNameService 10326

    killコマンドで、JNDIネーミングサービスのプロセスを終了します。

    kill -9 プロセスID

    注意

    JNDIネーミングサービスを停止する前に、同一のポート番号でJNDIネーミングサービスを利用しているサービスが他に存在しないことを確認してから、停止してください。

  3. JNDIネーミングサービスのポート番号を変更します。

    以下のコマンドを実行して、JSDIネーミングサービスのポート番号を変更します。

    symjddefns -add -jdk [Interstage Business Application Serverのインストールディレクトリ]\JDK5 -port [変更後のポート番号]

    注意

    -portオプションを省略すると、10326が使用されます。
    JNDIネーミングサービスのポート番号の変更方法については、"Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編) "の"Windows(R)サービス機能を利用したネーミングサービスの起動"を参照してください。

  4. 以下の定義ファイルの値を変更します。

    ファイル名

    分類

    エントリ

    初期値

    ワークフロー環境設定ファイル
    (crconfig.ini)

    管理データベース接続情報
    (JDBC接続)

    CTLDB_PROVIDER_URL

    SYM://localhost:10326

    プロセスデータベース接続情報
    (JDBC接続)

    DENDB_PROVIDER_URL

    SYM://localhost:10326

    アプリケーション環境設定ファイル
    (myoconfig.ini)

    基本部マスタDB用JDBC接続情報

    MYODB_PROVIDER_URL

    SYM://localhost:10326

    添付ファイル用JDBC接続情報

    MYOAFDB_PROVIDER_URL

    SYM://localhost:10326

    ワークフロー環境設定、およびファイルアプリケーション環境設定ファイルの詳細については、"第2章 ファイルリファレンス"を参照してください。

  5. JDBCデータソース定義のポート番号を変更します。

    1. Interstage管理コンソールから、[Interstage Application Server]-[システム]-[リソース]-[JDBC]-[BASEDB]を選択します。

    2. [環境設定]タブで、[JDBCデータソース定義]-[接続ポート番号]の値を変更して[更新]ボタンを選択します。

      注意

      接続ポート番号以外の項目は、変更しないで下さい。

      ⇒ 更新が完了すると、更新完了メッセージが表示されます。

  6. Systemwalker Runbook Automationを起動します。

    Systemwalker Runbook Automationの起動方法については、“Systemwalker Runbook Automation 管理ガイド”の“Systemwalker Runbook Automationの起動”を参照してください。


Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号変更手順

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を変更することはできません。一度、製品をアンインストールしたあと、再インストールしてください。インストール時にWebサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定します。


Interstage管理コンソール用のポート番号変更手順

Interstage管理コンソール用のポート番号は、Interstage管理コンソールで変更します。変更手順の詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。


マネージャとの通信のポート番号変更手順

マネージャとの通信のためのポート番号を変更する手順を示します。

  1. 全てのマネージャとエージェントで以下のコマンドを実行します。ポート番号は、全てのマネージャとエージェントで統一する必要があります。

    Windows

    %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncconf --dtrans -p "変更後のポート番号"

    Solaris/Linux

    /opt/F4ANswnc/bin/swncconf --dtrans -p "変更後のポート番号"

  2. "Systemwalker Runbook Automation 管理ガイド"の"エージェント側での対応"を行ってください。