ハードウェアライブラリでは、以下のクラスを提供します。
項番 クラス名称 |
クラス名
Swrba_Hardware
メソッド一覧
メソッド | 意味 |
---|---|
String loadbalancer_remove(String LBHostname, Integer RemoveTime, String HostName, String UserName, String Password, String ExecPassword) | 指定したサーバを負荷分散対象から切り離します。 切り離しに成功した場合、"Success"を返します。 切り離しに失敗した場合、例外を返します。 |
String loadbalancer_embed(String LBHostname, String HostName, String UserName, String Password, String ExecPassword) | 指定したサーバを負荷分散対象へ組み込みます。 組み込みに成功した場合、"Success"を返します。 組み込みに失敗した場合、例外を返します。 |
入力情報
LBHostName IPCOMが管理する負荷分散の対象から切り離すサーバまたは負荷分散の対象へ組み込むサーバのホスト名 またはIPアドレスを指定します。
RemoveTime IPCOMが管理する負荷分散の対象から切り離すまでの移行時間を指定します。
HostName IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のホスト名もしくはIPアドレスを指定します。
UserName IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスへSSHを利用して接続するユーザ名 を指定します。
Password IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスへSSHを利用して接続するユーザの パスワードを指定します。
ExecPassword 管理者EXECモードへの移行コマンド(adminコマンド)のパスワードを指定します。
注意事項
本ライブラリは、SSH通信を利用して動作を実現しています。
本ライブラリを利用して各サーバに運用操作を指示する場合には、以下のソフトウェアが必要です。
注1) Windowsシステムにおいて、運用自動化サーバと連携サーバ・業務サーバ間でSSH通信を行う場合、必ず以下のソフトウェアが必要です。
SSH V2.0以上
SSHがインストールされていない環境では、OpenSSH(cygwin OpenSSH V1.7以上)をインストールしてください。
注2) UNIXシステムにおいて、SSH通信する場合、OSのバージョンによって以下のソフトウェアが必要となる場合があります。
SSH V2.0以上
Solaris9、Solaris10、Linux(RH5.0)の場合、OSの標準機能としてインストールされています。
SSHがインストールされていない環境では、OpenSSHをインストールしてください。
本ライブラリの使用にあたり、業務サーバで通信の許可が必要になる通信ポートはTCPの22番です。
本運用操作部品は、以下のIPCOMのバージョンを対象としています。
IPCOM EX1000LB :EX LBシリーズエントリーモデル
IPCOM EX1200LB :EX LBシリーズミッドレンジモデル
IPCOM EX2000LB :EX LBシリーズハイエンドモデル
IPCOM EX2200LB :EX LBシリーズハイエンドモデル
IPCOM EX2000IN :EX INシリーズハイエンドモデル
IPCOM EX2200IN :EX INシリーズハイエンドモデル
本運用操作部品では、username、password、execpasswordの入力を省略した場合、CMDBに格納された値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。そのため、CMDBに格納された値を利用する場合、必要となる情報を事前にCMDBへswpm_uaimportコマンドを利用して格納する必要があります。CMDBへ情報を格納する場合、パスワードは省略しないで下さい。swpm_uaimportコマンドの詳細については、" Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド 1.5.24 swpm_uaimport(ユーザ情報のインポートコマンド)”を参照してください。
swpm_uaimportコマンドで指定する入力ファイル(CSV形式)の例
"IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレス","OS","SSHを利用して接続するユーザ名(ユーザロール:Administrator)","SSHを利用して接続するユーザのパスワード","false","true",,"コメント"
"IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレス","OS","上記の接続ユーザ名と異なるユーザ名","管理者EXECモードへの移行コマンド(adminコマンド)のパスワード","true","false",,"コメント"
本運用操作部品は、IPCOMを利用しています。IPCOMの設定については、対象となるIPCOMのマニュアルを参照してください。
格納場所
Windows | <インストールパス>\itpm\rbaope\bin\parts\lib\ standard\swrba_hardware.rb |
Linux | /opt/FJSVswpm/rbaope/bin/parts/lib/standard/swrba_hardware.rb |