データベースライブラリでは、以下のクラスを提供します。
項番 クラス名称 |
構成管理データベース(Configuration Management Data Base)は、以降CMDBと表記します。
CMDBに格納されている構成要素(Configuration Item)は、以降CIと表記します。
クラス名
Swrba_CMDB
メソッド一覧
メソッド | 意味 |
---|---|
String get_info(String SearchXPath, String XPath, String HostName, String UserName, String Password, String ExecUserName, String ExecPassword, String OSType) | 特定の構成要素を取得します。 取得に成功した場合、構成要素をXML形式の文字列で出力します。 取得に失敗した場合、例外を返します。 |
String set_info(String SearchXPath, String XPath, String Content, String HostName, String UserName, String Password, String ExecUserName, String ExecPassword, String OSType) | 特定の構成要素を更新します。 更新に成功した場合、"Success"を返します。 更新に失敗した場合、例外を返します。 |
Integer return_code() | 構成要素の取得・更新結果の復帰値を返します。 |
入力情報
SearchXPath 特定の構成要素を取得・更新するための条件式を指定します。
XPath 特定の構成要素から属性情報を取得・更新するための条件式を指定します。
Content 更新する内容を指定します。
HostName 構成要素を取得・更新依頼するホスト名もしくはIPアドレスを指定します。
UserName 構成要素を取得・更新依頼するホストへSSHを利用して接続するユーザ名を指定します。
Password 構成要素を取得・更新依頼するホストへSSHを利用して接続するユーザのパスワードを指定 します。 ExecUserName 構成要素を取得・更新するユーザ名を指定します。
ExecPassword 構成要素を取得・更新するために必要なパスワードを指定します。
OSType 構成要素を取得・更新依頼するホストのOS種別を指定します。 Windows、Linux、Solarisを指定します。
注意事項
本ライブラリは、SSH通信を利用して動作を実現しています。
本ライブラリを利用して各サーバに運用操作を指示する場合には、以下のソフトウェアが必要です。
注1) Windowsシステムにおいて、運用自動化サーバと連携サーバ・業務サーバ間でSSH通信を行う場合、必ず以下のソフトウェアが必要です。
SSH V2.0以上
SSHがインストールされていない環境では、OpenSSH(cygwin OpenSSH V1.7以上)をインストールしてください。
注2) UNIXシステムにおいて、SSH通信する場合、OSのバージョンによって以下のソフトウェアが必要となる場合があります。
SSH V2.0以上
Solaris9、Solaris10、Linux(RH5.0)の場合、OSの標準機能としてインストールされています。
SSHがインストールされていない環境では、OpenSSHをインストールしてください。
本ライブラリの使用にあたり、業務サーバで通信の許可が必要になる通信ポートはTCPの22番です。
運用自動化サーバ以外のサーバに存在する構成管理データベースに格納されている構成要素を取得・更新する場合、構成管理データベースが存在するサーバに作業用ファイルを格納するフォルダ(ディレクトリ)が必要となります。構成管理データベースが存在するサーバの環境変数"SWRBA_CMDB_WORK_HOME"に作業用ファイルを格納するフォルダ(ディレクトリ)のパスを指定してください。
運用自動化サーバ以外のサーバ(連携サーバ・業務サーバ)で、OS種別がWindowsのサーバに存在する構成管理データベースの構成要素を取得・更新する場合、cygwinの環境変数に構成管理データベースの環境変数を設定する必要があります。cygwinの環境変数に"F4AN_INSTALL_PATH"を作成し、連携サーバ・業務サーバで設定されている構成管理データベースの環境変数を指定してください。
格納場所
Windows | <インストールパス>\itpm\rbaope\bin\parts\lib\ standard\swrba_cmdb.rb |
Linux | /opt/FJSVswpm/rbaope/bin/parts/lib/standard/swrba_cmdb.rb |