サービスライブラリでは、以下のクラスを提供します。
項番 クラス名称 |
クラス名
Swrba_Service
メソッド一覧
メソッド | 意味 |
---|---|
String service_process_start_check(String ServiceName, String ProcessName, String HostName, String UserName, String Password, String OSType, String ExecUserName, String ExecPassword) | 指定したホストのサービスもしくはプロセスの起動を確認します。 サービスもしくはプロセスの起動の確認に成功した場合、"Success"を返します。 サービスもしくはプロセスの起動の確認に失敗した場合、例外を返します。 |
String service_process_stop_check(String ServiceName, String ProcessName, String HostName, String UserName, String Password, String OSType, String ExecUserName, String ExecPassword) | 指定したホストのサービスもしくはプロセスの停止を確認します。 サービスもしくはプロセスの停止の確認に成功した場合、"Success"を返します。 サービスもしくはプロセスの停止の確認に失敗した場合、例外を返します。 |
String service_start_check(String ServiceName, String HostName, String UserName, String Password, String OSType) | 指定したホストのサービスの起動を確認します。 サービスの起動の確認に成功した場合、"Success"を返します。 サービスの起動の確認に失敗した場合、例外を返します。 |
String service_stop_check(String ServiceName, String HostName, String UserName, String Password, String OSType) | 指定したホストのサービスの停止を確認します。 サービスの停止の確認に成功した場合、"Success"を返します。 サービスの停止の確認に失敗した場合、例外を返します。 |
Integer return_code() | サービスもしくはプロセスの起動・停止確認の結果の復帰値を返します。 |
入力情報
ServiceName 起動・停止を確認するサービス名を指定します。
ProcessName 起動・停止を確認するプロセス名を指定します。
Hostname ホスト名もしくはIPアドレスを指定します。
UserName サービスもしくはプロセスの起動・停止を確認するホストへWMIを利用して接続するユーザ名を指定します。
Password サービスもしくはプロセスの起動・停止を確認するホストへWMIを利用して接続するユーザのパスワードを 指定します。
OSType サービスもしくはプロセスの起動・停止を確認するホストのOS種別を指定します。 Windows、Linux、Solarisを指定します。
ExecUserName プロセスの起動・停止を確認するユーザ名を指定します。
ExecPassword プロセスの起動・停止を確認するために必要なパスワードを指定します。
注意事項
本ライブラリは、SSH通信もしくはWMI通信を利用して動作を実現しています。
本ライブラリを利用して各サーバに運用操作を指示する場合には、以下のソフトウェアが必要です。
注1) Windowsシステムにおいて、運用自動化サーバと連携サーバ・業務サーバ間でSSH通信を行う場合、必ず以下のソフトウェアが必要です。
SSH V2.0以上
SSHがインストールされていない環境では、OpenSSH(cygwin OpenSSH V1.7以上)をインストールしてください。
注2) UNIXシステムにおいて、SSH通信する場合、OSのバージョンによって以下のソフトウェアが必要となる場合があります。
SSH V2.0以上
Solaris9、Solaris10、Linux(RH5.0)の場合、OSの標準機能としてインストールされています。
SSHがインストールされていない環境では、OpenSSHをインストールしてください。
注3) Windowsシステムにおいて、運用自動化サーバと連携サーバ・業務サーバ間でWMI通信を行う場合、OSのバージョンによって以下のソフトウェアが必要です。
WMI SDK 1.5
Windows XP以降の場合、OSの標準機能としてWMIがインストールされています。WMIがインストールされていない環境では、WMI SDKをインストールしてください。
本ライブラリの使用にあたり、業務サーバで通信の許可が必要になる通信ポートは、TCPの22番、TCP/UDPの135番、TCP/UDPの1024番以降の動的に割り当たるポートです。
本ライブラリの使用にあたり、接続ユーザと実行ユーザが異なる場合、sudoコマンドを利用しています。Systemwalker Runbook Automationでは、対話型のコマンドが実行できないため、sudoコマンドでのパスワード入力を省略するため、業務サーバで以下の設定が必要です。
(1) SSH通信により、業務サーバにログインします。
(2) 管理者権限を持つユーザ(root)になります。
(3) sudoの設定ファイルを編集します。
# visudo |
(4) 以下のように編集します。
root ALL=(ALL) ALL user1 ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL # user1のパスワード入力を省略 user2 ALL=(ALL) PASSWD:ALL # user2はパスワード入力が必要 user3 ALL=(ALL) NOPASSWD:/sbin/ # user3のパスワード入力を省略(/sbin/以下のコマンドのみ) user4 ALL=(ALL) NOPASSWD:/sbin/shutdown # user4のパスワード入力を省略(/sbin/shutdownコマンドのみ) |
注1) 上記の設定は、Systemwalker Runbook Automationの実行以外にも影響するため、設定の際は注意してください。
注2) 業務サーバがWindows(cygwin)の場合、sudoコマンドが存在しないため、接続ユーザと実行ユーザが異なる場合はエラーとなります。そのため、業務サーバがWindows(cygwin)の場合は接続ユーザと実行ユーザに同じユーザを指定してください。
本ライブラリでは、WMI通信で発生する以下のエラーの復帰値は、すべて189となります。
WMI通信の認証に失敗しました
実行中に通信が切断しました
サーバに接続できませんでした
OS種別がWindowsの業務サーバに対して、WMI通信を利用してサービスの起動確認を行う場合、運用自動化サーバのシステムユーザの変更が必要となります。以下の手順に従って、システムユーザを管理者権限のあるユーザへ変更してください。
(1) [スタート]-[コントロールパネル]の[管理ツール]-[サービス]を起動し、Systemwalker MpMjesサービスを停止します。
(2) Systemwalker MpMjesサービスのプロパティ画面を開き、ログオンタブのアカウントに管理者権限のあるユーザを入力し、パスワードを入力して[OK]ボタンを押します。
(3) Systemwalker MpMjesサービスを起動します。
格納場所
Windows | <インストールパス>\itpm\rbaope\bin\parts\lib\ standard\swrba_service.rb |
Linux | /opt/FJSVswpm/rbaope/bin/parts/lib/standard/swrba_service.rb |