機能説明
ファイルのアクセス権限を変更します。
オプション
必須オプション
アクセス権限を変更するファイルが存在するホスト名またはIPアドレスです。
運用自動化サーバに存在するファイルのアクセス権限を変更する場合、'localhost'または'127.0.0.1'を指定します。
ホスト名またはIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。
ホスト名またはIPアドレスの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。
アクセス権限を変更するファイルの名前(絶対パスまたは相対パス)です。
ファイル名に相対パスを指定する場合、接続ユーザのカレントディレクトリからの相対パスとなります。
ファイル名を省略した場合、引数エラーとなります。
ファイル名の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。
変更するファイルの所有者のアクセス権限内容です。
実行権限(X)、読み込み(R)、書き込み(W)、すべての権限解除(C)を指定します。
アクセス権限の複数指定が可能です。
アクセス権限を指定する場合は、以下のように指定します。
権限内容 | OS種別:Linux/Solaris | OS種別:Windows |
C | すべての権限解除 | 読み取り専用 |
X | 実行権限のみ | 読み取り専用 |
W | 書き込み権限のみ | 書き込み可能 |
WX | 書き込み権限と実行権限 | 書き込み可能 |
R | 読み込み権限のみ | 読み取り専用 |
RX | 読み込み権限と実行権限 | 読み取り専用 |
RW | 読み込み権限と書き込み権限 | 書き込み可能 |
RWX | フルコントロール | 書き込み可能 |
権限内容は、半角大文字で文字の順序も上記の通り入力してください。
上記の権限内容以外を指定した場合、引数エラーとなります。
アクセス権限の内容を省略した場合、引数エラーとなります。
アクセス権限の内容の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。
変更するファイルの所有グループのアクセス権限内容です。
実行権限(X)、読み込み(R)、書き込み(W)、すべての権限解除(C)を指定します。
アクセス権限の複数指定が可能です。
アクセス権限を指定する場合は、以下のように指定します。
権限内容 | OS種別:Linux/Solaris | OS種別:Windows |
C | すべての権限解除 | - |
X | 実行権限のみ | - |
W | 書き込み権限のみ | - |
WX | 書き込み権限と実行権限 | - |
R | 読み込み権限のみ | - |
RX | 読み込み権限と実行権限 | - |
RW | 読み込み権限と書き込み権限 | - |
RWX | フルコントロール | - |
権限内容は、半角大文字で文字の順序も上記の通り入力してください。
上記の権限内容以外を指定した場合、引数エラーとなります。
OS種別がWindowsの環境に存在するファイルのアクセス権限を変更する場合、指定した内容は無効となります。
アクセス権限の内容を省略した場合、引数エラーとなります。
アクセス権限の内容の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。
変更するファイルのその他のユーザのアクセス権限内容です。
実行権限(X)、読み込み(R)、書き込み(W)、すべての権限解除(C)を指定します。
アクセス権限の複数指定が可能です。
アクセス権限を指定する場合は、以下のように指定します。
権限内容 | OS種別:Linux/Solaris | OS種別:Windows |
C | すべての権限解除 | - |
X | 実行権限のみ | - |
W | 書き込み権限のみ | - |
WX | 書き込み権限と実行権限 | - |
R | 読み込み権限のみ | - |
RX | 読み込み権限と実行権限 | - |
RW | 読み込み権限と書き込み権限 | - |
RWX | フルコントロール | - |
権限内容は、半角大文字で文字の順序も上記の通り入力してください。
上記の権限内容以外を指定した場合、引数エラーとなります。
OS種別がWindowsの環境に存在するファイルのアクセス権限を変更する場合、指定した内容は無効となります。
アクセス権限の内容を省略した場合、引数エラーとなります。
アクセス権限の内容の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。
詳細オプション
アクセス権限を変更するファイルが存在するホストへSSHを利用して接続するユーザ名です。
接続ユーザ名の入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した管理者ユーザの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。
接続ユーザ名の文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。
アクセス権限を変更するファイルが存在するホストへSSHを利用して接続するユーザのパスワードです。
接続に必要なパスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した管理者ユーザのパスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。
接続に必要なパスワードの文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。
アクセス権限を変更するファイルが存在するホストでアクセス権限を変更するユーザ名です。
ユーザ名の入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した管理者ユーザの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。
ユーザ名の文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。
アクセス権限を変更するファイルが存在するホストでアクセス権限を変更するユーザのパスワードです。
パスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した管理者ユーザのパスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。
パスワードの文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。
運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。
1~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。
(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600
完了待ち合わせ時間を省略した場合、300(秒)を指定します。
上記の範囲外の値を入力した場合、300(秒)を指定します。
運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。
0~5の範囲で指定が可能です。
(例) 起動リトライを2回行う場合:2
起動リトライ回数を省略した場合、0(回)を指定します。
上記の範囲外の値を入力した場合、0(回)を指定します。
復帰値
復帰値 | 意味 |
0 | ファイルの権限変更に成功しました。 |
161 | ファイルの権限変更に失敗しました。 |
177 | ファイルのアクセスに失敗しました。 |
187 | SSH認証に失敗しました。 |
188 | 実行中に通信が切断しました。 |
189 | サーバに接続できませんでした。 |
197 | オプションの内容に誤りがありました。 |
201 | 運用操作部品の実行がタイムアウトしました。 |
202 | 運用操作部品が実行されませんでした。 |
203 | 運用操作部品の実行が失敗しました。運用自動化サーバの環境に問題があります。 |
標準出力/標準エラー出力
標準出力には、何も出力しません。
ファイルの権限変更に成功した場合、"Success"という文字列を標準エラー出力します。
ファイルの権限変更に失敗した場合、エラー内容を文字列で標準エラー出力します。
注意事項
本運用操作部品は、SSH通信を利用して動作を実現しています。
運用操作部品を利用して各サーバに運用操作を指示する場合には、以下のソフトウェアが必要です。
注1) Windowsシステムにおいて、運用自動化サーバと連携サーバ・業務サーバ間でSSH通信を行う場合、必ず以下のソフトウェアが必要です。
SSH V2.0以上
SSHがインストールされていない環境では、OpenSSH(cygwin OpenSSH V1.7以上)をインストールしてください。
注2) UNIXシステムにおいて、SSH通信する場合、OSのバージョンによって以下のソフトウェアが必要となる場合があります。
SSH V2.0以上
Solaris9、Solaris10、Linux(RH5.0)の場合、OSの標準機能としてインストールされています。
SSHがインストールされていない環境では、OpenSSHをインストールしてください。
本運用操作部品の使用にあたり、業務サーバで通信の許可が必要になる通信ポートはTCPの22番です。
ファイルのアクセス権限変更の対象となるファイル名には、半角英数字と以下の記号のみを利用してください。
利用可能な記号:「!」「~」「_」「-」「.」
復帰値の確認は、BPMコンソールを用いて行います。詳細については、“Systemwalker Runbook Automation 管理ガイド”の“伝票の処理状態確認”を参照してください。
202、203の復帰値が出力された場合は、運用フローが異常終了しています。運用自動化サーバ(Windows(R)の場合はイベントログ上、Solaris/Linuxの場合はシステムログ上)に出力されているメッセージを確認し、適切な対処を実施してください。メッセージの詳細については、“Systemwalker Runbook Automation メッセージ集”を参照してください。